大丈夫なのか……? まず最初にそれを心配されたのはパチュリーとアリスである。
知っての通り、魔法使いというのは基本的にムキムキな肉体をしていない。
決して肉体派な魔法使いが存在しないわけではないだろうが、そんなのはあくまでも例外である。
そもそも生物ですらないファービー人形は言うに及ばずである。
対する文は妖怪だけに魔法使いなどとは比較にならない程の基本的な筋力を持ってはいるが、決してムキムキではない。
もっとも、ボディビルというのは筋肉を見せる競技であって筋力を競う競技ではないため、いくら筋力が優れていたところでそれが有利な要素となることはない。
そういう意味では単純な戦闘能力比べを否定する弾幕ごっこと似ていると言っていい……のか?
知っての通り、魔法使いというのは基本的にムキムキな肉体をしていない。
決して肉体派な魔法使いが存在しないわけではないだろうが、そんなのはあくまでも例外である。
そもそも生物ですらないファービー人形は言うに及ばずである。
対する文は妖怪だけに魔法使いなどとは比較にならない程の基本的な筋力を持ってはいるが、決してムキムキではない。
もっとも、ボディビルというのは筋肉を見せる競技であって筋力を競う競技ではないため、いくら筋力が優れていたところでそれが有利な要素となることはない。
そういう意味では単純な戦闘能力比べを否定する弾幕ごっこと似ていると言っていい……のか?
今回は競技内容的に順番を分ける意味がないため、全員が一度にステージへと上がって肉体美を競うこととなった。
パチュリー&文はいわゆるドーピングで筋肉を肥大化させており、二人とも普段の面影が残らぬほどにぱっつんぱっつんの筋肉を引っさげて登場した。
一方、アリスはグリモワを開いており、魔力の内圧で筋肉を無理矢理に肥大化させている。
残るファービーだが、競技前にアリスから魔改造を施された結果、超人ハルク並の体格へと変貌を遂げていた。
パチュリー&文はいわゆるドーピングで筋肉を肥大化させており、二人とも普段の面影が残らぬほどにぱっつんぱっつんの筋肉を引っさげて登場した。
一方、アリスはグリモワを開いており、魔力の内圧で筋肉を無理矢理に肥大化させている。
残るファービーだが、競技前にアリスから魔改造を施された結果、超人ハルク並の体格へと変貌を遂げていた。
競技は順調に進み、各人がそれぞれ各部の筋肉を強調するポーズを繰り返す。
単純なドーピングよりもファービーにとんでもない魔改造を施したアリス側の技術点が評価される流れになった時、アクシデントが起こった。
パチュリーが突然意識を失ってぶっ倒れたのだ。
考えてみれば簡単なことだ。根本的な体力が変わらぬままに筋肉のみを肥大化させたということは、車で言い換えれば軽自動車のエンジンで大型トラックを無理矢理に動かそうとするようなものである。
そのような暴挙を働けばエンジンが壊れるのは必定であろう。
単純なドーピングよりもファービーにとんでもない魔改造を施したアリス側の技術点が評価される流れになった時、アクシデントが起こった。
パチュリーが突然意識を失ってぶっ倒れたのだ。
考えてみれば簡単なことだ。根本的な体力が変わらぬままに筋肉のみを肥大化させたということは、車で言い換えれば軽自動車のエンジンで大型トラックを無理矢理に動かそうとするようなものである。
そのような暴挙を働けばエンジンが壊れるのは必定であろう。
かくして勝負はパチュリー脱落のためアリス&ファービーの勝利となり、勝者にはえーりん印のプロテイン詰め合わせが贈られた。
なお、文はパチェ薬による副作用こそなかったものの、体格が元に戻るまでに約一週間かかり、その間はずっと家に引き篭もっていたとか。
アリスはグリモワによって限界を超える活動を肉体に強要したため、やはり一週間ほど地獄の筋肉痛に悶え苦しんだらしい。
パチュリーは意識不明のまま永遠亭に搬送されて数日後、何事もなかったかのように紅魔館へと帰還し、以前と変わらぬもやしライフを送っていた。
アリスはグリモワによって限界を超える活動を肉体に強要したため、やはり一週間ほど地獄の筋肉痛に悶え苦しんだらしい。
パチュリーは意識不明のまま永遠亭に搬送されて数日後、何事もなかったかのように紅魔館へと帰還し、以前と変わらぬもやしライフを送っていた。
ちなみに、魔改造によって筋肉ダルマと化したファービーを競技終了以降に見た者は誰もいなかった。