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お勧めはIntel!レイテンシが低いのでレスポンスが良くなる。次点でBroadcom。後は糞。KillerNICというのもあるがドライバが結構糞だったり。今主流の規格は1000BASE-T。 -[[NIC MANIA>http://nicmania.sakura.ne.jp/]] - 100BASE-TX時代のちょっと古いレビュー -[[NIC lab>http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/6445/]] - 100BASE-TX時代のちょっと古いレビュー *LANカード基礎知識 #region(クリックで展開) -各規格について |規格|コネクタ形状|速度|使用ケーブル|下位互換性| |100BASE-TX / IEEE 802.3u|RJ45|100Mbps (12.5MB/s)|cat5以上|10BASE-T| |1000BASE-T / IEEE 802.3ab|~|1Gbps (125MB/s)|cat5e以上|10BASE-T、100BASE-TX| |10GBASE-T / IEEE 802.3an-2006|~|10Gbps (1.25GB/s)|cat6以上|1000BASE-T| 10GbEには他に光ファイバーやケーブルを複数束ねて使用する10GBASE-CX4、10GBASE-SR、10GBASE-LRM、10GBASE-LR、10GBASE-ER等があるがこれらは企業向け。一般向けを狙った10GBASE-Tはまだまだ発熱も価格も高く普及し始めているとは言いがたい。2010年6月に10GbEを超える規格として40GbE/100GbE(IEEE802.3ba)が標準化された。 -LANケーブルについて&br()RJ45 コネクタのケーブルは cat5、cat5e、cat6、cat6a、cat7 があり後者の方が損失が少ないが室内配線程度の配線長ではあまり差は出ない。cat4 以前の奴は燃えないゴミかリサイクルへ。cat5 は芯無し、cat6 以上は十字断面の芯が入っている。1000BASE-Tはcat5e以上、10GBASE-Tはcat6以上を使おう。極性が異なるストレートケーブルとクロスケーブルがあり、通常の配線はストレートを使用する。クロスケーブルも一本あると便利。ケーブル・コネクタ・カシメ工具が売っており好きな長さのケーブルを自作する事も可能。 -クロスケーブルについて&br()100BASE-TXは極性が固定なのでクロス接続の際はクロスケーブルが必要。ハブとルーターの接続も基本的にクロスケーブルだが、ルーターやハブにMDI-XポートがあったりMDI/MDI-X切り替えスイッチがある場合はストレートケーブルでも可能。1000BASE-T同士の接続の場合は全ての機器はAuto MDI/MDI-X対応なのでストレートでもクロスでも接続可能。 -Jumbo Frameについて&br()1000BASE-T対応機器の一部が対応しており、データ転送の際のフレームサイズを通常の1,518バイト以上(9,000~16,000バイトのものが多い)に設定し通信の高速化を図る機能。機器によって対応フレームサイズが異なるので接続する機器の内もっとも小さいものにあわせる必要がある。一つでもJumbo Frame非対応器機が混じってると有効にならない。 -WoL (Wake on LAN)について&br()この機能に対応しているPCは外部からのMagic Packetを受け取る事でリモートで起動が可能。リモートPCはWoL対応のネットワークコントローラーを搭載していてACPI2.0対応かつBIOSとドライバでWoLを有効にしておく必要がある。またクライアントPCからMagic Packetを送信する為のツール(フリーソフトあり、例えば[[MagicSend>http://www.ex-group.jp/software/soft004.html]]とか多数)を用意しリモートPCのIPアドレスとMACアドレスも覚えておく必要がある。更にPCI2.2未満のPCIスロットしかない場合はWoL用のケーブルでNICとマザーボードを接続する必要がある。最近のNICやオンボードLANは大体対応している。 -MACアドレス&br()それぞれの器機に出荷時に固有で割り当てられている物理アドレス。IPアドレスとは別物。書き換えも可能だが同一ネットワーク内で重複していると正常に通信できなくなる。確認方法はそれぞれの器機に張ってあるシールや、NICならばOS上から確認可能 -IPMI (Intelligent Platform Management Interface)について&br()リモートPCにこの機能が有効なNICを挿していてクライアントPCに専用アプリケーションがインストールされている場合に、クライアントPCからリモートPCの電源のオンオフ、リセット、電圧・温度・ファン回転数の確認、コンソールリダイレクション(つまりBIOSの設定をリモートで行う機能)が可能となる。IntelのNICの大半が対応。 -ASFについて&br()リモートPCにこの機能が有効なNICを挿していてクライアントPCに専用アプリケーションがインストールされている場合に、リモートPCのOSが起動していなくてもリモートPCのハードウェアレベルの異常を検知できる機能。Intelのサーバー用NICの大半が対応。[[詳しくは>ftp://www.mathematik.uni-marburg.de/pub/mirror/supermicro/driver/LAN/Intel/PRO_v8.2/APPS/ASF/DOCS/GUIDE/JPN/intro.htm]] -Alert on LANについて&br()リモートPCがこの機能に対応していると遠隔地からハードウェアやOSの異常を検知できる。