したらば1スレ/(975-987)新体操部女子理奈vs空手部男子剛田
ここはとある高校の体育館。
放課後、新体操部女子部員の理奈は1人で自主練習をしていた。
「カシャカシャ」
理奈は不審な物音に気付きあたりを見回すと、体育倉庫の影に隠れる人影を見た。
「ん?あそこ誰かいる!」
体育倉庫に駆け寄ると、そこからいかにもオタクっといった風情の1人の男子学生が望遠カメラを持って飛び出てきた。
「待て!逃げるな!」
男子学生はあっという間に理奈に捕まり、その場に立ちすくんだ。
「あなたは、写真部の三上君!?こんなところで何やってんのよ!」
怒気を含んで問い詰める。
三上「なっ、なんだよ~。写真部として学内の活動写真を撮ってただけだよ。何か問題あるの?」
三上は弱弱しそうに答える。
「活動写真ってどんな写真よ。」
三上「どんなって・・もちろん部活動の活動写真だよ。他の部にだって撮らせてもらってるんだよ。
別に新体操部だけじゃないし。」
「じゃあ、なんで逃げたのよ。」
三上「いや、それは。」
「とにかく、どんな写真撮ったのか見せてもらえる?」
三上「いや、その~。あっ、今度の校内新聞に載せるやつだから今は見せられないんだ。そうなんだよ、うん。」
しどろもどろになる三上。
「とにかく見せて!」
三上から強引にカメラを奪い取り、デジカメを再生すると、レオタードの胸・股間・おしりばかりをアップで撮影した
いやらしい写真が次々と映し出された。
「何よこれ!何考えてるの三上君!」
顔を真っ赤にしてうつむく三上。
「とりあえずこれは全部削除するわよ。あと、先生にも報告するからね。停学処分は免れないわね。
三上君、大学への推薦も決まってたみたいだけど、全部パ~ね。まあ、自業自得よね。」
三上「ちょ、ちょっと待ってよ。勘弁してよ。停学や推薦取り消しなんて親がなんていうか。
いままで優等生で通してきたのに、親を泣かせちゃうよ。勘弁してよ。」
「何言ってんのよ!自分が何したかわかってんの!絶対許さないんだから。」
三上は床に突っ伏しておいおい泣き始めた。
今まで絵にかいたような優等生で通してきた三上にとり、この不祥事がばれて停学や推薦取り消し処分を受けることは
大袈裟にいえば死刑判決のようなものだった。
「いくら泣いたって許さないわよ。そんなに落ち込むくらいなら何でこんな事したのよ。」
三上「だって、だって。命令に背いたら虐められるし。うっうっ」
「えっどういうこと?」
三上はつい、自分がしゃべってはいけない事を喋ってしまったことに気がつき、顔を青ざめさせて首を振る。
三上「いや、何でもない。何でもないよ。」
「なんでもないこと無いでしょ。虐めってどういうことよ?」
三上「いや、そんなこと言ってない。虐めなんて無いよ。絶対ない。」
「そういうことなのね。おかしいと思ったわ、優等生の三上君がこんなことするなんて。
誰に命令されたの?教えて。」
しかし、三上はブルブルと体を震えさせ、一向に口を開こうとしない。
「ばらしたら余計に虐められちゃうと思ってるのね。でもね、三上君。真犯人がわからない以上は
三上君を犯人として先生に報告するしかないのよ。停学処分なんて嫌でしょ。お父さんお母さんを
悲しませたくないでしょ。悪いようにはしないから、お願いだから誰の指示なのか教えて。」
理奈は母親のようなやさしさで三上に問いかける。
三上「でも、でも、ばらしたら酷い事されちゃう。もう学校来れなくなっちゃう。」
「だいじょうぶ。本人にばらしたりしないから。一緒にうまいこと対策考えようよ。だから教えてくれない?」
長い沈黙。ようやく三上は意を決して口を開いた。
「剛田君」
三上は蚊の泣くような声でようやくその名前を口にした。
「えっ剛田君?空手部の?」
剛田とは三上、理奈と同じ学年の男子生徒で空手部の主将を務めている。
185cm 90kgの巨体を武器に、フルコン空手の全国大会に出場するほどの猛者である。
中学時代には大人も含めた相手に数十回ものストリートファイトを行い、そのほとんどに勝利したという伝説的なヤンキーで、
三上のような人間はパシリとして好きなように使われていた。
185cm 90kgの巨体を武器に、フルコン空手の全国大会に出場するほどの猛者である。
中学時代には大人も含めた相手に数十回ものストリートファイトを行い、そのほとんどに勝利したという伝説的なヤンキーで、
三上のような人間はパシリとして好きなように使われていた。
「うん。剛田君に理奈ちゃんの写真を撮ってくるように命令されて。嫌だって断ったんだけど
言うこと聞かないと痛い目にあわせるぞって・・だから、ごめん理奈ちゃん。」
人に話せたことで気が楽になったのだろう。三上は声を上げて泣き始めた。
言うこと聞かないと痛い目にあわせるぞって・・だから、ごめん理奈ちゃん。」
人に話せたことで気が楽になったのだろう。三上は声を上げて泣き始めた。
理奈は考えた。
う~ん、事情はわかった。これで三上君を先生に突き出すのはかわいそうだな。でも、今の話が事実だっていう
証拠もないし。かといって、剛田君に直接確認したら、三上君がしゃべったことがばれちゃうし。
どうしようかな~?
う~ん、事情はわかった。これで三上君を先生に突き出すのはかわいそうだな。でも、今の話が事実だっていう
証拠もないし。かといって、剛田君に直接確認したら、三上君がしゃべったことがばれちゃうし。
どうしようかな~?
そんなことを考えていると、突然、空手着に身を包んだ1人の男が体育館に現れた。
男「おい!三上~!」
三上「ひいいい、剛田君!何でここに!」
剛田「空手部の練習が終わったから様子を身に来たんだよ。お前がちゃんと仕事してるかどうかをな。
まさか、チクってくれてるとはなぁ。お前どうなるかわかってるんだろうな?」
三上「許して、許して。ごめんなさい。誰にも言いません。だから許して下さい。」
三上は土下座して許しを請う。
剛田「そんなことで許してもらえると思ってんのか、ああ?てめぇこっち来いコラァ!」
三上に近づく剛田。その前にスッと理奈が立ちふさがる。
「剛田君。今の話本当なの?三上君に私の写真撮るように命令したって。」
剛田「ああ、そうだよ。新体操部一の美少女をオカズにオナニーさせてもらおうと思ってなw
こいつは情けねえ男だが、写真の腕だけは確かだからな。だから撮ってくるように命令したんだが、
まさか見つかっちまうとはな。ほんとグズな野郎だぜ。」
「最低な男ね。とりあえず先生には剛田君の罪として報告させてもらうわよ。次の大会には
出られないでしょうけど当然よね。」
剛田「あぁ?何言ってんだお前。そんなことしたらどうなるかわかってんのか?いや、ちょっとまてよ。」
男「おい!三上~!」
三上「ひいいい、剛田君!何でここに!」
剛田「空手部の練習が終わったから様子を身に来たんだよ。お前がちゃんと仕事してるかどうかをな。
まさか、チクってくれてるとはなぁ。お前どうなるかわかってるんだろうな?」
三上「許して、許して。ごめんなさい。誰にも言いません。だから許して下さい。」
三上は土下座して許しを請う。
剛田「そんなことで許してもらえると思ってんのか、ああ?てめぇこっち来いコラァ!」
三上に近づく剛田。その前にスッと理奈が立ちふさがる。
「剛田君。今の話本当なの?三上君に私の写真撮るように命令したって。」
剛田「ああ、そうだよ。新体操部一の美少女をオカズにオナニーさせてもらおうと思ってなw
こいつは情けねえ男だが、写真の腕だけは確かだからな。だから撮ってくるように命令したんだが、
まさか見つかっちまうとはな。ほんとグズな野郎だぜ。」
「最低な男ね。とりあえず先生には剛田君の罪として報告させてもらうわよ。次の大会には
出られないでしょうけど当然よね。」
剛田「あぁ?何言ってんだお前。そんなことしたらどうなるかわかってんのか?いや、ちょっとまてよ。」
剛田は理奈の体を舐めまわすように見た。
イエローの光沢のあるレオタード、今はやりのスカートは無く、昔ながらのシンプルなレオタードから伸びる
健康的でキレイな脚、やわらかそうなプリプリとしたおしり、程良い大きさのCカップはあろうかという胸、
そして室内競技だけあり、まったく日焼けしていない、透き通るような白い肌。
さらには、某アイドルグループに入っても間違いなく選抜メンバーに選ばれるであろうと思わせるほど
かわいらしいアイドル顔。
剛田は自らの体から湧き出てくるどす黒い欲望を抑えることが出来なくなっていた。
イエローの光沢のあるレオタード、今はやりのスカートは無く、昔ながらのシンプルなレオタードから伸びる
健康的でキレイな脚、やわらかそうなプリプリとしたおしり、程良い大きさのCカップはあろうかという胸、
そして室内競技だけあり、まったく日焼けしていない、透き通るような白い肌。
さらには、某アイドルグループに入っても間違いなく選抜メンバーに選ばれるであろうと思わせるほど
かわいらしいアイドル顔。
剛田は自らの体から湧き出てくるどす黒い欲望を抑えることが出来なくなっていた。
剛田「へっ、ちょうど良いや。写真撮らせてオナニーなんてまどろっこしい。ここでお前自身を味わってやるよ。
もうこの学校には俺たち以外誰もいねえ。少々叫んだくらいじゃ誰にも聞こえないしな。」
「味わってやるってどういうことよ?」
剛田「なにカマトトぶってやがる。知らねーとは言わせねーぞ。おや、それともバージンなのか?
