「今日もありがとう!楽しかったね!」
彼女とのデートを終え、帰路に着いた。
今まで彼女などいたことがなかったのだが、大学の空手サークルに入るとすぐに彼女ができた。
今まで彼女などいたことがなかったのだが、大学の空手サークルに入るとすぐに彼女ができた。
彼女は鈴木真弥。1つ上の先輩で、黒帯だ。僕にはもったいないくらい可愛い。
しかし、僕には大きな悩みがあった。
同じ空手サークルの同級生である猪口琴海に、ものすごくアタックされているのだ。
僕が真弥と付き合っていることは知っているはずなのに、しきりにデートに誘ってくる。
琴海も黒帯で、真弥と同じくらいの美人だ。
もともと強い女性に出会いたくて空手サークルに入った僕としては、琴海は真弥と同じ絶好の相手だ。
もともと強い女性に出会いたくて空手サークルに入った僕としては、琴海は真弥と同じ絶好の相手だ。
しかし僕には真弥がいる。断り続けてきたが、その度に悲しむ琴海の姿を見てついに
「じゃあ1回だけならいいよ。絶対真弥にバレないようにね。」
と言ってしまった。
「じゃあ1回だけならいいよ。絶対真弥にバレないようにね。」
と言ってしまった。
真弥にバレてしまったらおしまいなのは知っていた。かつて真弥と付き合っていた友人も同じように別の女性に言い寄られ、何回かデートをしているうちにバレてしまったのだ。
呼び出された友人は空手で鍛えられた屈強な手足でボコボコに蹴られ殴られ、半年くらい入院していたのだ。
真弥にバレませんように…そう思いながら琴海とのデートに向かった。
特に行きたい所もなかったので、近くの科学館に行った。
琴海の距離感は異様に近く、周りからはカップルにしか見えない様子だ。
琴海の距離感は異様に近く、周りからはカップルにしか見えない様子だ。
しかしこんなにも可愛い琴海に近づかれ、真弥にバレないことよりも今日のデートを楽しむことを意識し出すようになった。
デートの3日後、サークルの活動場所である大学の道場に、真弥から話があると呼び出された。
来週のデートが楽しみと話した直後のことだったので、別れ話ではないだろう。
この日はサークル活動は無く、静かな道場だ。
来週のデートが楽しみと話した直後のことだったので、別れ話ではないだろう。
この日はサークル活動は無く、静かな道場だ。
時間通りに場所に行くと、真弥の他にもう1人女性がいる。
「お待たせ!話ってなに?」
声をかけると2人は振り返った。
なんと、真弥と話していたのは琴海だった。
手になにか持っている。
手になにか持っている。
「急に呼び出してごめんね。こないだの琴海とのデートは楽しかった?」
笑顔でそう言いながら、1枚の写真を渡される。
そこには、僕と琴海が親密な様子で歩いている姿が残っていた。
「こ…これは違うんだ。偶然会ったからちよっと話しただけで…」
苦し紛れの言い訳をするが、今度はスマホの画面を見せ
「琴海とのLINE、しっかり待ち合わせしてるじゃん」
「琴海とのLINE、しっかり待ち合わせしてるじゃん」
僕が何も言い返せないでいると、こう続ける。
「隠すってことはやっぱり、浮気だったんだね。ならちゃんとお仕置きしてあげないと。」
お仕置きとはもちろん、空手黒帯の女の子にボコボコにされるということだ。
「じゃあまずは正拳突きから。琴海、手伝って」
あばら骨は確実に折れ、内蔵が破裂してもおかしくないような正拳突きを食らうことになったのだ。
すぐに逃げようとするが、あっという間に琴海に片手で捕まえられてしまった。
すぐに逃げようとするが、あっという間に琴海に片手で捕まえられてしまった。
琴海に羽交い締めをされ、絶体絶命のピンチ。
真弥の鋭い拳が僕の腹に近づく。
覚悟を決め、一発目を受ける。
ウッ
笑顔で突き出された拳は、僕の鳩尾にジャストミートした。
