霊夢に悪戯をして困らせる。
一見何の変哲もないお題だが、実は半端な難題より難しい。
まず霊夢に何か仕掛けるのが難しい。何にせよあの勘である。
次に霊夢を困らせるのが難しい。あの天衣無縫ぶりである。
そして最後に、仕掛けた上で困らせたとなると、無事でいるのが難しい。
正攻法ではいかんともし難いと考えたメルランは、サニーに先手を譲る。
サニーの方は、経験的に仕掛けるのが至難であると知ってはいるのだが、
後手に回って警戒されるよりはと、とにかく先手を取り、あれやこれやと悪戯を仕掛ける。
しかし一人という事もあって、いつぞやの年明けのように上手くは行かず、逃げ帰るばかりである。
一見何の変哲もないお題だが、実は半端な難題より難しい。
まず霊夢に何か仕掛けるのが難しい。何にせよあの勘である。
次に霊夢を困らせるのが難しい。あの天衣無縫ぶりである。
そして最後に、仕掛けた上で困らせたとなると、無事でいるのが難しい。
正攻法ではいかんともし難いと考えたメルランは、サニーに先手を譲る。
サニーの方は、経験的に仕掛けるのが至難であると知ってはいるのだが、
後手に回って警戒されるよりはと、とにかく先手を取り、あれやこれやと悪戯を仕掛ける。
しかし一人という事もあって、いつぞやの年明けのように上手くは行かず、逃げ帰るばかりである。
そこでメルランは一計を案じた。
まずは魔理沙をけしかけ、博麗神社での宴会を企画させる。
それを各所に触れて回り、宴会の規模を大きくさせる。
そして仕上げに自ら宴会に参加し、躁の音楽でひたすら会場を盛り上げた。
いくら酒に強い幻想郷の住人とはいえ、躁の音楽をBGMに夜通し飲み続ければ流石に疲れもするわけで、
霊夢といえどもその例に漏れず、お行儀悪く欠伸を漏らしながら、雑に片付けを済ますと昼まで寝ようと布団を用意する。
刺すような朝日を障子で遮り、布団に入ろうとしたところで、外が騒がしくなった。
まずは魔理沙をけしかけ、博麗神社での宴会を企画させる。
それを各所に触れて回り、宴会の規模を大きくさせる。
そして仕上げに自ら宴会に参加し、躁の音楽でひたすら会場を盛り上げた。
いくら酒に強い幻想郷の住人とはいえ、躁の音楽をBGMに夜通し飲み続ければ流石に疲れもするわけで、
霊夢といえどもその例に漏れず、お行儀悪く欠伸を漏らしながら、雑に片付けを済ますと昼まで寝ようと布団を用意する。
刺すような朝日を障子で遮り、布団に入ろうとしたところで、外が騒がしくなった。
メルラン「はーい皆さーん、博麗神社に着きましたよー」
嫌な予感のした霊夢が外を確認すると、メルラン率いる里人の集団が神社にやって来ていた。
霊夢「なにこれ……なんでこんな朝早くから……」
メルラン「早朝参拝ツアーよ。朝の神社は霊験あらたかだって教えてあげたの」
霊夢「別に昼でも夜でも霊験あらたかよ」
メルラン「ほら、折角の参拝客よ?巫女たる者が寝てて良いのかしら」
霊夢「別に寝てたって参拝は出来るでしょ」
メルラン「ふぅーん……みなさぁーん、今日は巫女さん不在だから霊験は無いそうですよー」
(ざわざわ)
霊夢「ちょっと待ちなさいよ、折角のお賽銭を!あーもう、出てけばいいんでしょ、出てけば!」
嫌な予感のした霊夢が外を確認すると、メルラン率いる里人の集団が神社にやって来ていた。
霊夢「なにこれ……なんでこんな朝早くから……」
メルラン「早朝参拝ツアーよ。朝の神社は霊験あらたかだって教えてあげたの」
霊夢「別に昼でも夜でも霊験あらたかよ」
メルラン「ほら、折角の参拝客よ?巫女たる者が寝てて良いのかしら」
霊夢「別に寝てたって参拝は出来るでしょ」
メルラン「ふぅーん……みなさぁーん、今日は巫女さん不在だから霊験は無いそうですよー」
(ざわざわ)
霊夢「ちょっと待ちなさいよ、折角のお賽銭を!あーもう、出てけばいいんでしょ、出てけば!」
その後、徹夜宴会の酒と眠気を引き摺ったまま参拝客の相手をした霊夢は、
確認に来た映姫に対しメルランのいたずらの方がタチが悪いと答えたのだった。
確認に来た映姫に対しメルランのいたずらの方がタチが悪いと答えたのだった。
結果:徹夜宴会からの参拝客対応という罠を仕掛けたメルランの勝ち。