橙「えーと、藍さまが言ってたのは、これとこれと……」
お燐「きのこなら地底でもよく見るし、勝負にならないんじゃないかねぇ」
ナズ「まったくだ。私のネズミたちが使えなくても、この鼻だけでも負けは無いね」
勝負開始と同時に、どうぶつチームは素早く展開し、目につく所の食用きのこを採って行く。
人間チームが少し遅れて着く頃には、めぼしいきのこは採り尽くされている。
そんな一方的な展開が続き、審判映姫の笛の音により全員が呼び戻された。
お燐「きのこなら地底でもよく見るし、勝負にならないんじゃないかねぇ」
ナズ「まったくだ。私のネズミたちが使えなくても、この鼻だけでも負けは無いね」
勝負開始と同時に、どうぶつチームは素早く展開し、目につく所の食用きのこを採って行く。
人間チームが少し遅れて着く頃には、めぼしいきのこは採り尽くされている。
そんな一方的な展開が続き、審判映姫の笛の音により全員が呼び戻された。
映姫「さて、判定に入ります」
橙「えっへん!」
お燐「どうだい、この量」
ナズ「多少齧られてしまったが、まだまだ十分だろう」
映姫「なるほど、これは素晴らしいですね。後で里の者に振舞いましょう。さて、そちらは……」
咲夜「確認するけど、食べられれば良いのよね?」
映姫「ええ、そういう競技ですので」
早苗「じゃあ、私たちはこれで」
妖夢「よいしょっ……ふぅ、ちょっと重かったですね」
人間チームが出したのは、漫画か図鑑でしか見ないような、極めてカラフルなきのこたち。
しかもどうぶつチームがスルーした、食用によく似た毒きのこの類すら採り込んでいる。
お燐「……え?いや、ちょっと……」
ナズ「……これは勝負あったな」
咲夜「ええ、勝負あったわね。美鈴、残さず食べるのよ?」
美鈴「うーん、咲夜さんの愛で、なんだか胸がきゅんきゅんするし頭はくらくらするし……」
妖夢「幽々子お嬢様、採れたてですよ」
幽々子「それなら、この可愛い色のからいただこうかしら」
早苗「さあ神奈子さま、諏訪子さま、たっぷりありますからどんどん食べて下さいね!」
諏訪子「……神奈子、私が全部食べるから……後はお願いね」
神奈子「諏訪子……無理しちゃって……」
お燐「く、食ってる……」
橙「あっ、あれは藍さまが猛毒だから絶対食べるなって……」
ナズ「なるほど、食べられれば良いという事か……」
映姫「そうですね。敢えて私情は挟まずに判定します。この勝負、人間チームの勝ちです」
橙「えっへん!」
お燐「どうだい、この量」
ナズ「多少齧られてしまったが、まだまだ十分だろう」
映姫「なるほど、これは素晴らしいですね。後で里の者に振舞いましょう。さて、そちらは……」
咲夜「確認するけど、食べられれば良いのよね?」
映姫「ええ、そういう競技ですので」
早苗「じゃあ、私たちはこれで」
妖夢「よいしょっ……ふぅ、ちょっと重かったですね」
人間チームが出したのは、漫画か図鑑でしか見ないような、極めてカラフルなきのこたち。
しかもどうぶつチームがスルーした、食用によく似た毒きのこの類すら採り込んでいる。
お燐「……え?いや、ちょっと……」
ナズ「……これは勝負あったな」
咲夜「ええ、勝負あったわね。美鈴、残さず食べるのよ?」
美鈴「うーん、咲夜さんの愛で、なんだか胸がきゅんきゅんするし頭はくらくらするし……」
妖夢「幽々子お嬢様、採れたてですよ」
幽々子「それなら、この可愛い色のからいただこうかしら」
早苗「さあ神奈子さま、諏訪子さま、たっぷりありますからどんどん食べて下さいね!」
諏訪子「……神奈子、私が全部食べるから……後はお願いね」
神奈子「諏訪子……無理しちゃって……」
お燐「く、食ってる……」
橙「あっ、あれは藍さまが猛毒だから絶対食べるなって……」
ナズ「なるほど、食べられれば良いという事か……」
映姫「そうですね。敢えて私情は挟まずに判定します。この勝負、人間チームの勝ちです」
その後、人里ではきのこ料理が振舞われ、永遠亭には二人の急患が運び込まれたのだった。