そりゃ楽しみだぜ。」
「ちょっと、剛田君なに言ってるの。うそでしょ?本気なの?それ犯罪よ。」
理奈は1歩、2歩と後ずさる。
剛田「強姦は親告罪だぜ。お前が黙ってれば犯罪にはならねーよ。親告なんざ出来ないくらいにボロボロにしてやんよ。」
三上「剛田君、いくらなんでもそれは。写真のことは黙ってるから。だからそれだけは。理奈ちゃんには手を出さないで!」
剛田「うるせー!てめーは黙ってろ!!!」
剛田に一喝され、三上は直立不動で身動きをとることが出来なくなった。
もうこの学校には俺たち以外誰もいねえ。少々叫んだくらいじゃ誰にも聞こえないしな。」
「味わってやるってどういうことよ?」
剛田「なにカマトトぶってやがる。知らねーとは言わせねーぞ。おや、それともバージンなのか?
そりゃ楽しみだぜ。」
「ちょっと、剛田君なに言ってるの。うそでしょ?本気なの?それ犯罪よ。」
理奈は1歩、2歩と後ずさる。
剛田「強姦は親告罪だぜ。お前が黙ってれば犯罪にはならねーよ。親告なんざ出来ないくらいにボロボロにしてやんよ。」
三上「剛田君、いくらなんでもそれは。写真のことは黙ってるから。だからそれだけは。理奈ちゃんには手を出さないで!」
剛田「うるせー!てめーは黙ってろ!!!」
剛田に一喝され、三上は直立不動で身動きをとることが出来なくなった。
剛田「行くぜ!」
剛田は理奈に掴みかかった。
「キャーやめてー。助けてー」必死に逃げる理奈。
広い体育館を2人の男女が走り回る。
空手着を着た大男が追いかけ、イエローのレオタードの美少女が逃げ回る。
新体操で鍛えたフットワークで逃げる、逃げる、逃げる。
剛田「ちょこまか逃げ回るんじゃねーよコラ。諦めてとっとと捕まれ。」
理奈「キャー助けてー。お願いだからやめてー!」
剛田は理奈に掴みかかった。
「キャーやめてー。助けてー」必死に逃げる理奈。
広い体育館を2人の男女が走り回る。
空手着を着た大男が追いかけ、イエローのレオタードの美少女が逃げ回る。
新体操で鍛えたフットワークで逃げる、逃げる、逃げる。
剛田「ちょこまか逃げ回るんじゃねーよコラ。諦めてとっとと捕まれ。」
理奈「キャー助けてー。お願いだからやめてー!」
しかし、逃げるにも限界がある。理奈は体育館の角に追い詰められた。
剛田「へっ、手こずらせやがって。無駄なあがきだっつーの。じゃ、そろそろいただくとするか。」
剛田が理奈の体に手を伸ばす。身動きできず恐怖に震える理奈。その時!
「うわああああああああああああああああああああ!」
三上が剛田の体へ思いっきりタックルをかました。
三上「逃げて!理奈ちゃん!」
剛田「三上ぃぃぃ!てめーーーー!」
剛田「へっ、手こずらせやがって。無駄なあがきだっつーの。じゃ、そろそろいただくとするか。」
剛田が理奈の体に手を伸ばす。身動きできず恐怖に震える理奈。その時!
「うわああああああああああああああああああああ!」
三上が剛田の体へ思いっきりタックルをかました。
三上「逃げて!理奈ちゃん!」
剛田「三上ぃぃぃ!てめーーーー!」
しかし、一般男性と比べてもガリガリで体力のない三上では剛田の動きを長時間止めておくことは出来なかった。
剛田は三上を簡単に振りほどくと、みぞおちへ強烈な中段蹴りをブチ込んだ。
三上「うげぇぇぇぇぇぇぇぇ」
さらに、うずくまる三上の顔面へ下段蹴り。
鼻血を吹き出しもんどりうって倒れる三上に、ストンピングの雨あられ。
三上「うぐぅ、げほぉ、がはぁ、うっ、うっ、げほ、げほぉ、ぐはぁ」
剛田「なめやがって三上の分際で!俺に逆らったらどうなるか教えてやるよ!」
理奈「やめてー、もうやめてー、死んじゃうよー。やめてー!」理奈の悲痛な叫びがこだまする。
三上「り・な・ちゃ・・に・げ ぐふぅげほぉ」
剛田は三上を簡単に振りほどくと、みぞおちへ強烈な中段蹴りをブチ込んだ。
三上「うげぇぇぇぇぇぇぇぇ」
さらに、うずくまる三上の顔面へ下段蹴り。
鼻血を吹き出しもんどりうって倒れる三上に、ストンピングの雨あられ。
三上「うぐぅ、げほぉ、がはぁ、うっ、うっ、げほ、げほぉ、ぐはぁ」
剛田「なめやがって三上の分際で!俺に逆らったらどうなるか教えてやるよ!」
理奈「やめてー、もうやめてー、死んじゃうよー。やめてー!」理奈の悲痛な叫びがこだまする。
三上「り・な・ちゃ・・に・げ ぐふぅげほぉ」
数十秒間続いたリンチはようやく終わった。
三上の顔面は血まみれに、体は痣だらけとなり、瀕死の重傷だ。
剛田「へっ、わかったか。俺様にさからうとこうなるんだよ。」
理奈が三上のもとへ駆け寄る。
理奈「三上君大丈夫?三上君!三上君!」
剛田「なんだお前逃げられなかったのか?怖くて足がすくんだか?せめて逃げてればこいつも
浮かばれたのになぁwこれじゃ無駄死にだな。まあ、このグズにはお似合いだな。ははははははは」
理奈「酷過ぎる。」
あまりの剛田の理不尽さ、横暴さに対する怒りで、理奈の中でなにかが芽生えてきていた。
理奈「三上君はグズなんかじゃない!敵わないとわかっててもあなたに向かっていった。
私を助けるために自分より強い相手に向かっていった。あなたなんかよりよっぽど勇敢で
男らしい人よ!」
剛田「こいつが男らしい!?笑わせるなww」
理奈「ひとつ教えてあげるわ。私『逃げられなかった』んじゃないわ。『逃げなかった』のよ。
三上君の勇気ある行動で、あなたみたいなクズから、横暴から逃げたらいけないって気付かされたの。
私はあなたから逃げない。戦うわ。そして三上君の仇をうつ。」
理奈は眼光鋭く、剛田を睨みつけた。
三上の顔面は血まみれに、体は痣だらけとなり、瀕死の重傷だ。
剛田「へっ、わかったか。俺様にさからうとこうなるんだよ。」
理奈が三上のもとへ駆け寄る。
理奈「三上君大丈夫?三上君!三上君!」
剛田「なんだお前逃げられなかったのか?怖くて足がすくんだか?せめて逃げてればこいつも
浮かばれたのになぁwこれじゃ無駄死にだな。まあ、このグズにはお似合いだな。ははははははは」
理奈「酷過ぎる。」
あまりの剛田の理不尽さ、横暴さに対する怒りで、理奈の中でなにかが芽生えてきていた。
理奈「三上君はグズなんかじゃない!敵わないとわかっててもあなたに向かっていった。
私を助けるために自分より強い相手に向かっていった。あなたなんかよりよっぽど勇敢で
男らしい人よ!」
剛田「こいつが男らしい!?笑わせるなww」
理奈「ひとつ教えてあげるわ。私『逃げられなかった』んじゃないわ。『逃げなかった』のよ。
三上君の勇気ある行動で、あなたみたいなクズから、横暴から逃げたらいけないって気付かされたの。
私はあなたから逃げない。戦うわ。そして三上君の仇をうつ。」
理奈は眼光鋭く、剛田を睨みつけた。
剛田「はははははは。気でも狂ったか?女が男と戦う?しかも俺は空手部だぞ。全国大会出てるんだぞ。
それを新体操みたいなストリップショーをやってる女が戦うだって?冗談もほどほどにしろ!」
しかし理奈は笑わない。表情は真剣そのものだ。
剛田「どうやら本気みたいだな。まあ、ちょこまか逃げ回られるよりその方が都合が良い。
とっとと組みふせて俺のマグナムをブチ込んでやるぜ。それも一発じゃ終わらせねえ。
一晩中何度でも何度でも楽しませてもらうから覚悟しろよ。」
それを新体操みたいなストリップショーをやってる女が戦うだって?冗談もほどほどにしろ!」
しかし理奈は笑わない。表情は真剣そのものだ。
剛田「どうやら本気みたいだな。まあ、ちょこまか逃げ回られるよりその方が都合が良い。
とっとと組みふせて俺のマグナムをブチ込んでやるぜ。それも一発じゃ終わらせねえ。
一晩中何度でも何度でも楽しませてもらうから覚悟しろよ。」
真っ直ぐに距離を詰める剛田。理奈の体に手を伸ばした瞬間
クルッ
新体操で鍛えた身のこなしで手をかいくぐり、素早くサイドへ回り込む。
また真っ直ぐに剛田が突っ込む。
同じようにサイドにかわす理奈。
同じ動きが数回繰り返される。
剛田「オイオイ、逃げるのはやめたんじゃなかったのかw 戦うんじゃないのか?