Alert on LAN 2 は更に一部復旧作業も可能。 -PXE remote bootについて&br()よくWoLなんかと混同されるが、これはHDDレスのシンクライアントPCとかをネットワーク上のサーバーにあるデータやファイルでもってOSを起動する為の機能。従ってリモートで電源をオンオフする事は出来ない。専用のサーバーを構築する必要あり。Intel他最近のNICはオンボード含め大体対応してる。[[詳しくはここらへん>http://www15.big.or.jp/~yamamori/sun/pxe/intro.html]] -Virtualization Technology for Connectivity (VT-c)について&br()仮想PC構築ソフトで利用可能なハードウェアサポート。対応NICを仮想PCソフトに割り当てるとパフォーマンスがアップする。 #endregion *Intel製NIC -速い・安定のIntel製。今はもう収まったが PRO/1000 GT の偽物が流通していた事があるので該当製品を中古で購入する際は注意。リテール箱入りならロープロ・フルハイト両方のブラケットが付属しているが、バルクや中古ではどちらか片方しか付属して無い場合が多い。ごく一部の機種用に[[何社かが>http://www.ainex.jp/products/pa-010lan.htm]]がロープロファイルブラケットを販売している。 -[[Intel イーサネット公式>http://www.intel.com/jp/products/ethernet/overview.htm]] -[[Windows 用ドライバ>http://search.intel.com/default.aspx?csrc=CSRedirect&q=PROWIN32&c=ja_JP#csrc=CSRedirect&q=PROWIN32&c=ja_JP&m=search&results=100]] - OS標準やWindowsUpdateのドライバでも動作はするが、Intel製ドライバを入れるとデバイスマネージャからPROsetが使用可能になり様々な設定が出来るようになる。[[PCI/PCI-X世代の機種はWindows 7ではインボックスドライバのみ対応でPROSETの使用は不可。>http://www.intel.com/support/network/sb/CS-030613.htm]] -[[BOOTROM関連 PREBOOT.EXE>http://downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?agr=Y&DwnldID=19186&ProdId=3025&lang=jpn]] - Intel 製 NIC では大抵サポートされている PXE remote boot 用の BOOTROM を弄れる。無効にしたり、最新機種なら iSCSI アダプタ化ファームウェアに書き換えて iSCSI アダプタとして使用可能になる -100BASE-TX対応カード一覧 #region(クリックで展開) |カード名|型番|規格|ポート数|搭載コントローラー|| |Intel PRO/100 B Adapter||PCI (32bit 33MHz)|1|i82557|デスクトップ向け・フルハイト| |Intel PRO/100+ Adapter||~|~|i82558(B)|~| |Intel PRO/100+ Adapter||~|~|i82559 (WoL非対応)|デスクトップ向け・ロープロ対応| |Intel PRO/100+ Management Adapter||~|~|i82559|~| |Intel PRO/100+ Alert on LAN* Management Adapter||~|~|~|~| |Intel PRO/100+ Alert on LAN* 2 Management Adapter||~|~|~|~| |Intel PRO/100 S Desktop Adapter||~|~|i82559 + IPSecチップ|~| |Intel PRO/100 S Desktop Adapter|PILA8460C3|~|~|i82550EY|~| |Intel PRO/100 S Desktop Adapter|PILA8460C3|~|~|i82550EY|~| |Intel PRO/100 M Desktop Adapter|PILA8460M|PCI (32bit 33/66MHz)|~|i82551QM|~| |intel PRO/100 VE Desktop Adapter||CNR|~|i82562|~| |Intel PRO/100+ Dual Port Server Adapter||PCI (32bit 33MHz)|2|i82558(B) * 2 + i21152|サーバー向け・フルハイト| |Intel PRO/100+ Server Adapter||~|1|i82559|サーバー向け・ロープロ対応| |Intel PRO/100 S Server Adapter|PILA8470C3|PCI (64bit 33MHz)|~|i82550EY|~| |Intel PRO/100 S Dual Port Server Adapter|PILA8472C3|~|2|i82550GY * 2 + i21154|~| 82559以降はかなり低発熱 #endregion -1000BASE-T対応カード一覧 #region(クリックで展開) |カード名|型番|規格|ポート数|搭載コントローラー|VT-c|| |Intel PRO/1000 