魔力
過去には体内、体外にある魔力を総称して魔素と呼ばれていた。
神秘と信仰が濃い神代の時代だからこそ、違いはなかったのかもしれない。
現代では区分化されており、2つに大別される。
神秘と信仰が濃い神代の時代だからこそ、違いはなかったのかもしれない。
現代では区分化されており、2つに大別される。
小魔力
体内で生成される魔力物質。
魂の力、生命力、精神力、それらを総合したもの。
魂の力、生命力、精神力、それらを総合したもの。
魔臓器
この世界の人間に備わる、魔力を生成・貯蓄するための臓器。
食物の摂取や呼吸を介して大魔力<マナ>を取り込んでいるが、一定の間隔で魔力を体外に排出している。これは、魔力の許容量を超えないための制御機能とされる。
許容量には個人差があるため、どの程度貯蓄しておけるかは各人の体質によってまちまち。
食物の摂取や呼吸を介して大魔力<マナ>を取り込んでいるが、一定の間隔で魔力を体外に排出している。これは、魔力の許容量を超えないための制御機能とされる。
許容量には個人差があるため、どの程度貯蓄しておけるかは各人の体質によってまちまち。
魔臓器の魔力が枯渇すると、めまい、吐き気、頭痛といった体調不良が起こる。最悪の場合、意識障害や昏睡状態に陥る。
しかしながら、そもそも魔臓器には一定量の魔力が残るようになっており、魔力を一度に消費しすぎると魔法・魔術が使えない時間が発生するため、よほどの無茶をしない限りこのようなトラブルは発生しないとされる。
消費した魔力については、自然回復を待つのが理想的だが、霊薬などでも補給が可能。ただし現実世界における魔剤キメ(元気の前借り)と同等の行為であるため、使い過ぎに注意。
しかしながら、そもそも魔臓器には一定量の魔力が残るようになっており、魔力を一度に消費しすぎると魔法・魔術が使えない時間が発生するため、よほどの無茶をしない限りこのようなトラブルは発生しないとされる。
消費した魔力については、自然回復を待つのが理想的だが、霊薬などでも補給が可能。ただし現実世界における魔剤キメ(元気の前借り)と同等の行為であるため、使い過ぎに注意。
大魔力
自然由来の魔力。
発生源は様々であり、大気中や大地に存在しているのはもちろん、特定の植物が発生させていることもある。
発生源は様々であり、大気中や大地に存在しているのはもちろん、特定の植物が発生させていることもある。
人間は大魔力を食物の摂取や呼吸を介して体内に取り込むことができる。その後、魔臓器で小魔力<オド>に変化され、貯蔵される。
基本的に、魔法や魔術は小魔力<オド>を使用して発動するが、大魔力<マナ>を使用して発動する魔法や魔術も一部存在する。
大気中の大魔力は時間経過ではなかなか回復せず、根こそぎ使ってしまうと、栄養素の抜けた畑のように以後自然発生しなくなる場合がある。
大気中の大魔力は時間経過ではなかなか回復せず、根こそぎ使ってしまうと、栄養素の抜けた畑のように以後自然発生しなくなる場合がある。
魔道
魔法と魔術の総称。
魔法と魔術では、魔力の用途を絞れる分、魔法より魔術の方が燃費がいい。しかし、汎用性の点では魔法が優れる。目的を細かく指定し、それに特化させるのであれば、魔術の方が魔力消費が少なく済む。
魔法
イーグァス大陸における古代技術、あるいはそれを基盤とした近代技術、その総称。
発動には呪文 と、杖などの魔法道具が必要である。
また、使用時、体内に生成される小魔力 、空気などに含まれる大魔力 が消費される。当然、これらが枯渇した場合、魔法を使うことはできない。
発動には
また、使用時、体内に生成される
呪文
魔力というリソースを消費して、その文字列に含まれた意味を現実に出力する。
はるか昔、神代から使われていたとされる呪文はほとんど現存していない。
奇跡的に定型文が遺っているそれらは、概して凡庸で初歩的なものが多いことから、現代では専ら初級呪文と呼ばれる。
一定以上の汎用性・攻撃性がある神代の呪文は、現代に至るまでに失われてしまった技術とされている。
はるか昔、神代から使われていたとされる呪文はほとんど現存していない。
奇跡的に定型文が遺っているそれらは、概して凡庸で初歩的なものが多いことから、現代では専ら初級呪文と呼ばれる。
一定以上の汎用性・攻撃性がある神代の呪文は、現代に至るまでに失われてしまった技術とされている。
一方で、これまで多くの先人たちが開発・研究してきた呪文も多く存在する。
ヴィルヘニア魔道学院では、1~3年次にそれらの近代呪文を学び、専攻によっては4年次から呪文の開発に携わることになる。
ヴィルヘニア魔道学院では、1~3年次にそれらの近代呪文を学び、専攻によっては4年次から呪文の開発に携わることになる。
魔法のメカニズム
1.呪文で元素に命令する
2.魔法道具を介して魔力を流す
3.詠唱者の望む事象を引き起こす