やっぱり女は口だけだな。」
剛田は油断しきっていた。やっぱ、こいつは逃げるだけだ。戦う気なんてさらさらない。
まあ、多少は身のこなしが素早いみたいだが、あと何回かのうちに捕まえられるだろう。
クルッ
新体操で鍛えた身のこなしで手をかいくぐり、素早くサイドへ回り込む。
また真っ直ぐに剛田が突っ込む。
同じようにサイドにかわす理奈。
同じ動きが数回繰り返される。
剛田「オイオイ、逃げるのはやめたんじゃなかったのかw 戦うんじゃないのか?
やっぱり女は口だけだな。」
剛田は油断しきっていた。やっぱ、こいつは逃げるだけだ。戦う気なんてさらさらない。
まあ、多少は身のこなしが素早いみたいだが、あと何回かのうちに捕まえられるだろう。
自分が攻撃されることなどはまったく考えていなかったので、無防備に掴みかかっていった。
またしても理奈がサイドに身をかわす。その瞬間
パンッ!
理奈のミドルキック、と表現して良いのかわからないが、とにかく上げた脚が剛田のボディを
直撃した。
「うっ」
軽いキックではあったが、まったく無防備な状態で蹴られたので、一瞬呼吸が苦しくなった。
剛田「へぇ~ついに戦う気になったか。面白れぇ。どんだけやれるのか見てやるぜ」
しかし今の蹴り意外に速かったな。新体操で足を上げる動作に慣れてるのかもな。
ただ重さは全然だ。こんな蹴りじゃ俺には男にはダメージは与えられない。これが女の限界だな。
またしても理奈がサイドに身をかわす。その瞬間
パンッ!
理奈のミドルキック、と表現して良いのかわからないが、とにかく上げた脚が剛田のボディを
直撃した。
「うっ」
軽いキックではあったが、まったく無防備な状態で蹴られたので、一瞬呼吸が苦しくなった。
剛田「へぇ~ついに戦う気になったか。面白れぇ。どんだけやれるのか見てやるぜ」
しかし今の蹴り意外に速かったな。新体操で足を上げる動作に慣れてるのかもな。
ただ重さは全然だ。こんな蹴りじゃ俺には男にはダメージは与えられない。これが女の限界だな。
今度は多少警戒して掴みかかる。だが、サイドにバックに身をひるがえしなかなか掴ませない。
そして、
パンッ!
またしても、軽いキックが今度は足に決まる。ローキックとでも表現すれば良いだろうか。
もちろん、理奈は空手やキックの経験は無いのでローキックと呼べる代物ではなかったが、
とにかく剛田の足へ理奈の蹴りが決まったことは事実だ。
そして、
パンッ!
またしても、軽いキックが今度は足に決まる。ローキックとでも表現すれば良いだろうか。
もちろん、理奈は空手やキックの経験は無いのでローキックと呼べる代物ではなかったが、
とにかく剛田の足へ理奈の蹴りが決まったことは事実だ。
新体操は空間を縦横無尽に舞う競技だ。縦・横・そして空中も含めた
3Dの空間をすべて使用して演技しなければならない。さらにはボール、リボンといった器具を
高く投げ上げ、何度も体を回転させたうえで正確に落下地点へ入りキャッチするには
体全体のスピード、反射神経、動体視力、集中力、三半規管の強さ、空間把握能力が必要とされる。
理奈は新体操を3年間続けたことにより、それらの能力を高いレベルで身に着けていた。
その理奈にとって、鈍重な大男が真っ直ぐに突っ込んでくるのをかわす事はそう難しいことではなかった。
3Dの空間をすべて使用して演技しなければならない。さらにはボール、リボンといった器具を
高く投げ上げ、何度も体を回転させたうえで正確に落下地点へ入りキャッチするには
体全体のスピード、反射神経、動体視力、集中力、三半規管の強さ、空間把握能力が必要とされる。
理奈は新体操を3年間続けたことにより、それらの能力を高いレベルで身に着けていた。
その理奈にとって、鈍重な大男が真っ直ぐに突っ込んでくるのをかわす事はそう難しいことではなかった。
くそっ、思った以上の身のこなしだ。なかなか捕まえられねぇ。上半身ばかりじゃダメだ。
下半身の動きを止めないと。
下半身の動きを止めないと。
剛田は今までより一段構えを低くし、理奈の下半身に向かってタックルを仕掛けた。
よしっ、これなら逃げられない。ついに、ついに捕まえたぞ。
目の前に迫る理奈の脚、やわ肌、透き通るような白い脚。
よ~し、ついにこの体を味わえるぞ。この綺麗な脚をベロンベロンに舐めてやるんだ!
しかし、理奈の脚は剛田の想像を超えた速さで目の前へ迫ってきた。
えっ?
バキィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!
ドンピシャのタイミングで放たれた理奈のひざ蹴りが剛田の顔面にモロにブチ込まれた。
剛田「ぐはぁぁぁ!」
思わず手で顔を押さえる。押さえた手の間からボタボタと鮮血がしたたる。
剛田の鼻に感じる激痛。鼻が若干曲がり、おびただしい血が流れている。
おそらく骨折しているであろう。
よしっ、これなら逃げられない。ついに、ついに捕まえたぞ。
目の前に迫る理奈の脚、やわ肌、透き通るような白い脚。
よ~し、ついにこの体を味わえるぞ。この綺麗な脚をベロンベロンに舐めてやるんだ!
しかし、理奈の脚は剛田の想像を超えた速さで目の前へ迫ってきた。
えっ?
バキィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!
ドンピシャのタイミングで放たれた理奈のひざ蹴りが剛田の顔面にモロにブチ込まれた。
剛田「ぐはぁぁぁ!」
思わず手で顔を押さえる。押さえた手の間からボタボタと鮮血がしたたる。
剛田の鼻に感じる激痛。鼻が若干曲がり、おびただしい血が流れている。
おそらく骨折しているであろう。
下半身へのタックルに膝を合わせることは、簡単そうに見えて実はそれほど簡単ではない。
プロ格闘技でもこの技が決まるのは、かなりの実力差がある場合が多いことがそれを証明している。
ではなぜ、格闘技未経験の理奈が1流の空手家である剛田へひざ蹴りを決めることが出来たのであろうか?
1つは剛田の油断だ。普通は下半身へのタックルは当然膝を警戒しなければならないが、
剛田はまったく無警戒にタックルに行ってしまった。
もう1つは理奈の新体操の経験だ。新体操にはフープを回転を付けて前方に投げ、戻ってきたところを
脚で弾いて上空へ飛ばす技がある。つまり、下半身に迫ってくる物体に対して脚を出す
という動きが自然と身についているのである。
また、つま先ではなくとっさに膝を出したところに、理奈の天性の格闘センスがうかがえた。
プロ格闘技でもこの技が決まるのは、かなりの実力差がある場合が多いことがそれを証明している。
ではなぜ、格闘技未経験の理奈が1流の空手家である剛田へひざ蹴りを決めることが出来たのであろうか?
