これは一体なんなんだ
メメントヴィータの中の人が入部初期に書いたルヴァンメモリーというメメントヴィータになる前のウマ娘の紹介(になってない)用SS
つまり、ルヴァンメモリーの最初で最後のSSです
『夢が集う場に日に照らされた月は輝いて』
ーーーーー
夢を見た。
舞台は東京2400m。世界中の夢が集うジャパンカップ。
舞台は東京2400m。世界中の夢が集うジャパンカップ。
ーーーーー
『メモリー、大丈夫か?』
「トレーナーこそ大丈夫なの?____こっち、来て」
トレーナーを呼び寄せて首元___ネクタイに手を伸ばす。月をモチーフとしたネクタイピンに夜空のようなネクタイ。秋華賞に挑戦する際に、せっかくなら、とトレーナーと一緒に買ったものだ。若干緩まっていたそれを正しく伸ばす。
「これで、よしっと。せっかく私が勝つのにトレーナーがこんなのだったら勿体ないでしょ?」
『それもそうだな。っし』
時計は14時50分を指していた。
「時間だね」
『ああ。……メモリー』
「なぁに、トレーナー」
『勝てとも負けろとも言わない。後2回、楽しんでこい』
「もちろん。勝ったら褒めてね」
「トレーナーこそ大丈夫なの?____こっち、来て」
トレーナーを呼び寄せて首元___ネクタイに手を伸ばす。月をモチーフとしたネクタイピンに夜空のようなネクタイ。秋華賞に挑戦する際に、せっかくなら、とトレーナーと一緒に買ったものだ。若干緩まっていたそれを正しく伸ばす。
「これで、よしっと。せっかく私が勝つのにトレーナーがこんなのだったら勿体ないでしょ?」
『それもそうだな。っし』
時計は14時50分を指していた。
「時間だね」
『ああ。……メモリー』
「なぁに、トレーナー」
『勝てとも負けろとも言わない。後2回、楽しんでこい』
「もちろん。勝ったら褒めてね」
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コースに出ると一気に歓声が上がった。
ファン投票では1番人気だった。その人気はファンだけでは無く、他陣営の警戒度も現れている。
「やっほー、順調見たいだねテイオー」
「あ、メモリー。分かっちゃった?」
「分かっちゃった。秋天の時とは違ってパンパンの風船みたいだね」
「まぁね〜。……この舞台では、絶対負けられないから」
「私も。負けたくないから。誰にも。もちろん、帝王様にもね。じゃ、邪魔しちゃってごめんね。また」
「うん、また」
テイオーから離れて一度観察して見る。やはり、絶好調のようでタンタンタタンとステップを踏んでいた。
おもむろに耳飾りを外して握ってみる。昔から着けている白いダトーライトの飾りを見ると、少しでも落ち着いていられるような気がした。
ファン投票では1番人気だった。その人気はファンだけでは無く、他陣営の警戒度も現れている。
「やっほー、順調見たいだねテイオー」
「あ、メモリー。分かっちゃった?」
「分かっちゃった。秋天の時とは違ってパンパンの風船みたいだね」
「まぁね〜。……この舞台では、絶対負けられないから」
「私も。負けたくないから。誰にも。もちろん、帝王様にもね。じゃ、邪魔しちゃってごめんね。また」
「うん、また」
テイオーから離れて一度観察して見る。やはり、絶好調のようでタンタンタタンとステップを踏んでいた。
おもむろに耳飾りを外して握ってみる。昔から着けている白いダトーライトの飾りを見ると、少しでも落ち着いていられるような気がした。
思いだす。初めてレースを走ったあの日のことを。
思いだす。三冠を取ったあの日のことを。
思いだす。エリザベス女王杯の後、マイルCSにも無理矢理行って、お姉様と一緒に走れて嬉しかったこと。
思いだして、思いだして。
思いだす。三冠を取ったあの日のことを。
思いだす。エリザベス女王杯の後、マイルCSにも無理矢理行って、お姉様と一緒に走れて嬉しかったこと。
思いだして、思いだして。
「すぅ……ふー」
小さく開いた口から息を漏らす。耳飾りをつけ直して周囲を見る。周りの子達が皆、今日の東京2400mの為に集っている。今年から国際GIになったこの舞台に。
盛大なアルメリアの花でも送ってあげよう。
小さく開いた口から息を漏らす。耳飾りをつけ直して周囲を見る。周りの子達が皆、今日の東京2400mの為に集っている。今年から国際GIになったこの舞台に。
盛大なアルメリアの花でも送ってあげよう。
「さぁ、各ウマ娘がゲートに入りまして態勢完了」
私の場所は7枠12番。今回出走するのは14人。日本勢が7人の海外勢が7人。外から数えた方が早い。でも。
「第12回ジャパンカップ____スタート!」
