東方ファイトスレ @まとめウィキ

44スレ第26戦(4)

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集


幻想郷にはランズ保険機構と謂われる物があり、このマヨヒガに本部がある。
ランズは通常の保険会社ではなく個人の集団で、メンバーは凡そ三十名、その何れもが幻想郷の重鎮で、人里の大商人や妖怪の山の天魔、また由緒正しい家柄の吸血鬼と怱々たる顔触ればかりである。
然し、メンバーになる為には厳格な審査を通過しなければ為らないが、大まかに言ってしまえば
①人との約束を決して破らない程度の誠実さ
②大富豪である
…と言った所だろうか。

ではランズの仕組みを説明しよう。
仮に、紅魔館から命蓮寺まで紅美鈴が造った陶器を運ぶ聖輦船に保険が掛けられたとする。
藍「紅魔館から命蓮寺まで、荷は陶器類。事故等の為聖輦船ごと失われた場合を想定して保険金は肆佰萬圓、さあどなたか。」
霊夢(命蓮寺なら幽香や紫が何かしでかす危険性も無いけど…。)
レミリア(比較的安全な輸送、然しフランやこいしの無差別テロの可能性も否めないわ。)
魔理沙父「よし、保険料拾萬圓。」
藍「拾萬圓が出ました、他には?」
天魔「撥萬圓。」
霊夢「漆萬圓。」
レミリア「禄萬伍仟圓。」
依姫「伍萬圓。」
レミリア(伍萬か、…それ以下じゃ無理ね。)
藍「他にありませんか?…無い様です、ではこの保険は伍萬圓で綿月依姫様が落札されました。」

つまりランズという組織ではなくメンバーが個人で保険を引き受けるのである。
そして聖輦船が紅魔館から出発し、無事命蓮寺に着けば依姫は何の苦労もせずに保険料のうち九割である肆萬伍仟圓を受け取れる(一割は手数料としてランズが受け取る)のだが、万一聖輦船や荷物等に何かあった場合、依姫が自らの財産から莫大な保険金を支払う事になる。
つまりはハイリスクハイリターンな博打、と言っても差し支え無かろう(だからこそ皆、保険を請け負う時は真剣になる)。

その為、例え保険料が高くてもリスクが大きすぎると判断した場合には当然以下の様になり、保険は成立しない。
藍「八雲紫の靴下を無縁塚にて廃棄処分する為の機材の搬入、及び人員の生命保険です。保険料は佰萬圓、然し保険料は依頼主から弐拾萬圓が提示されています。」
霊夢(紫の靴下!?この世で最も危険なブツじゃないの!!)
レミリア(真昼に日傘無しで外に出る様な行為だわ!!)
藍「どうしました?作業が無事に終われば黙って拾撥萬圓が手に入るのですよ、おまけに式神が二匹護衛につくのです。」
霊夢(それだけ危険って事じゃない…!!)
レミリア(くわばらくわばら…。)
藍「さあ、どなたか…どなたか!!」
一同「…(無言)。」


だからこそ、
夢美「この可能性空間移動船にはランズの保険が掛けられているわよ。」
げげろげろ「それなら安心だ、じゃあ乗ろう。」
…という会話が成り立つ程までに

ランズ=安全

の図式が確立している訳である。

結果:こんな危険な保険、誰が請け負うものか。ノーゲーム。






















































タグ:

霊夢 レミリア
+ タグ編集
  • タグ:
  • 霊夢
  • レミリア
ウィキ募集バナー