藤原妹紅は燃えていた。
普段から不死鳥として燃えてはいるのだが、今日は格別だ。
ファイトのお題はカリスマ検定、しかも最高難度のLunaticである。
藤原一門の名誉を示すのに、これ以上の好機は無い。
いつもの火の鳥の羽に加え、不死鳥の尾やら滅罪寺の影やら徐福時空へのゲートやら、
五色の瑞亀やら蓬莱人形やら土爪やら、もうとにかく背後から足元から色々あふれ出していた。
洋装の貴人が落ち着くよう忠告をしているのだが、それも耳に入っているのかどうか。
最高潮のテンションと燃える情熱を内に秘めて、妹紅はファイト会場に到着した。
普段から不死鳥として燃えてはいるのだが、今日は格別だ。
ファイトのお題はカリスマ検定、しかも最高難度のLunaticである。
藤原一門の名誉を示すのに、これ以上の好機は無い。
いつもの火の鳥の羽に加え、不死鳥の尾やら滅罪寺の影やら徐福時空へのゲートやら、
五色の瑞亀やら蓬莱人形やら土爪やら、もうとにかく背後から足元から色々あふれ出していた。
洋装の貴人が落ち着くよう忠告をしているのだが、それも耳に入っているのかどうか。
最高潮のテンションと燃える情熱を内に秘めて、妹紅はファイト会場に到着した。
チルノ「おっす!今日のカリスマ検定はあたいが審査員だ!」
妹紅は真っ白な灰になった。
~リザレクション~
妹紅「ちょっと待て!これはどういう事だ!」
諏訪子「これ以上無いぐらいLunaticだと思うけどねぇ」
???「(じゅるり)」
妹紅「出てる!帽子からなんかはみ出してる!」
???「(ささっ)」
チルノ「お?別にふつーの帽子だぞ」
諏訪子「そうよ。大体はみ出すって、何か入ってるみたいな言い方じゃない」
妹紅「え?だってほら、さっき……あれ……?」
気のせいだったかと、目を閉じて擦る妹紅。そして再び目を開けると――
妹紅「……あれ?」
???「(けふっ)」
妹紅「食われてるーっ!?」
諏訪子「やぁねぇ、私は何も食べてないわよ?」
妹紅「おまえじゃなくてそっちの帽子だ!こうなったら力尽くだ、『フジヤマヴォルケイノ』!」
???「(ぷすぷす)」
諏訪子「何するのよ、帽子が黒コゲじゃないの!」
妹紅「危ない所だった……だがこれでチルノの奴も助かって――」
チルノ?「(どろどろ)」
妹紅「溶けてるーっ!」
諏訪子「そりゃあんたの熱量を浴びりゃ溶けるわよ」
妹紅「ちょ、ちょっと待ってろ、すぐ復活させるから……(あたふた)」
諏訪子「これ以上無いぐらいLunaticだと思うけどねぇ」
???「(じゅるり)」
妹紅「出てる!帽子からなんかはみ出してる!」
???「(ささっ)」
チルノ「お?別にふつーの帽子だぞ」
諏訪子「そうよ。大体はみ出すって、何か入ってるみたいな言い方じゃない」
妹紅「え?だってほら、さっき……あれ……?」
気のせいだったかと、目を閉じて擦る妹紅。そして再び目を開けると――
妹紅「……あれ?」
???「(けふっ)」
妹紅「食われてるーっ!?」
諏訪子「やぁねぇ、私は何も食べてないわよ?」
妹紅「おまえじゃなくてそっちの帽子だ!こうなったら力尽くだ、『フジヤマヴォルケイノ』!」
???「(ぷすぷす)」
諏訪子「何するのよ、帽子が黒コゲじゃないの!」
妹紅「危ない所だった……だがこれでチルノの奴も助かって――」
チルノ?「(どろどろ)」
妹紅「溶けてるーっ!」
諏訪子「そりゃあんたの熱量を浴びりゃ溶けるわよ」
妹紅「ちょ、ちょっと待ってろ、すぐ復活させるから……(あたふた)」
その後、妹紅の蓬莱パワーにより復活したチルノが「蓬莱人すげぇ!」と感動した事により、
うやむやの内に妹紅が勝利した事になってしまった。
うやむやの内に妹紅が勝利した事になってしまった。