1つは剛田の油断だ。普通は下半身へのタックルは当然膝を警戒しなければならないが、
剛田はまったく無警戒にタックルに行ってしまった。
もう1つは理奈の新体操の経験だ。新体操にはフープを回転を付けて前方に投げ、戻ってきたところを
脚で弾いて上空へ飛ばす技がある。つまり、下半身に迫ってくる物体に対して脚を出す
という動きが自然と身についているのである。
また、つま先ではなくとっさに膝を出したところに、理奈の天性の格闘センスがうかがえた。
剛田「くっそーーーーーーーーーーーーー!このクソアマもう許さねえ!女だから打撃で怪我させないように遠慮してたが、
もう容赦しねえぞ。生意気に反撃したことを死ぬほど後悔させてやる!」
ついに、剛田が空手の封印を解くことを宣言した。
もう容赦しねえぞ。生意気に反撃したことを死ぬほど後悔させてやる!」
ついに、剛田が空手の封印を解くことを宣言した。
剛田は軽く腰を落とし、手をやや前方に構える。今までの無防備な構えとはまったく違う、本気の空手の構えだ。
セイッ!
大きな掛け声とともに、理奈のお腹めがけて中段蹴りを放つ!
しかし、理奈は新体操で鍛えた反射神経で、すんでのところでバックステップでかわす。
セイッ!セイッ!
今後は左右の突きを顔面へ繰り出す!
これも、素早い動きでサイドへかわす理奈。
セイッ!
大きな掛け声とともに、理奈のお腹めがけて中段蹴りを放つ!
しかし、理奈は新体操で鍛えた反射神経で、すんでのところでバックステップでかわす。
セイッ!セイッ!
今後は左右の突きを顔面へ繰り出す!
これも、素早い動きでサイドへかわす理奈。
このやろう。ちょこまかと生意気な。じゃあ、逃げ場のない所へ追い込んでやるよ。
剛田は巧みな体の動きで理奈を体育館のコーナーへと追い詰める。
理奈は気がついたら左右の逃げ道を失っていた。ここが、格闘技経験の実戦経験の差であろう。
剛田は巧みな体の動きで理奈を体育館のコーナーへと追い詰める。
理奈は気がついたら左右の逃げ道を失っていた。ここが、格闘技経験の実戦経験の差であろう。
へへっ、もう逃げ場はないぜ。諦めな。
セイヤッ!!
剛田は思いっきり踏み込み、理奈の顔面に向けて渾身の正拳突きを放った。
もう左右に逃げることは出来ない。確実に当たる。もらった。
そう思った瞬間、理奈の顔が剛田の目の前から消え失せた。
剛田「なに!?消えた!?」
理奈は新体操選手特有の体の柔らかさを活かし、上半身をマトリックスのように90度近く反らせて
剛田の正拳突きを見事にかわした。
チクショー、こんな避け方あるか!?じゃあ次は下半身だ。このうっとうしい足を止めてやるぜ!
セイッ!
理奈の白い右脚に狙いをさだめ下段蹴りを繰り出す!
しかし、剛田の下段蹴りは空を切る。
理奈の脚は剛田の蹴りがあたる瞬間、素早く真後ろに引かれそのまま頭の上まで180度開脚されたのだ。
本来のローキックの防御のセオリーにまったく当てはまらない、まさに新体操選手ならではの防御方法である。
セイヤッ!!
剛田は思いっきり踏み込み、理奈の顔面に向けて渾身の正拳突きを放った。
もう左右に逃げることは出来ない。確実に当たる。もらった。
そう思った瞬間、理奈の顔が剛田の目の前から消え失せた。
剛田「なに!?消えた!?」
理奈は新体操選手特有の体の柔らかさを活かし、上半身をマトリックスのように90度近く反らせて
剛田の正拳突きを見事にかわした。
チクショー、こんな避け方あるか!?じゃあ次は下半身だ。このうっとうしい足を止めてやるぜ!
セイッ!
理奈の白い右脚に狙いをさだめ下段蹴りを繰り出す!
しかし、剛田の下段蹴りは空を切る。
理奈の脚は剛田の蹴りがあたる瞬間、素早く真後ろに引かれそのまま頭の上まで180度開脚されたのだ。
本来のローキックの防御のセオリーにまったく当てはまらない、まさに新体操選手ならではの防御方法である。
剛田は渾身の下段蹴りをかわされ、体のバランスを崩し、理奈から一瞬目を放してしまう。
そして理奈の方へ向き直った時、理奈のキレイな脚が自分の顔に向かって鋭く振り上げられるのを見た!
バキィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!
理奈の蹴りが剛田の顎を直撃した。
180度開脚された脚がそのまま勢いを付けて振り下ろされ、さらに振り上げられたのだ!
その蹴りの威力は、先ほどまでの軽いキックとは比較にならない。
さらに、剛田が目を戻した瞬間の、半分無防備な状態であったことも、そのダメージを倍増させた。
そして理奈の方へ向き直った時、理奈のキレイな脚が自分の顔に向かって鋭く振り上げられるのを見た!
バキィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!
理奈の蹴りが剛田の顎を直撃した。
180度開脚された脚がそのまま勢いを付けて振り下ろされ、さらに振り上げられたのだ!
その蹴りの威力は、先ほどまでの軽いキックとは比較にならない。
さらに、剛田が目を戻した瞬間の、半分無防備な状態であったことも、そのダメージを倍増させた。
剛田「ぐはぁぁぁぁ!」
剛田は2歩3歩と、いや、5歩6歩と後退する。膝がガクガクと揺れている。
歯が数本折れただろうか?口の中からも出血している。
剛田は2歩3歩と、いや、5歩6歩と後退する。膝がガクガクと揺れている。
歯が数本折れただろうか?口の中からも出血している。
しかし、さすがは空手部主将であり、元ストリートファイトの名手である。このくらいではひるまない。
もう一度足を踏ん張り、思いっきり踏み込むと、再度理奈の顔面めがけて正拳突きを繰り出した。
あんなディフェンスが2度も3度も通用するか!今度は反らせた体をそのまま押し倒して
グラウンドへ持ち込んでやる。捕まえちまえばこっちのもんだ!
先ほどと同じようにマトリックスディフェンスで正拳突きをかわす理奈。
誘いに乗りやがった。狙い通りだ。もらった!
剛田がそのまま理奈の体に掴みかかろうとしたその時!
剛田の死角、真下から理奈のキレイな脚が剛田の顎を突きあげた!
ゴキィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィl!!!!
上体をそらして足を真上に振り上げる新体操の技だ。
先ほどとは違い、完全に無防備な状態から、まったく見えない角度からとんできた蹴りに、
さすがの剛田も耐えることが出来なかった。
もう一度足を踏ん張り、思いっきり踏み込むと、再度理奈の顔面めがけて正拳突きを繰り出した。
あんなディフェンスが2度も3度も通用するか!今度は反らせた体をそのまま押し倒して
グラウンドへ持ち込んでやる。捕まえちまえばこっちのもんだ!
先ほどと同じようにマトリックスディフェンスで正拳突きをかわす理奈。
誘いに乗りやがった。狙い通りだ。もらった!
剛田がそのまま理奈の体に掴みかかろうとしたその時!
剛田の死角、真下から理奈のキレイな脚が剛田の顎を突きあげた!
ゴキィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィl!!!!
上体をそらして足を真上に振り上げる新体操の技だ。
先ほどとは違い、完全に無防備な状態から、まったく見えない角度からとんできた蹴りに、
さすがの剛田も耐えることが出来なかった。
バターン!
