十六夜咲夜VSレティ・ホワイトロック。勝負内容はバナナの皮で上手く転ばせた人数を競う。
二人が先行後攻に分かれ、十人の通行人にバナナトラップを設置し成功した数を競うというルールである。
普段の東方ファイトは観客を呼んで大々的に行われるが、今回は勝負の性質上秘密裏に。
選手二人と審判四季映姫のみで行われる事となった。ちなみに会場は人里の中心からから少し離れた街道。
二人が先行後攻に分かれ、十人の通行人にバナナトラップを設置し成功した数を競うというルールである。
普段の東方ファイトは観客を呼んで大々的に行われるが、今回は勝負の性質上秘密裏に。
選手二人と審判四季映姫のみで行われる事となった。ちなみに会場は人里の中心からから少し離れた街道。
映姫は考える。どう考えてもこの勝負は咲夜が圧倒的に有利だ。
何せ時を止められる。人が足を踏み出した瞬間時を止め、その下にバナナの皮を置けばいいだけだ。とてつもなく情けない能力の使用法ではあるが…
しかもレティはこの暑さの中無理矢理呼び出せれたせいで「暑いわ~」を連呼するだけ。あまりやる気はない様子。
果たして勝負になるのか…?
何せ時を止められる。人が足を踏み出した瞬間時を止め、その下にバナナの皮を置けばいいだけだ。とてつもなく情けない能力の使用法ではあるが…
しかもレティはこの暑さの中無理矢理呼び出せれたせいで「暑いわ~」を連呼するだけ。あまりやる気はない様子。
果たして勝負になるのか…?
先行は咲夜。早速一人目が歩いてくる。時を止め、バナナを足元にセット。そして時は動き出す!
これで一人目…とは行かなかった。バナナをいきなり踏んで多少足を滑らせたものの、踏みとどまったのだ!
これで一人目…とは行かなかった。バナナをいきなり踏んで多少足を滑らせたものの、踏みとどまったのだ!
よくよく考えれば当たり前だ。人間バナナを踏んだぐらいではそう簡単に転ばない。
そしてついに十人終了。なんと咲夜の結果は「ゼロ」であった。
そしてついに十人終了。なんと咲夜の結果は「ゼロ」であった。
続いてレティ。レティは別に何か能力を使おうともせず、無造作に道端にバナナを置く。丸見えだ。
ただでさえ踏んでも転ばないのに、これでは踏んでもらう事さえできない。
やっぱりレティはやる気がないのか。ああ結局この勝負はグダグダで終わってしまう。映姫はそう考えうなだれた。
ただでさえ踏んでも転ばないのに、これでは踏んでもらう事さえできない。
やっぱりレティはやる気がないのか。ああ結局この勝負はグダグダで終わってしまう。映姫はそう考えうなだれた。
通行人がやってきた。通行人はバナナに気づかず踏んだ。そして…見事に転んだ。
!?
何が起きたのか!?この時点でレティの勝利であるが…映姫も咲夜も理解できず唖然とするのみだった。
当のレティはまだ「暑いわ~」とダラけているだけ。
当のレティはまだ「暑いわ~」とダラけているだけ。
その謎は、次の通行人によって解決された。次の通行人は二人だった。
一人の男が、またバナナを踏んで転ぶ。
一人の男が、またバナナを踏んで転ぶ。
「いたっ!何だよコレ~?バ、バナナの皮!?」
「…うわ…何おまえ?バナナの皮踏んで転んだの?…今時そんなギャグ…寒いわ…」
「…うわ…何おまえ?バナナの皮踏んで転んだの?…今時そんなギャグ…寒いわ…」
四季映姫が声高に叫ぶ
「『寒さを操る程度の能力』により、レティ・ホワイトロックの勝利!」