気を失いそうになるほどの痛みで倒れそうになるが、琴海に羽交い締めされているせいで、体勢は変わらない。
「うわぁ〜痛そう笑 瓦もレンガブロックも簡単に割れちゃうような正拳突きを、素人が無防備で受けたらそりゃあ痛いか。でもまだ終わらないからね?」
2発目、3発目と、次々に真弥の拳が僕の鳩尾をエグるように突き出される。
そして10発目
勢いを付けて突き出された拳は、今日1番の力で僕の鳩尾をとらえた。
ゴホッゴホッ
「あ〜ら。咳き込んじゃった。最後の1発は稽古でもめったにやらない、100%の力で殴ったからね。私のこの顔からは想像できない痛みでしよ〜
琴海、ありがとう。ちよっと休憩しよっか。」
琴海、ありがとう。ちよっと休憩しよっか。」
「は〜い。」
琴海の羽交い締めが終わると、床に倒れ込んだ。羽交い締めをされている時は気が付かなかったが、琴海の力も相当強い。まだ脇の辺りの感覚が戻らない。
もちろん、それ以上に真弥の正拳突きは激痛だった。真弥の言う通り、あの可愛い顔の子から殴られているとは思えないほどの痛みだった。
「アイツのお腹どうなったかな?」
2人は興味津々に僕の服をめくった。
「すごい真っ青になってますね!さすが真弥先輩!」
「まあね笑 次は蹴りでお仕置きね。」
「はい!笑」
促される前に琴海は僕に羽交い締めをする。さっきの痛みは全く引いていないが、次の罰を受ける。
「下段蹴りして琴海の羽交い締め無しでも逃げられないようにしてあげよっか〜私の蹴りの威力は知ってるよね?」
そう、僕は以前ミットありで彼女の下段蹴りを太ももに受けてみたことがあったのだ。その時は3割程度の力で蹴ったと話していたが、彼女の重い蹴りの痛みは蓄積し、足を引きずりながら帰宅したのを覚えている。家に帰って蹴られた太ももを見てみると、真っ青になっていた。
そんな蹴りをミット無しで、しかも思いっきり受けるのだ。一発受ければもう自力で立っていられるはずがない。
今度ばかりは必死に逃げようとする。琴海の羽交い締めからはなかなか逃れることができず、足をバタつかせる。
「抵抗するな!」
真弥に怒鳴られても無視して足をバタバタ動かす。
15秒ほど抵抗していると突然、バコッという鈍い音ともに今まで感じたことの無い激痛がお尻に走った。
「琴海、ナイス膝蹴り!」
「へへっなかなか大人しくならないので思いっきり蹴っちゃいました笑」
なんと今、琴海の膝蹴りをお尻に受けたのだった。
琴海の膝蹴りと言えばサークル内の女子で一番強いとも言われるほとだ。
ムキムキの太ももの筋肉は道着の上からでも確認できる。
琴海の膝蹴りと言えばサークル内の女子で一番強いとも言われるほとだ。
ムキムキの太ももの筋肉は道着の上からでも確認できる。
お尻のジンジンとした痛みは蹴られた瞬間から全く引かない。
足をバタつかせるのも忘れるほどの痛みだった。いや、再び逃げようとすればあの膝蹴りをまた受けることになるのを恐れ、本能が抵抗をやめさせたのかもしれない。
「やっと大人しくなったね。じゃあ下段蹴りいくよ。」
無防備になった僕の太ももを真弥の脚が襲いかかる。
一発目…
ミットありで受けた時とは全く違う、想像を絶する激痛が走る。真弥の足は急所部分を見事にとらえ、あっという間に自力では立てないようになってしまった。
だが、琴海の羽交い締めにより倒れることはできない。無理やり倒れ込みでもすれば琴海に逃げると判断され、膝蹴りの餌食になるかもしれない。全く痛みが引かないお尻にもう一度膝蹴りを食らうなど、想像するだけでも恐ろしい。
一発目の蹴りは左脚に受けた。右利きの真弥が、一番蹴りやすいように蹴ったのだろう。
僕はもう一度右足で蹴られると考え、蹴られる予定の左脚をバレないように少し浮かせた。
こうするとダメージを少し減らすことができると、真弥から教えてもらったことがあったのだ。
「じゃ、2発目行くね〜」
次に来るであろう激痛に備え、目をつぶって真弥の蹴りを待つ。