剛田の巨体が前のめりに倒れる。鼻から口から大量の出血。
剛田「こっ、こっ、こんなことが。このアマ!もう絶対に、絶対に許さねえぞ。レイプだけじゃ生ぬるい。
知り合いのソープに売り飛ばしてやる。お前の人生終わらせてやんよ。クソが!」
深いダメージを負いながらも根性で起ちあがる剛田。
「やれるもんならやってみなさいよ。そっちこそ人生終わらせてあげるわ。」
臆せず言い返す理奈。もう、最初の頃の剛田に対する恐れはまったくなくなっていた。
剛田の巨体が前のめりに倒れる。鼻から口から大量の出血。
剛田「こっ、こっ、こんなことが。このアマ!もう絶対に、絶対に許さねえぞ。レイプだけじゃ生ぬるい。
知り合いのソープに売り飛ばしてやる。お前の人生終わらせてやんよ。クソが!」
深いダメージを負いながらも根性で起ちあがる剛田。
「やれるもんならやってみなさいよ。そっちこそ人生終わらせてあげるわ。」
臆せず言い返す理奈。もう、最初の頃の剛田に対する恐れはまったくなくなっていた。
体育館は異様な光景に包まれていた。
185cm90kgの空手部男子に対し、1周り2周り小柄な新体操部女子が、レオタード姿の女子が明確にダメージを与えているのだ。
まさに常識では考えられない事態であった。
185cm90kgの空手部男子に対し、1周り2周り小柄な新体操部女子が、レオタード姿の女子が明確にダメージを与えているのだ。
まさに常識では考えられない事態であった。
理奈はここまで18年の人生の中で、取っ組み合いのけんかをしたことなど1度もない。
ましてや、他人の体や顔面に蹴りを入れることなど考えたこともなかった。
だから最初は要領がつかめなかった。
ミドルキックやローキックを蹴ろうにも、どうしても躊躇してしまう。蹴りが相手の体に当たる瞬間に
つい力を加減してしまっていたのだ。
しかし、相手のタックルにあわせてとっさに出したひざ蹴り。考える余裕がなかったため逆に
力を加減せず思いっきり蹴ることが出来た。
「へぇ~、人を蹴るってこういう感覚なんだぁ」
理奈は人を蹴る感覚、さらにはタイミング良くキレイに蹴ることが出来れば、大男にもダメージを
あたえられることを、このひざ蹴りによって学んだのである。
新体操は元々脚を振り上げる動作が非常に多い。つまり、脚力、キック力が日頃から鍛えられているのだ。
あとは、人を蹴る感覚、躊躇せず蹴る勇気さえ身に付ければ、十分に男と戦えるポテンシャルを持っているのである。
そして理奈は、その感覚を早くも身に付け始めていた。
ましてや、他人の体や顔面に蹴りを入れることなど考えたこともなかった。
だから最初は要領がつかめなかった。
ミドルキックやローキックを蹴ろうにも、どうしても躊躇してしまう。蹴りが相手の体に当たる瞬間に
つい力を加減してしまっていたのだ。
しかし、相手のタックルにあわせてとっさに出したひざ蹴り。考える余裕がなかったため逆に
力を加減せず思いっきり蹴ることが出来た。
「へぇ~、人を蹴るってこういう感覚なんだぁ」
理奈は人を蹴る感覚、さらにはタイミング良くキレイに蹴ることが出来れば、大男にもダメージを
あたえられることを、このひざ蹴りによって学んだのである。
新体操は元々脚を振り上げる動作が非常に多い。つまり、脚力、キック力が日頃から鍛えられているのだ。
あとは、人を蹴る感覚、躊躇せず蹴る勇気さえ身に付ければ、十分に男と戦えるポテンシャルを持っているのである。
そして理奈は、その感覚を早くも身に付け始めていた。
剛田「うおおおおおおおおおお!」
剛田は怒りにまかせて、突き、蹴りを出してくる。
しかし、ダメージからか、最初よりも明らかに動きが鈍くなっている。
理奈は剛田の攻撃を余裕を持ってかわしては、ローキック、ミドルキックをうちこんでいく。
人を蹴る感覚を身につけ、躊躇が無くなっているため、最初のキックとは威力が段違いだ。
剛田の体にダメージが蓄積されていく。
剛田は怒りにまかせて、突き、蹴りを出してくる。
しかし、ダメージからか、最初よりも明らかに動きが鈍くなっている。
理奈は剛田の攻撃を余裕を持ってかわしては、ローキック、ミドルキックをうちこんでいく。
人を蹴る感覚を身につけ、躊躇が無くなっているため、最初のキックとは威力が段違いだ。
剛田の体にダメージが蓄積されていく。
中段蹴りをだせばサイドに回られ、ローやミドルをうちこまれる。
下段蹴りを出せば、開脚で避けられ、お返しのハイキックがうちこまれる。
突きを出せばマトリックスディフェンスで避けられ、死角からキックをうちこまれる。
そしてタックルに行けば、強烈なひざ蹴りが待っている。
もはや剛田の攻撃は理奈に完全に見切られていた。
下段蹴りを出せば、開脚で避けられ、お返しのハイキックがうちこまれる。
突きを出せばマトリックスディフェンスで避けられ、死角からキックをうちこまれる。
そしてタックルに行けば、強烈なひざ蹴りが待っている。
もはや剛田の攻撃は理奈に完全に見切られていた。
理奈は思った。
空手って何なんだろう?
突きも蹴りも威力はあるんだろうけど、こんなスピードじゃ当たらないよ。
おまけに「セイッ!」とか声出しちゃうから、突きや蹴りが来るタイミングが見え見えだし、
よけて下さいって言ってるようなもんだよねw
空手の試合ってよけるの禁止の根性勝負なのかな?なんかプロレスみたいw
まあ、実戦じゃ使い物にならない見世物って意味では一緒かなw
そういえば、瓦割ったり、バット折ったりしてるもんね。バッカみたいw
あなたがバカにした新体操は見世物空手みたいに甘くないわよ。
高い反射神経、動体視力、脚力等が必要なんだから。格闘技にだってすぐに応用できるわ。
なんならあなたも新体操部で鍛えてあげましょうか?まあ、厳しい練習に付いてこれたらだけど♪
空手って何なんだろう?
突きも蹴りも威力はあるんだろうけど、こんなスピードじゃ当たらないよ。
おまけに「セイッ!」とか声出しちゃうから、突きや蹴りが来るタイミングが見え見えだし、
よけて下さいって言ってるようなもんだよねw
空手の試合ってよけるの禁止の根性勝負なのかな?なんかプロレスみたいw
まあ、実戦じゃ使い物にならない見世物って意味では一緒かなw
そういえば、瓦割ったり、バット折ったりしてるもんね。バッカみたいw
あなたがバカにした新体操は見世物空手みたいに甘くないわよ。
高い反射神経、動体視力、脚力等が必要なんだから。格闘技にだってすぐに応用できるわ。
なんならあなたも新体操部で鍛えてあげましょうか?まあ、厳しい練習に付いてこれたらだけど♪
もはや勝負は明らかだった。
剛田は理奈に指一本触れることが出来ずに、一方的にサンドバックのように蹴られていた。
理奈は傷一つないキレイな顔をしているのに対し、剛田は顔中血まみれで体中にあざができ、
ローキックのダメージから足も引きずるようになっていた。
理奈「剛田君。まだやるの?負けを認めて三上君にきちんと謝罪するんだったら、私もこれ以上は
あなたを傷つけたりしないわよ。」
剛田「ハァハァ、負けを認めろだと?ハァ、女相手に負けなんて認められるか。ふざけるな。」
瞬間!理奈のミドルキックがみぞおちにブチ込まれる。
剛田「ぐはぁぁぁぁぁぁぁぁ」
空手の試合でも味わったことのない、スピードと切れ味だ。
理奈「もうあなたの空手は私に通用しないの。わかるでしょ。暴力はお互いに恨みしか生まない。
暴力の連鎖はここで終わりにしたいの。別にこのことは言いふらさないわ。ただ、三上君に謝って欲しいだけ。
そして、これからいじめはやめるって約束して欲しいだけなの。もうやめようよ。」
剛田は理奈に指一本触れることが出来ずに、一方的にサンドバックのように蹴られていた。
理奈は傷一つないキレイな顔をしているのに対し、剛田は顔中血まみれで体中にあざができ、
ローキックのダメージから足も引きずるようになっていた。
理奈「剛田君。まだやるの?負けを認めて三上君にきちんと謝罪するんだったら、私もこれ以上は
あなたを傷つけたりしないわよ。」
剛田「ハァハァ、負けを認めろだと?ハァ、女相手に負けなんて認められるか。ふざけるな。」
瞬間!理奈のミドルキックがみぞおちにブチ込まれる。
剛田「ぐはぁぁぁぁぁぁぁぁ」
空手の試合でも味わったことのない、スピードと切れ味だ。
理奈「もうあなたの空手は私に通用しないの。わかるでしょ。暴力はお互いに恨みしか生まない。
暴力の連鎖はここで終わりにしたいの。別にこのことは言いふらさないわ。ただ、三上君に謝って欲しいだけ。
そして、これからいじめはやめるって約束して欲しいだけなの。もうやめようよ。」
長い沈黙。
そして剛田はついに決心した。
剛田「・・・・・・わかったよ。負けを認めるよ。三上にも謝罪する。悪かったよ。」
理奈「剛田君!やっとわかってくれたのね。ありがとう。」
剛田「ああ、ノーサイドだ。じゃあ和解の握手だ。」
剛田が手を差し出す。理奈もそれにこたえる。
すると、剛田がその手を強くひき、理奈の体を引き寄せ、胸を鷲づかみにした。
理奈「キャア、なにするの剛田君。負けを認めたんじゃなかったの?」
剛田「はははははははははは、この甘ちゃんが。女に負けを認めるわけねーだろーが。
たしかに、お前の身のこなしとキックの切れ味には手を焼いたが、掴まえちまえばこっちのもんだ。
