紅美鈴は少し後悔していた。
ラーメンを作ってくれとは言ったものの、門番という典型的な肉体労働の最中は寧ろ甘いものの方がいいのだが、その事を忘れていたのだ。
ラーメンを作ってくれとは言ったものの、門番という典型的な肉体労働の最中は寧ろ甘いものの方がいいのだが、その事を忘れていたのだ。
美鈴「…まあ頼んだ以上は食べないと…、おや?魔梨沙がこんな所に何の用だろう?」
魔梨沙「うふ、うふふ、うふふふふふふふ。アリスヤからラーメンの出前に来たわよ(はぁと)。」
美鈴「成る程、最近アリスさんが新規にバイトを雇ったと聞いていたけど魔梨沙の事だったのか。」
魔梨沙「魔梨沙特製のスペシャルラーメンお待たせ~!!」
魔梨沙「うふ、うふふ、うふふふふふふふ。アリスヤからラーメンの出前に来たわよ(はぁと)。」
美鈴「成る程、最近アリスさんが新規にバイトを雇ったと聞いていたけど魔梨沙の事だったのか。」
魔梨沙「魔梨沙特製のスペシャルラーメンお待たせ~!!」
その言葉を聞いて一抹の不安を感じた美鈴。
然し、そのラーメンは…。
然し、そのラーメンは…。
美鈴「美味しいですよこれ!!」
ラーメンの麺に見えるのは実はプリン。
スープを模したカラメルソース、更には具材は全てプリンアラモードにトッピングされた物。
セットで付いてきたエビフライも何と良く出来たアイスクリーム!!
スープを模したカラメルソース、更には具材は全てプリンアラモードにトッピングされた物。
セットで付いてきたエビフライも何と良く出来たアイスクリーム!!
美鈴「御馳走様でした~!!お代は掛け伝票で。」
魔梨沙「ありがと~(はぁと)。」
魔梨沙「ありがと~(はぁと)。」
そして翌日の夜勤…。
霊夢「(物凄く欝な表情で)…お待たせ…。」
美鈴「遅っ!!何で一日遅れで出前が来る!?」
霊夢「…うちのマイスターが完璧なラーメンじゃないと食べさせる気になれない…って丸一日厨房に閉じ篭っていたのよ…。」
美鈴「…で、その"完璧なラーメン"とやらは…?」
霊夢「…こ、これよ…。」
美鈴「…な、何とも見るからに毒々しいラーメン、というかこれは本当に食べられるブツなのだろうか…!?」
霊夢「…そう思ってレシピを持って来たわ…。」
美鈴「遅っ!!何で一日遅れで出前が来る!?」
霊夢「…うちのマイスターが完璧なラーメンじゃないと食べさせる気になれない…って丸一日厨房に閉じ篭っていたのよ…。」
美鈴「…で、その"完璧なラーメン"とやらは…?」
霊夢「…こ、これよ…。」
美鈴「…な、何とも見るからに毒々しいラーメン、というかこれは本当に食べられるブツなのだろうか…!?」
霊夢「…そう思ってレシピを持って来たわ…。」
レシピは鈴仙の字で書かれていた。
ラーメンの麺に染み込ませたブルーアルラウネのエキスにブラックロータスのスープ、チャーシューは国士無双の薬で煮込み…、とここまで読んで美鈴はレシピを投げ捨てる。
ラーメンの麺に染み込ませたブルーアルラウネのエキスにブラックロータスのスープ、チャーシューは国士無双の薬で煮込み…、とここまで読んで美鈴はレシピを投げ捨てる。
美鈴「う…、うどん屋、ってあの…!!」
霊夢「…そうよ、鈴仙がレミリアから資金を出してもらって作ったお店よ…。…給料がいい上に賄いが無料だから応募したけど…!!」
美鈴「…霊夢さんでさえ毒味役にするとは何という蛮行…!!」
霊夢「…そうよ、鈴仙がレミリアから資金を出してもらって作ったお店よ…。…給料がいい上に賄いが無料だから応募したけど…!!」
美鈴「…霊夢さんでさえ毒味役にするとは何という蛮行…!!」
この後、美鈴もうどん屋のどk…もとい従業員になる訳だが、それはまた別の話で。
結果:おやつにぴったりのラーメンを作った魔梨沙の勝ち