底の見えない冥界と現世をつなぐ階段。
幻想郷の住人達が見守る中、博麗の巫女と神主がここを滑り降りるのだ。
博麗巫女、霊夢の乗り物はもちろん座布団。玄爺はとっくにお役ご免である。
一方で博麗神主、ZUNが用意したのは一つの酒樽だった。
もちろんこの酒樽、ただの酒樽ではない。
萃香の持つ瓢箪の強化版とも言える、【無限の酒造】の酒樽である。
誰もがそれを見て考えた、その無限の酒を噴射力にして飛んでいくのだと。
幻想郷の住人達が見守る中、博麗の巫女と神主がここを滑り降りるのだ。
博麗巫女、霊夢の乗り物はもちろん座布団。玄爺はとっくにお役ご免である。
一方で博麗神主、ZUNが用意したのは一つの酒樽だった。
もちろんこの酒樽、ただの酒樽ではない。
萃香の持つ瓢箪の強化版とも言える、【無限の酒造】の酒樽である。
誰もがそれを見て考えた、その無限の酒を噴射力にして飛んでいくのだと。
だが、それは大きな間違いだった。
神主が一滴たりとも酒を無駄にするはずがないのだ。
その酒はすなわち、神主の力の源というだけでしかない。
神主が一滴たりとも酒を無駄にするはずがないのだ。
その酒はすなわち、神主の力の源というだけでしかない。
魔理沙のマスタースパークの合図と共に、二人が一気に駆け下りていく。
霊夢が座布団で猛スピードで下っていく中、神主は一段一段その足で降りていく。
しかも酒樽を担いだまま。
だが、事態が動いたのは神主が一度目の休憩で酒樽に口を当てたときだった。
「ンフフ、石段をつまみにお酒を飲むのも飽きましたね」
瞬時にその酒樽の中にあった酒は飲み干され、
それと同時に、神主をすざましい酒気【オーラ】が包み込む。
そう、それこそが、呑兵衛モードの開眼の証なのだ。
そこにいるのは、もはや神主ではない。一人の酒飲みだ。
文花帖を2ヶ月で作ったと噂される、ただの呑兵衛プログラマーだ。
霊夢が座布団で猛スピードで下っていく中、神主は一段一段その足で降りていく。
しかも酒樽を担いだまま。
だが、事態が動いたのは神主が一度目の休憩で酒樽に口を当てたときだった。
「ンフフ、石段をつまみにお酒を飲むのも飽きましたね」
瞬時にその酒樽の中にあった酒は飲み干され、
それと同時に、神主をすざましい酒気【オーラ】が包み込む。
そう、それこそが、呑兵衛モードの開眼の証なのだ。
そこにいるのは、もはや神主ではない。一人の酒飲みだ。
文花帖を2ヶ月で作ったと噂される、ただの呑兵衛プログラマーだ。
酒を楽しむ場所を求めたZUNのパワーは常軌を逸していた。
身体から放出されるアルコールの蒸発をコントロールし、
ジェット噴射のごとく自らの身体を白玉楼の階段の下側へと撃ち放つ。
先行していた霊夢だったが、その迫り来るアルコールの匂いをかいだ頃には、
既にZUNの姿は彼女の視界の遙か先に背中だけが見えるだけだった。
身体から放出されるアルコールの蒸発をコントロールし、
ジェット噴射のごとく自らの身体を白玉楼の階段の下側へと撃ち放つ。
先行していた霊夢だったが、その迫り来るアルコールの匂いをかいだ頃には、
既にZUNの姿は彼女の視界の遙か先に背中だけが見えるだけだった。
勝負は決した。
霊夢が下についたときには、
酔い潰れ、楽器だけが夢心地な演奏を繰り広げるプリズムリバー三姉妹の中央で、
ちびちびと晩酌を楽しむ神主の姿があったのである。
霊夢が下についたときには、
酔い潰れ、楽器だけが夢心地な演奏を繰り広げるプリズムリバー三姉妹の中央で、
ちびちびと晩酌を楽しむ神主の姿があったのである。