お前が油断するこの時をずーと待ってたぜ。はははははははは」
理奈をギュッと抱き寄せて、胸やおしりをまさぐる剛田。
理奈の体がブルブルと震える。
剛田「なに震えてるんだよ。こえーか?こえーか?そうだよ、女ってのは男をこわがってりゃいい
生き物なんだよ。生意気に俺様と戦おうなんて考えたことを後悔させてやるぜ。
もう泣き喚いたって容赦はしねーぞ。はははははは」
そして剛田はついに決心した。
剛田「・・・・・・わかったよ。負けを認めるよ。三上にも謝罪する。悪かったよ。」
理奈「剛田君!やっとわかってくれたのね。ありがとう。」
剛田「ああ、ノーサイドだ。じゃあ和解の握手だ。」
剛田が手を差し出す。理奈もそれにこたえる。
すると、剛田がその手を強くひき、理奈の体を引き寄せ、胸を鷲づかみにした。
理奈「キャア、なにするの剛田君。負けを認めたんじゃなかったの?」
剛田「はははははははははは、この甘ちゃんが。女に負けを認めるわけねーだろーが。
たしかに、お前の身のこなしとキックの切れ味には手を焼いたが、掴まえちまえばこっちのもんだ。
お前が油断するこの時をずーと待ってたぜ。はははははははは」
理奈をギュッと抱き寄せて、胸やおしりをまさぐる剛田。
理奈の体がブルブルと震える。
剛田「なに震えてるんだよ。こえーか?こえーか?そうだよ、女ってのは男をこわがってりゃいい
生き物なんだよ。生意気に俺様と戦おうなんて考えたことを後悔させてやるぜ。
もう泣き喚いたって容赦はしねーぞ。はははははは」
しかし、剛田は誤解していた。
理奈の震えは恐怖ではなく、怒りによってもたらされていたことを。
理奈の震えは恐怖ではなく、怒りによってもたらされていたことを。
理奈「わかったわ。あなたはそういう人間なのね。もう救いようがないわ。情けをかけた私がバカだった。
もう徹底的に、悪さを考えることもないように、徹底的に恐怖を与えてあげるしかないみたいね。」
剛田「お前が俺に恐怖を与えるだ!?笑わせんな!」
剛田は理奈の体を押し倒そうとする。しかし理奈は倒れない。さらに押す、しかし倒れない。
真っ直ぐ押してもダメだと悟り、理奈の体を左右にブン回す。しかし倒れない理奈。
剛田「くそっ、こいつなんで倒れない。」
もう徹底的に、悪さを考えることもないように、徹底的に恐怖を与えてあげるしかないみたいね。」
剛田「お前が俺に恐怖を与えるだ!?笑わせんな!」
剛田は理奈の体を押し倒そうとする。しかし理奈は倒れない。さらに押す、しかし倒れない。
真っ直ぐ押してもダメだと悟り、理奈の体を左右にブン回す。しかし倒れない理奈。
剛田「くそっ、こいつなんで倒れない。」
体格や筋力で圧倒的に勝っていた剛田だが、それゆえに力任せに押し倒そうとしていた。
しかし、新体操選手はバランスが命だ。演技中に多少体がよろけるだけで減点の対象となる。
そのため、ジャンプしようが回転しようが絶対にバランスを崩さないように、絶妙の体重移動の
感覚を身につけているのだ。
もちろん、柔道家のような崩しのプロに掛かれば倒されてしまうだろう。
しかし、力任せの空手家の押し倒しを耐えきることは造作もないことだった。
しかし、新体操選手はバランスが命だ。演技中に多少体がよろけるだけで減点の対象となる。
そのため、ジャンプしようが回転しようが絶対にバランスを崩さないように、絶妙の体重移動の
感覚を身につけているのだ。
もちろん、柔道家のような崩しのプロに掛かれば倒されてしまうだろう。
しかし、力任せの空手家の押し倒しを耐えきることは造作もないことだった。
こいつ、なんてバランス感覚だ。
だが、人間を倒す方法は他にも色々あるんだぜ。
剛田は拳を握りこむと、レオタードで覆われた理奈のお腹めがけて、思いっきりパンチを打ち込んだ。
ドスッ!
よし!手ごたえ十分。これで膝から崩れ落ちるだろう。
しかし理奈は崩れない。
おかしいな。ちゃんと入らなかったか?
続けて2発3発とパンチを打ち込む。
しかし、理奈はそのパンチを受けても平然としている。
なぜだ?なぜなんだ?多くの空手家を沈めてきた俺のボディ打ちが、なぜこんな小娘に効かないんだ?
理奈「なに驚いてるの?新体操はスタイルを保つために腹筋を鍛えるのは基本中の基本よ。
もちろん、割れた腹筋は美しさを損ねるから、あくまでも見た目は女性らしい丸みを帯びているけど、
中身はしっかりと鍛えられているのよ。見世物の空手家さんと違ってね。
それに、あんなに打つぞ~打つぞ~て見え見えの大ぶりされたら、嫌でも防御できるわ。」
言うが早いか、理奈の鋭いひざ蹴りが、剛田のみぞおちをとらえる。
ドボォォォォォォォ!
剛田「うげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
理奈「ボディ攻撃はタイミングと急所をとらえることが重要よね。空手家さん。」
だが、人間を倒す方法は他にも色々あるんだぜ。
剛田は拳を握りこむと、レオタードで覆われた理奈のお腹めがけて、思いっきりパンチを打ち込んだ。
ドスッ!
よし!手ごたえ十分。これで膝から崩れ落ちるだろう。
しかし理奈は崩れない。
おかしいな。ちゃんと入らなかったか?
続けて2発3発とパンチを打ち込む。
しかし、理奈はそのパンチを受けても平然としている。
なぜだ?なぜなんだ?多くの空手家を沈めてきた俺のボディ打ちが、なぜこんな小娘に効かないんだ?
理奈「なに驚いてるの?新体操はスタイルを保つために腹筋を鍛えるのは基本中の基本よ。
もちろん、割れた腹筋は美しさを損ねるから、あくまでも見た目は女性らしい丸みを帯びているけど、
中身はしっかりと鍛えられているのよ。見世物の空手家さんと違ってね。
それに、あんなに打つぞ~打つぞ~て見え見えの大ぶりされたら、嫌でも防御できるわ。」
言うが早いか、理奈の鋭いひざ蹴りが、剛田のみぞおちをとらえる。
ドボォォォォォォォ!
剛田「うげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
理奈「ボディ攻撃はタイミングと急所をとらえることが重要よね。空手家さん。」
理奈のひざ蹴りの嵐が始まった。
剛田の体を首相撲の要領で抱え込み、腹、顔面へ上下に打ち分ける。
腹を防御しようとすれば顔面を、顔を防御しようとすれば腹を、剛田はまったく理奈の膝をかわす事が出来ない。
「ぐほぉ、げほぉ、がはぁ、うっ、ぐはぁ、げほぉ、がはぁ、ぐぼぉ、ぐふぅ、げぼぉ、ぐはぁ」
「・・も・・もう負けだ。俺の負けだ。許して。許してくれ・・・」
今後はさきほどとは違い、本当に負けを認め、許しを請うていたが、倒れることも許されず、
ひたすら理奈のひざ攻撃を受け続けるしかなかった。
普段の理奈であればここまではしない。勝負が決した相手を傷づけるような子ではないのだ。
しかし、さきほどの裏切り行為、剛田の許し難い裏切り行為により、理奈の怒りは頂点に達していた。
剛田の体を首相撲の要領で抱え込み、腹、顔面へ上下に打ち分ける。
腹を防御しようとすれば顔面を、顔を防御しようとすれば腹を、剛田はまったく理奈の膝をかわす事が出来ない。
「ぐほぉ、げほぉ、がはぁ、うっ、ぐはぁ、げほぉ、がはぁ、ぐぼぉ、ぐふぅ、げぼぉ、ぐはぁ」
「・・も・・もう負けだ。俺の負けだ。許して。許してくれ・・・」
今後はさきほどとは違い、本当に負けを認め、許しを請うていたが、倒れることも許されず、
ひたすら理奈のひざ攻撃を受け続けるしかなかった。
普段の理奈であればここまではしない。勝負が決した相手を傷づけるような子ではないのだ。
しかし、さきほどの裏切り行為、剛田の許し難い裏切り行為により、理奈の怒りは頂点に達していた。
まだよ。この男は人間のクズ。ここでしっかり教え込んであげないとまた同じ過ちを繰り返す。
三上君みたいな被害者を増やしてしまう。そうならないために、ここで徹底的に、2度と悪さなんか
したくもならないように、徹底的に恐怖を植え付けてあげる必要がある。
それが、世の中のそして剛田君自身のためでもあるの。
三上君みたいな被害者を増やしてしまう。そうならないために、ここで徹底的に、2度と悪さなんか
したくもならないように、徹底的に恐怖を植え付けてあげる必要がある。
それが、世の中のそして剛田君自身のためでもあるの。
理奈の信念はもはや何人たりとも揺るがせるものではなかった。
何十発のひざを浴びただろうか。
ついに剛田の体は糸の切れた人形のようにその場に崩れ落ちた。
剛田「お・れ・の・・・まけ・・だ・・。もう・・ゆるし・・て・・くれ・・たのむ・・・」
息も絶え絶えに剛田が命乞いする。
理奈「さっきも聞いたわよそのセリフ。もうあなたの言うことはなにも信用しないのわたし。
だから、その体に、精神に徹底的に教え込んであげるわ。」
ついに剛田の体は糸の切れた人形のようにその場に崩れ落ちた。
剛田「お・れ・の・・・まけ・・だ・・。もう・・ゆるし・・て・・くれ・・たのむ・・・」
息も絶え絶えに剛田が命乞いする。
理奈「さっきも聞いたわよそのセリフ。もうあなたの言うことはなにも信用しないのわたし。
だから、その体に、精神に徹底的に教え込んであげるわ。」
な、なんだ。体に精神に徹底的に教え込むって。俺は何をされるんだ??