T Desktop Adapter||PCI (32bit 33/66MHz)|1|i82540EB|デスクトップ向け・ロープロ対応| |Intel PRO/1000 MT Desktop Adapter||~|~|i82540||~| |Intel PRO/1000 MT Desktop Adapter||~|~|i82541|~|~| |Intel PRO/1000 GT Desktop Adapter|PWLA8391GT|~|~|i82541PI|~|~| |Intel Gigabit CT Desktop Adapter|EXPI9301CT|PCI-E 2.0 (x1)|~|i82574L|~|~| |Intel PRO/1000 XT Server Adapter|PWLA8490XT|PCI-X (32/64bit 33/66/100/133MHz)|~|i82544EI|~|サーバー向け・ロープロ対応| |Intel PRO/1000 MT Server Adapter|PWLA8490MT|~|~|i82545|~|~| |Intel PRO/1000 MT Dual Port Server Adapter|PWLA8492MT|~|2|i82546|~|~| |Intel PRO/1000 PT Server Adapter|EXPI9400PT|PCI-E 2.0 (x1)|1|i82572GI|~|~| |Intel PRO/1000 PT Dual Port Server Adapter|EXPI9402PT|PCI-E 2.0 (x4)|2|i82571GB|~|~| |Intel PRO/1000 PT Quad Port Server Adapter|EXPI9404PT|~|4|i82571GB * 2|~|サーバー向け・フルハイト| |Intel PRO/1000 PT Quad Port Low Profile Server Adapter|EXPI9404PTL|~|~|~|~|サーバー向け・ロープロ対応| |Intel Gigabit ET Dual Port Server Adapter|E1G42ET|~|2|i82576|○|~| |Intel Gigabit ET Quad Port Server Adapter||~|4|i82576 * 2|~|~| |Intel Gigabit ET2 Quad Port Server Adapter|E1G44ET2|~|~|i82576 * 2|~|~| |Intel Ethernet Server Adapter I340|E1G44HT|~|~|i82580|~|~| PCI-E用のPTから発熱多目でヒートシンクが装着された。 #endregion -10GBASE-T対応カード一覧 #region(クリックで展開) |カード名|型番|規格|ポート数|搭載コントローラー|VT-c|| |Intel 10 Gigabit AT2 Server Adapter|E10G41AT2|PCI-E 2.0 (x8)|1|i82598EB|○|サーバー向け・ロープロ対応| |Intel Ethernet Server Adapter X520-T2|E10G42BT|~|2|i82599|~|~| かなり発熱がありファンが装着されている機種もある #endregion これ以外にも旧機種やHPやDELL等のOEM版があるし各種マザーにオンボード搭載されていたりもする。 -コントローラーチップ一覧 #region(クリックで展開) |i8255x|PCI接続100Mbpsコントローラー| |i8256x|LCI/GLCI対応物理層チップ| |i8254x|PCI接続GbEコントローラー| |i82571~i82576 i8258x|PCI-E接続GbEコントローラー| |i82577、i82578|SMBus対応物理層| |i8259x|PCI-E接続10GbEコントローラー| -100Mbps コントローラーチップ |型番|ポート数|接続規格|備考| |i21143|1|PCI|DEC21143そのもの。DECを買収して名前を変えただけ| |i82555|~|i82557 対応物理層|| |i82557|~|PCI|爆熱核地雷| |i82558/82558B|~|~|ここからまともな性能になりWoL対応。B-StepはD2、D3からのWake-upに対応| |i82559/82559ER|~|PCI 2.1|i82558のシュリンク版、外付けチップでIPSecやAoL/AoL2に対応したカードもある| |i82550|~|~|i82559にIPSec機能を内蔵| |i82551IT|~|PCI 2.2|| |i82551QM/82551ER|~|~|IPMI、ASF2.0対応| |i82552V|~|NM10 対応物理層|| |i82562|~|ICH2~7 対応物理層|| i82559の後継がi82550で数字が若返っている事に注意 GbE コントローラーチップ一覧 |型番|ポート数|接続規格|備考| |i82540EM/EP|1|PCI 2.2|| |i82541ER|~|PCI 2.3|| |i82541PI|~|~|| |i82545GM|~|PCI-X 1.0|| |i82546GB|2|~|| |i82547GI|1|PCI 2.3|| |i82563EB|2|ESB2 内蔵論理層|| |i82564EB|1|~|| |i82566DM/DC/MM/MC|~|ICH8, ICH9 対応物理層|| |i82567LM/LF/V|~|ICH9, ICH9m, ICH10 対応物理層|| |i82571EB|2|PCI-E x1, x2, x4|| |i82572EI|1|~|| |i82573E/L/V|~|PCI-E