ここはとある孤島。
中心に位置する「デュエル・アカデミア」では、未来のデュエリストを夢見る若者たちが、日夜デュエルの勉強・鍛練に明け暮れていた。
男子生徒たちは成績順に「オベリスク・ブルー」「ラー・イエロー」「オシリス・レッド」のクラス分けされているが、女子生徒は一律「オベリスク・ブルー」となる。
女子生徒はいずれも美少女・お嬢様ぞろいで、露出度の高い制服を着用していることにより、男子生徒の中にもいやらしい行動をとるものが少なくなかったが、なぜだかそういった生徒は知らぬ間に学校から姿を消していた。
「女子寮の周りには化け物がいるんじゃないか?」
そんな噂が立ち消えを繰り返していた頃、ある一人の生徒が女子寮に忍び込み、ある光景を目にすることになる。
90 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2019/01/30(水) 14:55:36
いい出だしですね。続きを期待。
いい出だしですね。続きを期待。
91 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2019/02/03(日) 06:38:50
88
このピーチ姫なら
マリオ達の力無しでクッパを倒してますなぁ
マリオ達の力無しでクッパを倒してますなぁ
92 名前:名無しさん[] 投稿日:2019/02/03(日) 23:25:56
89続き
女子寮近くの茂みの中から、男子生徒が目撃したのは正面玄関前で何かを取り囲んでいる女子生徒達の姿であった。
全生徒が集結しているのか、人数は100人近くおり、いずれも制服姿で玄関前を埋め尽くしていた。
その風景は特にやましい考えを持っていない男子生徒の目から見ても壮観であり、改めて容姿・スタイル共に抜群であることを感じていると玄関から一人の女子生徒が現れた。
現れたのは【オベリスク・ブルーの女王】とせて、学園内でも有名な【天上院明日香】だった。
デュエルの実力もさることながら、その美しい容姿は美少女揃いのブルー女子の中でも際立っており、現れただけ華やかな雰囲気になったのを離れの木陰から覗いていた男子生徒も感じていた。
全生徒が集結しているのか、人数は100人近くおり、いずれも制服姿で玄関前を埋め尽くしていた。
その風景は特にやましい考えを持っていない男子生徒の目から見ても壮観であり、改めて容姿・スタイル共に抜群であることを感じていると玄関から一人の女子生徒が現れた。
現れたのは【オベリスク・ブルーの女王】とせて、学園内でも有名な【天上院明日香】だった。
デュエルの実力もさることながら、その美しい容姿は美少女揃いのブルー女子の中でも際立っており、現れただけ華やかな雰囲気になったのを離れの木陰から覗いていた男子生徒も感じていた。
「明日香さん!こいつです!」
生徒達の中から、声が上がると囲みの中から一人の男子生徒が玄関前に押し出された。
男子生徒は、全身アザだらけで顔も腫れ上がっており、自力では立ち上がることさえ出来なさそうであったが目付きは未だに鋭いままであった。
男子生徒は、全身アザだらけで顔も腫れ上がっており、自力では立ち上がることさえ出来なさそうであったが目付きは未だに鋭いままであった。
「あなた一人でここに乗り込んでくるなんて、いい度胸ね。目的はこの前のデュエルの憂さ晴らしってところかしら?」
明日香の言葉を聞いて、木陰の男子生徒は女子達に囲まれている男子生徒が散々女子をバカにしていたところを明日香とのデュエルで叩きのめされたオベリスク・ブルーの男子生徒であったことを思い出した。
「反論できないところを見ると図星のようね。デュエルで勝てないから、私の恥ずかしい写真でも撮影しようとしたみたいね」
「うわ、ダッサ!」
「そんなんだから、デュエルで勝てない上に私達にもボコボコにされるのよ!」
木陰から様子を伺いながら、男子生徒は違和感を覚えた。
(あの傷はデュエルでついたものじゃない?)
(それに私達にもボコボコされるって?)
よく見ると、女子生徒達の制服は返り血のようなものがこびりついており、激しく運動したあとのように汗が滲んでいた。
すると明日香が次の言葉を口にした。
すると明日香が次の言葉を口にした。
「といってもせっかくここまで来たのだから、チャンスをあげるわ。私と一対一で勝負してみない?ただし素手の格闘でだけど。」
その言葉を木陰の男子生徒はますます訳がわからなくなった。
(男子と女子が素手で戦う?確かに明日香さんの方が背も高いし、体格もいいけど格闘技をやっていたなんて聞いたこともないのに大丈夫か?)
するとこれまで顔を伏せていたブルーの男子生徒が立ち上がり、構えをとった。
(そういえば彼はデュエリストを目指す前は空手の全国大会で優勝したと言っていたな)
そう思い返していると
「へえ、素人じゃないみたいね。じゃあ私も本気でやらせてもらうわね」
そういって着用していたグローブを外して、素手の状態となった。
明日香が外したグローブを地面に投げ捨てた瞬間、ブルー男子が一気に間合いを詰め鋭いハイキックを放った。
明日香が間一髪でかわすと、ブルー男子は続けざまに裏拳からローキックと次々に攻撃を続けていく。
明日香が間一髪でかわすと、ブルー男子は続けざまに裏拳からローキックと次々に攻撃を続けていく。
(あれだけ傷だらけなのにどこにそんな余力が…)
と木陰の男子は戦いの様子を見ながらふと思った。
(そういえば明日香さんは一発ももらってない?)