もう、体もボロボロだ、十分な罰は受けたじゃないか?これ以上何をするって言うんだ?
もう、体もボロボロだ、十分な罰は受けたじゃないか?これ以上何をするって言うんだ?
恐怖に震える剛田の首に理奈の脚が絡みつく。
首四の字だ!
イエローのレオタードに覆われた股間と透き通るような白い脚で剛田の首を締め付ける。
剛田「うう、う、息が・・・助けて・・くるしい・・」
息ができない!まさかこのまま俺を窒息死させるつもりか!?そんなの嫌だ!絶対に嫌だ!
剛田は必死に理奈の脚にしがみつき首四の字をほどこうとするが、新体操で鍛えられた脚力で
締め付ける力は、とても手でほどけるような代物ではない。
剛田の口は酸素を求めて魚のようにパクパクしている。そんな様子を冷静に見つめる理奈。
剛田の体から力が抜けそうになったその時
パッと理奈は首四の字を緩める。
「ゼハーゼハーゼハー」必死に酸素を求める剛田。
理奈「はい、2回目開始~」
剛田が最低限の酸素補給を済ませたことを確認すると、またしても強烈な首四の字を決めた。
剛田「うう、う、くるしい・・くるしい・・もうかんべんして・・」
しかし、理奈は容赦なく剛田の首を絞め続ける。
そして白目をむいて落ちそうな瞬間。またしても技を緩める。
「ゼハーゼハーゼハーゼハー」
理奈「ふふふ、落ちて楽になりたいでしょ。でもそんなこと許さないわよ。何度も何度も苦しめてあげるから。
はい!3回目開始~♪」
首四の字だ!
イエローのレオタードに覆われた股間と透き通るような白い脚で剛田の首を締め付ける。
剛田「うう、う、息が・・・助けて・・くるしい・・」
息ができない!まさかこのまま俺を窒息死させるつもりか!?そんなの嫌だ!絶対に嫌だ!
剛田は必死に理奈の脚にしがみつき首四の字をほどこうとするが、新体操で鍛えられた脚力で
締め付ける力は、とても手でほどけるような代物ではない。
剛田の口は酸素を求めて魚のようにパクパクしている。そんな様子を冷静に見つめる理奈。
剛田の体から力が抜けそうになったその時
パッと理奈は首四の字を緩める。
「ゼハーゼハーゼハー」必死に酸素を求める剛田。
理奈「はい、2回目開始~」
剛田が最低限の酸素補給を済ませたことを確認すると、またしても強烈な首四の字を決めた。
剛田「うう、う、くるしい・・くるしい・・もうかんべんして・・」
しかし、理奈は容赦なく剛田の首を絞め続ける。
そして白目をむいて落ちそうな瞬間。またしても技を緩める。
「ゼハーゼハーゼハーゼハー」
理奈「ふふふ、落ちて楽になりたいでしょ。でもそんなこと許さないわよ。何度も何度も苦しめてあげるから。
はい!3回目開始~♪」
剛田にとってはまさに地獄であった。
窒息というのは人間にとり最も過酷な状況の一つだ。
それを何度も何度も、それこそ何度も何度も何度も何度も繰り返されるのだ。
窒息というのは人間にとり最も過酷な状況の一つだ。
それを何度も何度も、それこそ何度も何度も何度も何度も繰り返されるのだ。
何十回と繰り返しただろうか。
さすがに技を緩めた際も意識がはっきりしなくなってきた。
何度も何度も窒息寸前まで苦しめたことで、常に半分落ちてるような状態になってしまったのだ。
理奈「ふ~、さすがに窒息攻めはもう限界かな。じゃあ次は意識をはっきりさせてあげる。」
さすがに技を緩めた際も意識がはっきりしなくなってきた。
何度も何度も窒息寸前まで苦しめたことで、常に半分落ちてるような状態になってしまったのだ。
理奈「ふ~、さすがに窒息攻めはもう限界かな。じゃあ次は意識をはっきりさせてあげる。」
理奈は剛田の腕を取り、脚を胴体に絡ませると、一気に腕を伸ばし、
腕ひしぎ逆十字固めを決めた。
半分落ちていた剛田の意識がはっきりと引きもどされる。
剛田「ぐわああああああああぁぁぁぁぁぁぁ! いてえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ! ぎゃああああああああ!」
理奈は子どもの頃、プロレス好きの兄とプロレスごっこをやっていたため、関節技をいくつか習得していた。
剛田「ギブアップ、ギブアップ!」
剛田は理奈の体をパンパンと軽く2回叩きタップの意思表示を行う。
しかし、これは試合ではない。タップなどというものは存在しない。
理奈は遠慮なく力を込め続ける。
「ぐわああああああああぁぁぁぁぁぁぁ! ぎゃああああああああ!やめて!ギブギブ!いてえよおおおおお!」
腕ひしぎ逆十字固めを決めた。
半分落ちていた剛田の意識がはっきりと引きもどされる。
剛田「ぐわああああああああぁぁぁぁぁぁぁ! いてえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ! ぎゃああああああああ!」
理奈は子どもの頃、プロレス好きの兄とプロレスごっこをやっていたため、関節技をいくつか習得していた。
剛田「ギブアップ、ギブアップ!」
剛田は理奈の体をパンパンと軽く2回叩きタップの意思表示を行う。
しかし、これは試合ではない。タップなどというものは存在しない。
理奈は遠慮なく力を込め続ける。
「ぐわああああああああぁぁぁぁぁぁぁ! ぎゃああああああああ!やめて!ギブギブ!いてえよおおおおお!」
関節技の痛みというのは一般人の想像を絶するものだ。
プロ格闘技においても、タフと言われる格闘家でさえ、関節技を決められると何秒と我慢することは出来ない。
そう、人間の我慢が、根性が、精神力が通用しない激痛。それが関節技なのだ。
そのプロ格闘家でさえ数秒と我慢できない関節技を、理奈は剛田に対して掛け続けた。
プロ格闘技においても、タフと言われる格闘家でさえ、関節技を決められると何秒と我慢することは出来ない。
そう、人間の我慢が、根性が、精神力が通用しない激痛。それが関節技なのだ。
そのプロ格闘家でさえ数秒と我慢できない関節技を、理奈は剛田に対して掛け続けた。
なんとか痛みから逃れようと、体を必死にばたつかせ、技を緩めようとする剛田。
しかし、理奈は新体操選手特有のボディバランスと体重移動により、がっちりと決めた技を絶対に外させない。
「ギブギブ!!タップだって!まいった、参ったから、勘弁してくれ。許してくれ。許して下さい!!ぎゃあああああああ」
必死に懇願する剛田を無視して、理奈は技をかけ続ける。
関節技は絞め技と違い、落ちるということはないため、果てしなく続く激痛が剛田を苦しめ続ける。
また、理奈は神経を破壊しては痛みが途切れてしまうことを知っているため、神経が破壊されないギリギリのラインで
関節を極め続けた。
しかし、理奈は新体操選手特有のボディバランスと体重移動により、がっちりと決めた技を絶対に外させない。
「ギブギブ!!タップだって!まいった、参ったから、勘弁してくれ。許してくれ。許して下さい!!ぎゃあああああああ」
必死に懇願する剛田を無視して、理奈は技をかけ続ける。
関節技は絞め技と違い、落ちるということはないため、果てしなく続く激痛が剛田を苦しめ続ける。
また、理奈は神経を破壊しては痛みが途切れてしまうことを知っているため、神経が破壊されないギリギリのラインで
関節を極め続けた。
数十分右手を痛めつけ続け、神経が麻痺し、痛みが弱くなってきたところで再び首四の字の窒息地獄。
痛みで完全に目が覚めてしまっているため、最初の窒息地獄の苦しみがまた蘇る。
そして意識がもうろうとしてきたところで、再度関節技へ。
