個性は不要、悩みも無意味。誰もが等しく安っぽくて、薄っぺらい価値無し野郎さ───!

発言者:鵺乱丸


美汐ルート終盤、地下において凌駕が多くの命を刈り取ってきた殲滅機兵(ネイムレス)との決戦に臨む中……
美汐は倒すべきもう一つの目標、実働部隊の拠点にして巨大戦力であるジャガーノートに一人立ち向かう。
しかし、輝装の機械人形(アイオン)だけでは手数も火力も圧倒的に足らず、膨大な弾幕を前に回避が精一杯の状況。
そんな彼女を戦艦内部で笑いながら見つめる乱丸(操者)は、同系統の能力者が健気に自らの足で立ち、強くあろうとする姿を前に、
自らが刻鋼人機(空っぽ)となったその瞬間(とき)を語り始めるのだった。


本編より
「努力ゥ?何それ、食べられんの?あははははッ。ていうかさ、そういう原始的なのもうやめようぜー?
せっかく便利な時代になってんだから、もう出来る機械に任せておけばだいたい何でも解決っしょ」

「ねえ、なんでそうしないの?良心が痛みますとか、悪い気がしますとか、そんなの止め止め。
もっと効率的に賢く行こうよ、効率効率効率効率……皆大好き、堕落を許す綺麗な言葉さッ。
技術の進歩ってのは、希望も絶望も安売りにするからねぇッ!」


「先天性の死病でも、今はあっさり完治できる。お薬一つ、手術一回、おいらの命がその証ってね……ぶひゃひゃ、うっわ安すぎ。
あれ笑うぜー?放射能の影響なんて機構にとっちゃ軽く片手間に取り除けるってもんなんだから」

「ちなみに白服どもは平常運転。別に欲しかった訳じゃないけど、喜ばないし、祝福しない。
ポカーンとしてるおいらの横で、臨床データを追加してるだけ(・・・・・・・・・・・・・)ね。
たったA4用紙数枚。それっぽっちで、自分の命を蝕んでいた十数年間の人生をキレイに纏めちまったのさ。
いやぁ、あの時は爆笑したね。そして気づいたよ。この世はあくまで力の多寡、それ次第なんだって。
善に悪、不真面目真面目関係なし。それよりデカい科学の力でチョチョイとやれば、はい終了。
これからの時代、問題なんて何事もなかったかの様に解決しちまう」

「機械文明に傾くほど、人間(ヒト)なんてちっぽけなもんの優劣なんて意味がなくなっていくんだからぁ。
個性は不要、悩みも無意味。誰もが等しく安っぽくて、薄っぺらい価値無し野郎さ───!」


人も、内面も、葛藤すらも全てが無意味。だからこそ乱丸の輝装は機械操作能力へ一芸特化したものなのだろう。
自らが叶えられないことも、科学技術が容易く解決してしまう。だったらそいつを操ってしまえばいい。
それが鵺乱丸の選択であり、殲機の能力




  • これが表向きのエゴなら、裏面は「個人の努力が無価値になったことへの絶望」とかだろうか。案外、そういうイドだったらオルフィレウスにそれを乗り越えることを期待されたりしたんかね? -- 名無しさん (2020-07-06 21:11:40)
  • そんなイドだったら相手が影装をどうにか制御しようと努力すればするほどこちらで支配してしまうような殲機ハッキング能力になりそうだな。人の努力を否定し不快な道具を扱う能力みたいな。まあそういう嫌悪感を持つことすら無意味と思ってるからイドが出ないのだろうけど -- 名無しさん (2020-07-09 20:50:18)
  • 他の人よりエゴとイドが近すぎて表裏一体てレベルですらないもんな まぁこんな台詞が出ること自体が極大の個性なのは皮肉 -- 名無しさん (2020-07-09 21:09:21)
  • ナハト「無価値と聞いて」 -- 名無しさん (2020-07-20 12:36:42)
  • 「人類の価値を…素晴らしさを…何処までコケにしてやがる…!(死亡確率極高手術37回の度し難サイボーグ」 -- 名無しさん (2020-12-14 17:32:00)
  • ↑おじさんも乱丸まで行ってたらキレずに無感情で殺しそうではある。逆方向に本気入ってるし -- 名無しさん (2020-12-14 20:08:41)
名前:
コメント:

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年12月04日 00:29