バシッ
ウッ
なんと彼女の蹴りは、予想に反して右脚にヒットした。
右脚に殆どの体重をかけていた僕は、予想外の右脚への大ダメージに息が止まった。
右脚に殆どの体重をかけていた僕は、予想外の右脚への大ダメージに息が止まった。
琴海の羽交い締めを振り切り、そのまま僕は倒れてしまった。正拳突きを10発も受けた鳩尾に、再び激痛が走る。
「真弥先輩強すぎですよ〜笑 2発で倒れちゃったじゃないですか〜」
「だってコイツ片脚だけに体重かけてんだもん笑
まさかバレてないとでも?」
まさかバレてないとでも?」
真弥には全てお見通しだった。
「そろそろ私もお仕置きしていいですか??」
「そうだね!さっきの蹴り2発で走って逃げるのはおろか、歩くことすらできないはずだから。」
「わ〜い!でも真弥先輩みたいにカッコいいことはできないから、お尻ペンペンでもしちゃおっかな。」
「琴海らしくてかわいいね。今日初めてのお仕置きやっちやおう笑」
琴海は僕の腹を抱えあげて正座した状態で脚を腹の下に入れる。偶然か必然か、琴海の兵器ともいえる膝が鳩尾に当たり、痛みがさらに増す。
そして、ズボンとパンツを脱がされる。蹴られた太ももをゴムが通過する度に、再び激痛が走る。
「先輩見てください!お尻真っ青になってますよ!さっきの膝蹴りがちゃんと当たった証拠ですね!」
お尻はもう青あざになっていたようだ。
「私が蹴った太もものアザも負けてないよ!」
2人は僕の体にできたアザで、楽しそうに会話している。
「それじゃあお尻ペンペンスタート♪」
ベシッ…ベシッ…ベシッ……
次々に振りかざされる琴海の右手は、左右のお尻を正確にとらえ、道場全体に打撃音が響き渡る。軽く力を入れるだけで上腕二頭筋が盛り上がるような腕で、もちろん手加減などせずにお尻に次々と制裁を与える。
一発受けた時点でほぼ感覚がなくなるようなジーンとした痛みが広がっており、その後2~30発一気に食らった。
「真弥先輩!お尻の両端真っ赤になりました!」
「お疲れ。さっきの膝蹴りと合わせて、お尻全体はそのうち真っ青になるね。」
自分のお尻の様子を聞き、冷や汗が止まらない。僕は生きて帰れるのだろうか。
「ど…どうして琴海まで…お仕置きをするんだ…?琴海は真弥にとって敵じゃないか…」
何も言わなければすぐに次のお仕置きが始まってしまうので、そんな質問をしてみた。
「真弥先輩、そろそろホントのこと話します?」
「そうね。
実は私たち、最初からコレが目的だったの。
まず私がターゲットの男と付き合って、いい感じになってきたら琴海にアタックさせる。その様子を私がスマホで撮影して、それを理由にボコボコに痛みつける。
アンタもその友達も綺麗に引っかかってくれたね。」
実は私たち、最初からコレが目的だったの。
まず私がターゲットの男と付き合って、いい感じになってきたら琴海にアタックさせる。その様子を私がスマホで撮影して、それを理由にボコボコに痛みつける。
アンタもその友達も綺麗に引っかかってくれたね。」
「そ…そういうことだったのか…」
もはや理由はどうでも良い。いや、聞いても理解できないほど痛みで頭が混乱しているのだ。この話をしている間、お仕置きは少し延期されたのだから。
もはや理由はどうでも良い。いや、聞いても理解できないほど痛みで頭が混乱しているのだ。この話をしている間、お仕置きは少し延期されたのだから。
「真弥先輩、そういえばさっきから道着の右脚にヌメっとしたものが付いてるんですが、何だか分かりますか?」
「多分アレね。」
そう言うと真弥は僕の体を仰向けの状態に転がす。お尻全体に激痛が走るが、そんなことは気にしてくれない。
「見て見て。おちんぽがこんなに硬くなってる。」
「えっホントですね…でもコレって興奮している時になるやつですよね?」
「そうよ。今こいつは興奮してるの。おちんぽは嘘をつかないからね。」