私の場所は7枠12番。今回出走するのは14人。日本勢が7人の海外勢が7人。外から数えた方が早い。でも。
「第12回ジャパンカップ____スタート!」
ーーーーー
前方に大きな光が差し込んで来た瞬間に光に向かって走り出した。
破局なまでの大逃げ。事前に練っていた作戦を全て泡に変えてしまうほどの破局逃げ。この光景は私が何度も夢見た光景。憧れの先輩が見た光景。
チラリと後ろを見ると、2人のウマ娘が2番手争いをしていた。テイオーは4、5番手ぐらいだろうか。私が走れるのは2800mまで。2400mのジャパンカップは許容範囲だ。だが、大逃げによってスタミナを消費すればスタミナの減少もいつもより多くなる。東京レース場の直線は約525mだったはず。今回、この展開において私が1番重要視するのは4コーナーで何処まで体力を回復できるか。
破局なまでの大逃げ。事前に練っていた作戦を全て泡に変えてしまうほどの破局逃げ。この光景は私が何度も夢見た光景。憧れの先輩が見た光景。
チラリと後ろを見ると、2人のウマ娘が2番手争いをしていた。テイオーは4、5番手ぐらいだろうか。私が走れるのは2800mまで。2400mのジャパンカップは許容範囲だ。だが、大逃げによってスタミナを消費すればスタミナの減少もいつもより多くなる。東京レース場の直線は約525mだったはず。今回、この展開において私が1番重要視するのは4コーナーで何処まで体力を回復できるか。
ただ、無我夢中に走る。捨て身の作戦だと思われてもいい。
私は楽しみたい。このレースを。
私は楽しみたい。このレースを。
4回目のコーナーを回る。経済コースを通ってロスを減らしながら直線へ向かう。横を見ると他のウマ娘たちが並びかけてきていた。____はずのウマ娘は全員消えた。
《飛翔》
芝が空になっていた。このまま、進んで__!
「おっじゃまするよっ!」
隣にテイオーがいた。
「テイオーステップ!いっくよー!」
「っ!私だって!負けてられないから!」
空。どこまでも果てしなく、青い空の上。
隣にテイオーがいた。
「テイオーステップ!いっくよー!」
「っ!私だって!負けてられないから!」
空。どこまでも果てしなく、青い空の上。
「どっちだ!トウカイテイオー!ルヴァンメモリー!トウカイテイオー!ルヴァンメモリーだ!ルヴァンメモリー、ゴールイン!
ジャパンカップの栄光に照らされたのはルヴァンメモリー!」
『夢が集う場に日に照らされた月は輝いて』 〜完〜
解説
当日の東京の最高気温は14℃最低気温は5℃だったそうです。(使わなかった情報)
『あと2回』
このジャパンカップと有馬記念を走って引退予定。
『風船』
'92有馬記念の返し馬に来たテイオーをタヴァラは「空気が抜けた風船のような状態になっていた」と言っていた。ならジャパンカップで勝った状態がパンパンの風船と比喩出来るのでは!?
『ダトーライト』
石言葉「記憶」等。
『お姉様=ダイイチルビー』
'91マイルCS。この後はスプリンターズSを勝っている。'92になると、母親になりたがるので全盛期の内に。
『アルメリア』
花言葉「心づかい」「思いやり」。
ここでは「おもてなし」と解釈して
『前方に大きな光が差し込んで来た瞬間に光に向かって走り出した。』
回りくどいスタートの文
『《飛翔》』
固有スキルさんこと領域さん。即席で考えたので今後変わりそう。
最終コーナーで回復スキルを使っていると速度が上がる。1馬身以内にウマ娘がいると凄く速度が上がる。内ラチ沿いに走っていると加速力も上がる。
『あと2回』
このジャパンカップと有馬記念を走って引退予定。
『風船』
'92有馬記念の返し馬に来たテイオーをタヴァラは「空気が抜けた風船のような状態になっていた」と言っていた。ならジャパンカップで勝った状態がパンパンの風船と比喩出来るのでは!?
『ダトーライト』
石言葉「記憶」等。
『お姉様=ダイイチルビー』
'91マイルCS。この後はスプリンターズSを勝っている。'92になると、母親になりたがるので全盛期の内に。
『アルメリア』
花言葉「心づかい」「思いやり」。
ここでは「おもてなし」と解釈して
『前方に大きな光が差し込んで来た瞬間に光に向かって走り出した。』
回りくどいスタートの文
『《飛翔》』
固有スキルさんこと領域さん。即席で考えたので今後変わりそう。
最終コーナーで回復スキルを使っていると速度が上がる。1馬身以内にウマ娘がいると凄く速度が上がる。内ラチ沿いに走っていると加速力も上がる。
今回は14着地方馬のハシルショウグンの席を取らせてもらいました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。