東方ファイトスレ @まとめウィキ

44スレ第10戦(1)

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集


「という事で――」
「異議あり!そんな新婚旅行みたいな事認められるわけ無いでしょ!」
「そうよ、『私の』魔理沙があんな眼鏡モヤシと二人旅なんて」
「あら、紫モヤシの同属嫌悪?」
「……審判、一人欠員が出ても誤差の範囲よね?」
「……(今更『魔理沙の家の大掃除ついでに不用品引取りをやっていた』
なんて言っても誰も信じてくれないんだろうな)」
「私も魔理沙と旅行したいなー」
「うーむ、しかし全員で旅行って訳にも行かんだろうし」
「なー審判、別にチームごとの行動でなくてもいいよね?」
「ふむ……そうですね。その場合スコアは個別に算定し、魔理霖チームは人数差から倍付けとなりますが」
「問題ないわ!これで晴れて私と魔理沙の新婚旅行ができるわね!」
「黙れ未熟者。あんたに魔理沙じゃ釣り合わないわ、やっぱり私が……」
「ずるーい!私も魔理沙と新婚旅行する!」
「……(まあ、全員で旅行にすればいいか。何なら僕は一人旅でもいいんだし……)」
「それじゃあさ、私とこいつで行くから、そっちは四人で行くといいよ」
「むっ!?」
「そ、それなら公平だな。三人とも文句は無いだろ?」
「まあ娘二人連れての家族旅行だと思えば」
「えーと、消極的に特急乗り継ぎの時間差を利用するには……」
「わーい!いっぱい楽しもうね!」
「……その、僕は……」
「察しておくれよ。私ゃあっちの空気にゃ馴染めないし、あんたも無理だろ?
それに思い出を作るとなれば、一人よりは二人の方がいいじゃないか」
「……確かに筋は通るが……」
「では問題無いようですのでそのように。なおフランドールの羽根及び日光への弱さ、
萃香の角についてはこちらで何とか処理をしますのでご安心下さい」
「とか言いながらノコギリを構えてるのはどうしてだい?」
「…………軽いジョークです」
「……(今目がマジじゃなかったか?)」

そんなこんなで外界に現れた六人。
起点には現代日本の中心として東京都新宿区は東京都庁前が選ばれた。
魔理沙を中心とする少女四人はアリスとパチュリーの調べた情報を元に
新宿から始まって原宿やら秋葉原やら巣鴨やら都下やら、割と節操なく都内各所を散策していった。
そして霖之助と萃香は――

「さて、僕らも出発しようか。目的地は大江山って事で、まずは新幹線かな?」
「……ふぇ……うわぁぁぁん!」
「えっ……おい、どうしたんだ急に――」
「こんにちは。妹さん、どうかしましたか?何でしたらそこの署で一休みされては」
「いや、別に……おい萃香、なんだってこんな――」
「うわぁぁぁん!こわいよぉぉぉぅ!」
「……あぁ本部、都庁前で不審人物を発見、確保しますので応援をお願いします」
「なっ……違う!これは泣き真似だ!おい萃香、いい加減に――」
「まあ詳しい話は署で聞きましょう。なに、寒い思いはさせませんよ。飯は不味いかも知れませんがね」

魔理沙一行を見送った霖之助と萃香だったが、急に萃香が泣き真似を始めた。
幻想郷であれば笑い話で済んだのだろうが、今は外界、しかも萃香の角は隠されている。
線の細いインドア派の霖之助が大声で泣く少女――外見上は幼女と言ってもいい、
そんな萃香と一緒に居れば、どうなるかは推して知るべし。

結果:霖之助の思い出がぶっちぎりで最低最悪だったため総合評価で三魔女+鬼の勝ち

「いやー、面白い所だったぜ。すぐ隣の町なのに全然雰囲気が違ったり……
自然が無いとか言ってたけど、ある所にはたっぷりあったしな」
「ふーん、そりゃーよかった」
「そういえば香霖はどうしたんだ?」
「さてねえ、今頃閻魔が身元引受人で出向いてるんじゃない?」
「なんだそりゃ?」
































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