「黒帯の女の子2人にボコボコにされて興奮するなんて、とんでもないですね。」
そう、僕は完全に勃起していたのだ。実は元々M気質があり、空手サークルに入ったのも女子に少しいじめられたいという思いもあったからだ。
真弥からボコボコにされると聞いた時、既に僕は興奮していた。だが、一発目の正拳突きを受けた瞬間、あまりの痛みにその興奮は抑えられた。
最後に琴海からお尻ペンペンをされると聞いた時、再び勃起してしまった。そして琴海から叩かれている間、おちんぽが揺られてほんの少しだけ精液が出てしまったのだ。
「こんな変態は二度と興奮できない体にしないとね」
まさか…とは思ったが、そのまさかだった。
「早く脚を広げて。何するか分かるでしょ?」
広げた脚の間に笑顔で見下しながら立つ。
自分をアザだらけにしているのが本当にこの女の子なのか何度も疑ってしまうほど可愛い笑顔だ。
その笑顔のまま、一発目の蹴りが入る。
どこを蹴られたのか、もうお分かりだろう。男子特有の急所、金玉だ。
今日一番の痛みだ。吐き気とともに、全身に電気が走るような痛みを感じる。
「琴海の大事な道着を汚した犯人は潰しておかないとね。私サッカーも習ってたから、こういう蹴りも得意なんだ。潰れるまでいくよ。」
僕はもう、脚を閉じるなどの抵抗はしなかった。2人の黒帯の女の子を相手に敵うはずがないことは、今までのお仕置きで身に染みていたからだ。
無抵抗の僕に、容赦なく2発目、3発目の蹴りが入る。もちろん毎回脚を大きく振りかぶり、思いっきり蹴られる。早く潰れて、この連撃から逃れたいと思うようになった。
そしてついに…
パンッ
今までの打撃音とは明らかに異なる、破裂するような音が響いた。
真弥が金玉を掴みながら確認している。
「1個潰れた〜意外と簡単に潰れるんだね笑」
実は、2人が金玉を潰したのは初めてだった。以前同じようにボコボコにされた友人は、金玉は潰されずに許されたそうだ。だが、今日は2人とも容赦しない。
「真弥先輩すご〜い。もう一個は私が潰していいですか?」
「もちろん!得意の膝で潰す?」
「はい!一発で潰すので、ちょっとの間コイツ立たせておいてください!」
今まで琴海がしていたように羽交い締めをし、無理やり僕を立たせる。琴海よりも強い力で固定され、全く身動きが取れない。
促される間もなく蹴りやすいように脚を開き、ひとつになってしまった金玉を琴海に差し出す。
金玉の位置を確認しながら膝で狙いを定める。
既に真弥の蹴りを何発も受けているため、膝が少し触れるだけでも激痛だ。
既に真弥の蹴りを何発も受けているため、膝が少し触れるだけでも激痛だ。
「トドメの膝蹴りいくネッ」
笑顔でそう言い、地面を蹴って金玉を目がけて膝を突き出す。
パァァァァン
100%の力で放たれた琴海の膝蹴りは、僕の金玉に直撃し、宣言通り一発で潰れた。
潰れた瞬間、中にあった精液とともにおちんぽから血が流れ出た。
「最後の射精、私の膝蹴りでできてよかったネ。」
「琴海の膝蹴りは相変わらず最強だね。」
「真弥先輩のキックも相当ですよ笑」
「ありがとう笑
どう?黒帯の女の子2人にボッコボコにされた気持ちは?最後にボコボコにした私の足でも舐めろ。」
どう?黒帯の女の子2人にボッコボコにされた気持ちは?最後にボコボコにした私の足でも舐めろ。」
言われるがままに真弥の足の裏、足の甲を舐めた。足裏は強烈な汗の匂いがしたが、今の僕にとってはその程度痛くも痒くもない。赤くもなっていない綺麗な足の甲を舐めながら、このごく普通の足でこんなにもダメージを与えることができるのかと驚いていた。
もう声は全く出ない。
「よく無言で私のくっさい足舐めれるなぁ。それから、今後もこの作戦使っていくから、今日のことは口外厳禁だからね。アンタの友達も、私と付き合ってるのを知りながら何も言ってこなかったでしょ?