首四の字⇒右手逆十字⇒首四の字⇒左手逆十字⇒首四の字⇒右足ヒールホールド⇒首四の字⇒左足ヒールホールド
延々と繰り返される地獄の責め苦。
数時間に及ぶ理奈の窒息&関節地獄が終わった時、剛田の意識はほとんど無くなっていた。
痛みで完全に目が覚めてしまっているため、最初の窒息地獄の苦しみがまた蘇る。
そして意識がもうろうとしてきたところで、再度関節技へ。
首四の字⇒右手逆十字⇒首四の字⇒左手逆十字⇒首四の字⇒右足ヒールホールド⇒首四の字⇒左足ヒールホールド
延々と繰り返される地獄の責め苦。
数時間に及ぶ理奈の窒息&関節地獄が終わった時、剛田の意識はほとんど無くなっていた。
理奈「剛田君。起きて。」
剛田の頬を張り意識を呼び戻す。
目が覚めた剛田は理奈の姿をみとめるとガクガクと震えだして、弱弱しい声を上げた。
剛田「ゆゆゆ、許して下さい。もうなにもしません。絶対にしません。みみ三上君にもきちんと謝ります。
だから許して下さい。ほ本当です。本当です。ささささっきはすいませんでした。ごごごめんなさい。
もう2度とお二人には近づきません。本当です。許して下さい。ごめんなさい、ごめんなさい。」
剛田はかわいそうなくらい怯えきっていた。
ライオンの檻に放り込まれたウサギでさえ、ここまで怖がることはないであろう。
理奈「その言葉に嘘は無いわね。信用して良いのね?もし嘘だったら、わかってるわよね。」
剛田「ヒィーーーーーーー!嘘じゃないです。本当です。信じて下さい。
だから、だから窒息と関節技だけは、それだけは勘弁して下さい。お願いしますー」
身を小さくしてガタガタと震える剛田を見て、理奈は「もう大丈夫かな」と安心した。
理奈「わかったわ。じゃあ許してあげるから今日はもう帰りなさい。あと、今日のことは他言禁止よ。
言ったらどうなるか、もちろんわかってるよね。」
剛田「い言いません、言いません!ももちろん誰にも言いません。どどどうもありがとうございました。
そそれでは失礼させていただきます!」
剛田は身動き一つ取れないほどのダメージを体に負っていたが、それでも必死に体をおこして、
なんとか体育館から出ていった。それほど、理奈に対する恐怖感が上回ったということだ。
剛田の頬を張り意識を呼び戻す。
目が覚めた剛田は理奈の姿をみとめるとガクガクと震えだして、弱弱しい声を上げた。
剛田「ゆゆゆ、許して下さい。もうなにもしません。絶対にしません。みみ三上君にもきちんと謝ります。
だから許して下さい。ほ本当です。本当です。ささささっきはすいませんでした。ごごごめんなさい。
もう2度とお二人には近づきません。本当です。許して下さい。ごめんなさい、ごめんなさい。」
剛田はかわいそうなくらい怯えきっていた。
ライオンの檻に放り込まれたウサギでさえ、ここまで怖がることはないであろう。
理奈「その言葉に嘘は無いわね。信用して良いのね?もし嘘だったら、わかってるわよね。」
剛田「ヒィーーーーーーー!嘘じゃないです。本当です。信じて下さい。
だから、だから窒息と関節技だけは、それだけは勘弁して下さい。お願いしますー」
身を小さくしてガタガタと震える剛田を見て、理奈は「もう大丈夫かな」と安心した。
理奈「わかったわ。じゃあ許してあげるから今日はもう帰りなさい。あと、今日のことは他言禁止よ。
言ったらどうなるか、もちろんわかってるよね。」
剛田「い言いません、言いません!ももちろん誰にも言いません。どどどうもありがとうございました。
そそれでは失礼させていただきます!」
剛田は身動き一つ取れないほどのダメージを体に負っていたが、それでも必死に体をおこして、
なんとか体育館から出ていった。それほど、理奈に対する恐怖感が上回ったということだ。
理奈は体育倉庫へ向かった。
怪我した三上をマットに寝かせていたのだ。
理奈が傷跡を手当てしていると、三上が目を覚ました。
理奈「あっ、ごめん。起こしちゃった?」
三上「理奈ちゃん。あいたたたたたたたた」
理奈「まだ無理しないで。横になってて。」
三上「それより理奈ちゃんどうしたの?まさかあいつに酷いことを?」
理奈「ううん。大丈夫だよ。何もされてない。剛田君も話し合ったらわかってくれたよ。
三上君に悪い事したって。謝っておいてくれって言われたよ。」
三上「あいつがそんなことを?本当に?」
理奈「うん。もう剛田君が三上君たちを虐めることも絶対にないから大丈夫。」
理奈はやさしく微笑みかける。
三上「そっか。でも理奈ちゃんが無事でよかった。本当に良かった。」
三上はポロポロと泣きだした。
三上「あのとき必死だったんだ。俺はどうなってもいいから何とか理奈ちゃんだけでも
逃がしてあげようって。でもダメだった。全然役に立たなくって。ほんとう情けなくて
涙が出てくるよ。ごめん」
理奈「そんなことない!そんなこと全然ないよ!すごく男らしくてかっこ良かったよ。
守ってくれてありがとう。」
三上「いや~男らしいだなんてそんな。そんなこと言われたこと無いし。。」
理奈「ううん。本当にかっこ良かったよ。ほんとにありがとう、三上君。」
と、三上と理奈の顔が思わず近づいてしまい、あわてて顔を赤らめてそらす2人。
三上「いてててててててててて」
あわてて体をそらしたせいで三上の体に痛みが走る。
理奈「あっ、私良い薬もってるから塗ってあげるね。ちょっと目を閉じてもらえる?」
三上「えっ、薬塗るのに目を閉じるの?」
理奈「いいから言うとおりにして。」
怪我した三上をマットに寝かせていたのだ。
理奈が傷跡を手当てしていると、三上が目を覚ました。
理奈「あっ、ごめん。起こしちゃった?」
三上「理奈ちゃん。あいたたたたたたたた」
理奈「まだ無理しないで。横になってて。」
三上「それより理奈ちゃんどうしたの?まさかあいつに酷いことを?」
理奈「ううん。大丈夫だよ。何もされてない。剛田君も話し合ったらわかってくれたよ。
三上君に悪い事したって。謝っておいてくれって言われたよ。」
三上「あいつがそんなことを?本当に?」
理奈「うん。もう剛田君が三上君たちを虐めることも絶対にないから大丈夫。」
理奈はやさしく微笑みかける。
三上「そっか。でも理奈ちゃんが無事でよかった。本当に良かった。」
三上はポロポロと泣きだした。
三上「あのとき必死だったんだ。俺はどうなってもいいから何とか理奈ちゃんだけでも
逃がしてあげようって。でもダメだった。全然役に立たなくって。ほんとう情けなくて
涙が出てくるよ。ごめん」
理奈「そんなことない!そんなこと全然ないよ!すごく男らしくてかっこ良かったよ。
守ってくれてありがとう。」
三上「いや~男らしいだなんてそんな。そんなこと言われたこと無いし。。」
理奈「ううん。本当にかっこ良かったよ。ほんとにありがとう、三上君。」
と、三上と理奈の顔が思わず近づいてしまい、あわてて顔を赤らめてそらす2人。
三上「いてててててててててて」
あわてて体をそらしたせいで三上の体に痛みが走る。
理奈「あっ、私良い薬もってるから塗ってあげるね。ちょっと目を閉じてもらえる?」
三上「えっ、薬塗るのに目を閉じるの?」
理奈「いいから言うとおりにして。」
言われるままに目を閉じる三上。
「いたいのいたいの飛んでけ~」
そのささやき声とともに、三上のくちびるにそっとやわらかいものが重ねられた。
「いたいのいたいの飛んでけ~」
そのささやき声とともに、三上のくちびるにそっとやわらかいものが重ねられた。
完