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6スレ第5戦

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匿名ユーザー

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 何かと因縁のある魔法使い二人がアイドル対決で激突!
 このニュースは瞬く間に幻想郷を駆け巡り、対決の当日には人妖を問わず人間の里に用意された特設ステージへと大勢の観衆が殺到した。
 当然だが、そんな大勢が収容できるほど会場は広くないため、観戦チケットを入手できなかった者は『ゆかりんのスキマ中継』によって勝負の行方を見守ることとなった。

 今回の対決には両者ともに何かの秘策を用意しているようだが、それが何なのかは誰にも明かされていない。
 厳正なる抽選の結果、先に歌うこととなったパチュリーが入場してきた途端、会場は騒然となった。
「はぁ~ぃ、みんなぁ~。大腸菌摂ってるぅ~?」
 黒いゴスロリ服に身を包み、さらに黒い翼まで付けたパチュリーの声が会場に響き渡る。
「今日はぁ~、みんなに聴いてもらいたい歌があるのぉ~。ダンスも一生懸命練習したからみんな私を応援してねぇ~」
 観衆は皆、普段のイメージからあまりにもかけ離れたパチュリーの様子に言葉を失った。

 静寂の中、ミュージックがスタートしてパチュリーがダンスとともに歌い出す。
「や ら な い か ?」(参考資料 = ttp://www.youtube.com/watch?v=qgiOKM9O3sM)
 ステージの上、ノリノリで歌って踊るパチュリーを見たら、普段は喘息に苦んでいるなどと誰が信じられようか。
 だが、そのように瑣末なことはどうでもいい……そう思わせるだけの何かを今のパチュリーは全身から発している。
 歌い終わったパチュリーが満面の笑顔で観客席に手を振る。やはり無理のある運動をしたためか顔を紫色に染めて。
 しかし、拍手は起こらなかった。
 観衆は皆、あまりに想定外の出来事だったために状況を把握できない……いや、思考そのものが停止してしまったのだ。

 不穏な雰囲気の中、続く魔理沙の出番となった。
 いつもの服にいつもの帽子。普段と変わらぬ魔理沙がそこには……いなかった。
 表情は緩み、虚ろな目で虚空を見つめている。
「うぅぉう~。中毒になっちまったぜぇ~……。お前らぁ~! いぃから私の歌を聴けぇ~!!」
 別世界の音とすら思えるミュージックが響き、魔理沙が歌い出す。

 ―― 誠に申し訳ありませんが、大人の都合によって番組を放送することができません ――

 映像が復帰したとき、ステージの上に魔理沙の姿はなかった……。

 結果:キノコ中毒から脱却していない魔理沙が、永琳によってドクターストップ&強制入院させられたため、パチュリーの勝利。



























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