もし誰か1人でもこのことを伝えたらもうこの作戦は使えなくなる。そうなったらアンタを毎日サンドバッグにして今日みたいにボッコボコにするからね。まぁ金玉はもう潰しちゃったから他の所だけだけど笑」
もし誰か1人でもこのことを伝えたらもうこの作戦は使えなくなる。そうなったらアンタを毎日サンドバッグにして今日みたいにボッコボコにするからね。まぁ金玉はもう潰しちゃったから他の所だけだけど笑」
「真弥先輩怖いですよ〜笑 でもそうなったら毎日ボコボコにできますね!それはそれで楽しいかも♪」
「琴美だってすっごく怖いこと言ってるよ笑 ボコボコにされておちんぽ硬くなっちゃうような奴だから、もしかしたらまたボコボコにされたくてわざと誰かに話すかもね笑」
2人は笑って話しながら道場をあとにした。
たった30分程度だったが、永遠に感じられた。
お腹、太もも、お尻、そして金玉を木端微塵にされた僕は、何度も転び、脚を引きずりながら一人暮らしの下宿先に帰った。
鏡で見た自分の姿は、変わり果てたものだった。お尻も、真弥が話していた通り全体が真っ青になっていた。
数ヶ月後、ようやくアザがほとんど消え、痛みも1/10程度になったところで、サークル活動に足を運んだ。真弥と琴海から、サークルを辞めるなとも脅されていたのだ。
久しぶりに顔を出すと、入ったばかりの後輩と真弥が付き合っているという話を聞いた。
またあの恐ろしい計画が始まっていたのだ。
またあの恐ろしい計画が始まっていたのだ。
しかも相手は真弥にとつて2つも下の後輩。この計画を教えてあげようか悩みに悩んだ。教えれば僕は毎日2人のサンドバッグだ。
1週間ほど悩んだが、まだ答えは出ない。琴美が明日デートに誘っているのを見かける。
この後輩は数日後、僕と同じようにボロボロにされてしまうのだろうか。そう思うと、夜も眠れなかった。
この後輩は数日後、僕と同じようにボロボロにされてしまうのだろうか。そう思うと、夜も眠れなかった。
翌朝、ついに僕は決心し琴海と真弥を呼び出す。琴海はデートの予定だったはずだが、すぐに来てくれた。
「あの後輩にも僕と同じ計画を実行しようとしてるのを見たんだ。ても僕みたいにボコボコにされる姿を想像したら可哀想でたまらない。
だからもうあの計画はやめてくれ。その代わりに僕がどれだけでも2人のサンドバッグになるから。」
だからもうあの計画はやめてくれ。その代わりに僕がどれだけでも2人のサンドバッグになるから。」
とうとう言ってしまった。セリフを予想していた真弥は、動画を撮影していた。
「聞いた?今『サンドバッグになる』って言ったよね〜」
「はい!笑 また私たちの計画にハマりましたね!」
なんと2人は後輩をボコボコにする気など元々なく、僕がこう出るのを期待していたのだ。
だが、もう遅い。1度言ってしまったら、もう彼女らのサンドバッグになるしかない。
2人が用意していたロープで僕を本物のサンドバッグのように地面から10センチほど浮くように吊し上げ、いつもサンドバッグを変形させているほどの強烈なキックを何発も浴びせる。
あれから1ヶ月経った今日も、アザだらけの体で彼女らのもとに向かう。