《神の秘蹟》

かみのしるし

「神威に砕けろッ────おお、聖名を讃えよ(ハレルヤァァ)!!」


異端審問官であるヴァレンティノスが信仰心を以て行使する、神秘の力(項目名は本編より便宜的に使用)。
記された聖句を唱え、その文言に刻まれている神の理を現世において顕現させる。
現代においては、この能力を扱えるのはヴァレンティノスなど数少ない人間に限られている様子。

神威を纏った状態のヴァレンティノスの前では、銃弾は勢いを衰えさせまるで羽虫のように弱弱しく落下し肉体を一切傷つけられない
握りしめられた両の拳からは眩い輝きが放たれ、拳撃と共に叩きつけられる圧倒的な力は“神の敵”を空間丸ごと削り取ったかのように消失させる
――その膂力に触れたものは痕跡すら残さず、此処ではない何処かへと放逐されていく。
――その現象は、対象物の破壊というよりは、存在の否定(・・・・・)とでもいうべき完全なる殲滅(・・)であった。
描写などを見る限りでは、単純な破壊力や規模では作中の能力でも随一と考えられる。


さらにこうした神の摂理を封じる神秘に対しても、ヴァレンティノスは
聖遺物である聖釘を含んだ弾丸を用い、磔にされた救世主と同じ部位に聖痕(スティグマ)となる傷を刻み込むことで破壊力を増大させるという手段も有している。


作中でのヴァレンティノスの言動などからは聖句の示す内容によっても効力(破壊力)は変化するとみられ、対至門戦で放った聖句(『ヨハネの黙示録』)ではほかの力とは別物の、凄まじい破壊力が宿っているという描写がなされた。



詠唱


“其は汝ら弱き者の堡塁(とりで)となり、乏しき者の悩みのときの堡塁(とりで)となり、
雨風の吹き来りて垣を打つごとく(あら)ぶるものの荒れ来たる避所(さけどころ)となり、炎熱を避ける陰となり給えり───”
(『イザヤ記』)


“愚かなる者は憤りのために身を殺し、つたなき者は妬みのために己を死なしむ───”
(『ヨブ記』)


“第七の封印を解き給いければ、凡そ半刻のあいだ、天静かなりき。
我、神の前に立てる七人の御使いを見たり。彼らは七つの喇叭(らっぱ)(あた)えられたり”

“御使いその香炉をとり、(これ)にその祭壇の火を盛りて地に()げたれば、
数多の雷霆(いかづち)(こえ)雷光(いなづま)と、また地震起これり”

“第一の御使い喇叭を吹きしに、血の混じりたる(ひょう)と火とありて、
地の三分の一焼け失せ、樹の三分の一焼け失せ、諸々の青草焼け失せたり───”
(『ヨハネの黙示録』)




  • やった事ないからわからんのだけどローマ教皇とかぶっ飛んだことできるの? -- 名無しさん (2020-08-14 21:37:06)
  • ↑我が国の天皇は陰陽術使えないしイギリス女王もエクスカリバー持ってないでしょ -- 名無しさん (2020-08-23 15:52:27)
  • ↑我が国の天皇は神道の最高司祭であって陰陽師では無いし、イギリス王家はエクスカリバーを持ってないがカーテナを所有してるぞ -- 名無しさん (2020-08-23 17:30:20)
  • この世界の話してるのになぜ現実の話になるのかわからん -- 名無しさん (2020-08-23 17:32:38)
  • そもそも1コメがそういう話を始めたからでしょ -- 名無しさん (2020-08-23 20:55:08)
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最終更新:2020年08月23日 20:55