28スレ第30戦 - 東方ファイトスレ @まとめウィキ

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天子「ちょっと審判、これはどういう事なの！？」
映姫「はい、お怒りもごもっともです。しかし東方ファイトですので、
危険なダイビングですがなにとぞご理解を頂いて……」
天子「そこじゃないわよ。どうして『無傷』限定なの！？
怪我しないのが解ってたらワクワク感も何もあったもんじゃないわよ！」
映姫「……いいからさっさと始めて下さい」

橙「いっきまーす！」
映姫「先攻の橙はゴリアテの頭上からですか。まあ普通の相手なら十分な高さですね」
ゴリアテの体を駆け上がった橙は、地上に向けて手を振ると、早速ダイブ。
飛翔毘沙門天よろしく大回転をしながら、高さを物ともしない見事な四つ足着地を決める。
橙「こんなとこだね！」
天子「この程度で勝ったつもりなんて、笑っちゃうわね」
映姫「笑うのはかまいませんが、地上からは落ちられませんよ？」
天子「どこからでも同じよ。見てなさい、要石『天地開闢プレス』」
橙「翔んだ！？」
映姫「高い……橙、恐らくこの後、要石ごと降って来ます。退避しますよ」
橙「う、うんっ」

天子「比那名居の天人として、非力な妖怪風情に負けるわけには行かないのよねぇ。
さて、格の違いを見せ付けるために、もう少し上を目指そうかしら……えっ、空にスキマ！？」
スキマ「（ぺっ）」
天子「あばばばばば（ずざざざざざーっ）」
橙「わぁっ！？後ろから何か出てきたよ！？」
映姫「これは……彼女は上空に飛んでいたはず。それがどうしてこんな事に？」
紫「あぁ、ファイトだったのね。結界に超高速で近付く飛翔体があったんで、ついスキマ送りにしちゃったわ」
橙「あの天人ぼろぼろだよ……」
映姫「あれだけの運動量、要石も使わずにその身で受けたのですから、当然の結果ですね」
紫「まあいいんじゃないの、嬉しそうだし」
天子「うふ……うふふ……か・い・か・ん♪」
映姫「この勝負は橙の勝ちとして……あれを上空に送り戻してもらえませんか？」
紫「嫌よ、そんなのあいつが喜ぶだけじゃない」
映姫「こうならないように、無傷の限定をかけたというのに……」

結果：落ちるために飛び過ぎた天子が、幻想の結界により地上に送り返されて怪我をしたため、橙の勝ち。

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