2.魔法道具を介して魔力を流す
3.詠唱者の望む事象を引き起こす
魔術
イーグァス大陸における近代技術、その総称。
発動には術式 と使用魔術に適した材料が必要である。
また、使用時、体内に生成される小魔力 、空気などに含まれる大魔力 が消費される。当然、これらが枯渇した場合、魔法を使うことはできない。
発動には
また、使用時、体内に生成される
術式
現実世界でいうルーン文字をはじめ、多くの数字や式、文字列を含む。
一般に、これらが複雑かつ規則的に記述された魔術陣と、魔術に必要な材料を消費することで魔術を行使する。
これまでに数多くの魔術が発明、発表されている。代表的なものとして、錬金術、薬術など。
一般に、これらが複雑かつ規則的に記述された魔術陣と、魔術に必要な材料を消費することで魔術を行使する。
これまでに数多くの魔術が発明、発表されている。代表的なものとして、錬金術、薬術など。
魔術のメカニズム
1.元素に命令するための魔術文字を刻む(対象は空間、生物、物質不問)
2.魔術文字に則り、元素が効力を発揮
2.魔術文字に則り、元素が効力を発揮
属性
魔道にはそれぞれ属性が存在する。無論、例外もいくつか存在する。
属性は五大元素を基準として考えられている。
属性は五大元素を基準として考えられている。
空 | 宙、飛、未知 |
風 | 風、雷 |
水 | 水、氷 |
火 | 火、熱 |
地 | 土、岩、既知 |
属性は混ぜ合わせることで効果が変質する。それぞれの属性に備わる効果を理解することで魔道をより扱いやすくなるだろう。
- 光などの魔法は一時的に杖の先端を光らせたりなどの限度に収まる。
- 宇宙空間に対する干渉は難しい。
魔道を扱う者の呼び名
魔法使い/魔術使い
初歩的な魔法や魔術を扱える者。魔道学院の学生も該当。
魔法士/魔術士
魔道学院卒業後に勲章とともに授与される称号。資格のようなもので、魔道を修め、その実力を認められた証。
魔導師
師匠、あるいは教員として魔道を教え導く能力がある者。
大魔導師
ヴィルヘニア魔道学院をはじめ、各地の教育機関の長たる者。素晴らしい功績や由緒ある血筋を持つものが多く、真に魔導師達を束ねる存在である。
魔道具技師
魔道技術を修めた職人としての称号。資格のようなもので、あるのとないのとでは信頼度が違う。
創造芸術師
創造芸術を修めた職人としての称号。資格のようなもので、あるのとないのとでは信頼度が違う。
魔道における階級
イーグァス魔道学会が定めている魔道の格付け。
例示では魔法のみを取り上げているが、魔術の階級も同様に定義されている。
例示では魔法のみを取り上げているが、魔術の階級も同様に定義されている。
+ | 初級 |
+ | 中級 |
+ | 上級 |
+ | 特級 |
特異専門魔道
各分野における独自に発展した魔道に固有の名を付け、これを特異専門級とする。特専とも表記される。
名は似ているが、特級魔道とは異なる。特定の家系、血筋、もしくは個人で開発された魔道で、独自の効力を持つ。
名のある貴族、王族、一部の特殊な血筋の者が持つ魔道もこちらに該当する。
多くは長年の研究で誕生するが、ヴィルヘニア魔道学院では稀に在学中にこれを開発する者が現れる。
名は似ているが、特級魔道とは異なる。特定の家系、血筋、もしくは個人で開発された魔道で、独自の効力を持つ。
名のある貴族、王族、一部の特殊な血筋の者が持つ魔道もこちらに該当する。
多くは長年の研究で誕生するが、ヴィルヘニア魔道学院では稀に在学中にこれを開発する者が現れる。
禁域指定魔道
第1種
神秘性を含む。過去に大罪を犯したもの、またはそれの格落ち版。存在そのものが禁忌に抵触するとされたもの。
ex)禁忌降臨魔法 『暗き白夜の招来』 使用者:フィアーバ・ストレイガー=ウェイトリー・ノーチェス
第2種
神秘性はないが、使用した場合、周囲に甚大な被害を及ぼすもの。また、強力ではあるが制御出来ないもの。
ex)歌詠魔術『爆炎の星』 使用者:誰でも
第3種
神秘性はなく、影響範囲は小規模であるが、倫理、道徳的に不浄とされるもの。生命を冒涜しているもの。女神や英雄を貶めるもの。
ex)死霊魔法『ソドムの火、降誕』 使用者:不明(ソドムの作成者)
奇跡
三女神がもたらす力。
また、神代に生きた12英雄が主神より与えられたとされる力である。
それは本来、決して人の手に渡ってはならない秩序の力。
また、神代に生きた12英雄が主神より与えられたとされる力である。
それは本来、決して人の手に渡ってはならない秩序の力。
魔法・魔術が元素へ命令し事象を引き起こす技術ならば、元素の挙動を直接的に操作する脅威的な能力こそが奇跡である。
世界の法則をも歪めるこの力を人間が模倣したのが、魔法の始まりとされる。
世界の法則をも歪めるこの力を人間が模倣したのが、魔法の始まりとされる。