x1|| |i82574IT|~|~|| |i82574L|~|~|| |i82575EB|2|PCI-E x1, x2, x4|| |i82576EB|~|PCI-E 2.0 x1 2.5GT/s|| |i82577LC|1|PCI-E / PCH 対応物理層|| |i82577LM|~|~|| |i82578DC|~|~|| |i82578DM|~|~|| |i82579LM/V|~|PCI-E / PCH2 対応物理層|| |i82580EB/i82580DB|4|PCI-E 2.0 x1 2.5/5.0GT/s|| |i82583V|1|PCI-E x1|| i8254xは100Mbpsのi8255xより数字が若いが設計は後である事に注意 10GbE コントローラーチップ一覧 |型番|ポート数|接続規格|備考| |82598EB|2|PCI-E x4, x8|| |82599EB|~|PCI-E 2.0 x1, x2, x4, x8|| |82599ES|~|~|| ICH2以降のIntelサウスブリッジには論理層が統合されており、物理層チップを接続するとネットワークコントローラーとして使用可能になる。「~対応物理層」と書かれているのがそれで単体では機能しない。ICH2 を搭載したマザーボード用に i82562 のみを搭載した CNR カードが存在した。 #endregion *Realtek 100Mbpsの初期のは酷かったが最近はそれなりに安定している。でもCPU使用率やレイテンシが高いのでBIOSで無効にしよう。 [[Realtek公式>http://www.realtek.com.tw/default.aspx]] -コントローラー一覧 #region(クリックで展開) |型番|ポート数|接続規格|速度|備考| |RTL8019AS|1|ISA|10Mbps|| |RTL8029AS|~|PCI|~|| |RTL8100B(L)|~|~|100Mbps|| |RTL8100C(L)|~|~|~|| |RTL8101L|~|~|~|MC'97統合型| |RTL8139C(L)|~|~|~|| |RTL8139C(L)+|~|~|~|| |RTL8139D(L)|~|~|~|| |RTL8101E|~|PCI-E|~|| |RTL8102E(L)|~|~|~|| |RTL8103E(L)|~|~|~|| |RTL8103T|~|~|~|| |RTL8105E|~|~|~|| |RTL8401|~|~|~|カードリーダーコントローラー統合| |RTL8401P|~|~|~|~| |RTL8150L(M)|~|USB1.1|~|| |RTL8110S-32|~|PCI|1Gbps|| |RTL8110SB(L)|~|~|~|| |RTL8110SC(L)|~|~|~|| |RTL8169S-32|~|~|~|| |RTL8169SB(L)|~|~|~|| |RTL8169SC(L)|~|~|~|| |RTL8111C|~|PCI-E|~|| |RTL8111CP|~|~|~|| |RTL8111D(L)|~|~|~|| |RTL8168C|~|~|~|| |RTL8111DP|~|~|~|| |RTL8111E|~|~|~|| |RTL8111B|~|~|~|| |RTL8168B|~|~|~|| #endregion *Windows の TCP/IP 同時接続数について XPのSP2以降や後継OSから同時接続数が10に制限された。tcpip.sys を直接書き換える以外に突破する方法は無く、色々な突破ツールが存在する。これは OS レベルの制限であり、更に各ブラウザ・アプリケーション毎に別個に同時接続数の制限が掛かっている場合がある。 tcpip.sys 自体を書き換えるパッチ、再起動必要 -[[EvID4226Patch223d-en.zip>http://www.lvllord.de/?lang=en&url=downloads]] - XP/2003 32bitのみ -[[Windows XP SP3 TCP/IP Patcher>http://hwrms.com/blog/?p=17]] - XP/2003 32bitのみ -[[Half-open limit fix (patch) for Windows>http://www.half-open.com/download_en.htm]] - XP、2003、Vista、2008、7の32/64bit対応 -[[Universal Tcpip.sys Patch>http://deepxw.blogspot.com/search/label/Universal%20Tcpip.sys%20Patch]] - XP、2003、Vista、2008、7の32/64bit対応 tcpip.sys は書き換えずメモリを書き換えるだけのパッチ。再起動無しに反映されるが毎回起動時にパッチする必要あり -[[TCP-Z>http://deepxw.blogspot.com/2009/04/tcp-z-v26172-build-20090406-release.html]] - XP、2003、Vista、2008、7の32/64bit対応 -他にBIOTでも可能だがダウンロードの度に個人情報の入力が必要で面倒 *MTU や RWIN について -TCP/IP関係の設定で、Windows XP以前のOSならダイヤルアップ等の低速環境前提の設定に成っていたので弄ると高速化するかもしれない。Vista以降は弄ってもいいけどあんまり効果は無い。解説ページや設定ソフト多数あり。もちろんLinuxでもTCP/IPを使っているので設定可能。
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