そう思った途端、明日香の左アッパーがブルー男子の顎をはね上げた!
ブルー男子の動きが止まると、一気に明日香の猛ラッシュが始まった。左右の拳がブルー男子を打ち付けると、女子達の間からも大歓声が上がる。
どがっ♪どがっ♪どがっ♪どがっ♪どがっ♪どがっ♪どがっ♪
ラッシュを浴び続ける男子生徒の体は前後に激しく揺れ続けていた。
93 名前:名無しさん[] 投稿日:2019/02/04(月) 00:54:48
「「「明!日!香!明!日!香!」」」
「「「明!日!香!明!日!香!」」」
いつの間にか女子生徒達からは明日香を応援する声が上がり、それはブルー女子全員の大合唱となって響き渡り始めた。
「「「明!!日!!香!!明!!日!!香!!」」」
と同時に女子生徒達はその場で足踏みを始め、やがて地鳴りとなって大合唱と共に夜のブルー女子寮周辺を包み込んだ。
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!
凄まじい轟音と揺れを感じながら、木陰にいた男子生徒は明日香とブルー男子の戦いに目を向けると、明日香のラッシュは収まるどころか女子生徒達の足踏みとともに回転が上がり続けていた。
ドガガガガガガガガガガガガガ!!!
もう男子生徒に意識があるのかわからないが、それでも明日香は両拳から繰り出されるラッシュを放ち続けた。
やがてラッシュを止めると、今度は膝蹴りの嵐が始まった。
顔面と腹部を交互にリズムよく膝を打ち込み、その度に男子生徒の体は揺れ続ける。
やがてラッシュを止めると、今度は膝蹴りの嵐が始まった。
顔面と腹部を交互にリズムよく膝を打ち込み、その度に男子生徒の体は揺れ続ける。
膝を打ち込み終えると、今度は長い脚を大きく振り上げ踵落としを頭部に打ち込み男子生徒を地面に叩き伏せた。
もうフィニッシュも時間の問題だった。
94 名前:名無しさん[] 投稿日:2019/02/05(火) 07:06:49
「「「明!!!日!!!香!!!明!!!日!!!香!!!」」」
「「「明!!!日!!!香!!!明!!!日!!!香!!!」」」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!
ブルー女子全員の大合唱と足踏みが最高潮に達した段階で、明日香は三角締めの体勢に入り男子生徒を一気に締め上げた。
ギュウウウウウ!!
男子生徒は完全に意識を失ったのか、白目をむき青ざめた表情で倒れ伏した。
「キャー!明日香さん素敵!」
「カッコいいですっ!」
「明!!!日!!!香!!!明!!!日!!!香!!!」
女子生徒の大歓声に応えるように、明日香は右手を挙げた。
95 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2019/02/07(木) 02:48:17
GJ!
モブの生徒達も含めたスケール感がいいですなあ。
GJ!
モブの生徒達も含めたスケール感がいいですなあ。
96 名前:名無しさん[] 投稿日:2019/02/10(日) 21:19:05
明日香編に続いて早乙女レイ(ブルー制服版)篇
明日香編に続いて早乙女レイ(ブルー制服版)篇
【オベリスク・ブルーの女王】天上院明日香がオベリスク・ブルーの男子生徒を格闘で叩きのめした光景をオシリス・レッドの男子生徒が目撃してから、一週間ほど経った。
あの時一部始終を目撃していた男子生徒はブルーの男子生徒がどうなったのかを気にしていたが、あれ以来授業を出ておらず退学したのでは?という噂で持ちきりであった。
レッドの男子生徒もあの時の光景が時々フラッシュバックしてしまい、授業に中々集中できない日々が続いていた。
明日香の華麗なフットワークからの激しい拳のラッシュ。
長い脚から繰り出される重い膝蹴りと踵落とし。
さらに窒息死してしまうのではないかというほど強烈な絞め技。
そして何といっても二人を取り囲んでいた他のブルー女子全員の大合唱と足踏み。
この二つに関しては夢の中でも思い出してしまい、その度に飛び起きていた。
この二つに関しては夢の中でも思い出してしまい、その度に飛び起きていた。
「明!!!日!!!香!!!明!!!日!!!香!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!
「うわっ!…何だ、夢か」
幸か不幸か、男子生徒は一人部屋であったので深夜に飛び起きることでルームメートに迷惑をかけることは全くなかった。
しかし、誰にも目撃したことを相談できず悶々とした日々を続けていた。
しかし、誰にも目撃したことを相談できず悶々とした日々を続けていた。
(何で明日香さんはあんなに強かったんだ…?)
(それに他の女の子たちも戦えるようなことを言っていた…)
膨らむ疑問を解決させるために、彼はもう一度行動することにした。
「行ってみるか…女子寮」