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  • (646-664)野球部マネージャー麻衣vs甲子園常連強豪校

女が男を倒すスレまとめ

(646-664)野球部マネージャー麻衣vs甲子園常連強豪校

最終更新:2020年04月06日 19:35

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したらば2スレ/(646-664)野球部マネージャー麻衣vs甲子園常連強豪校

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県立山川高校野球部の面々は県営野球場に集まっていた。
普通の校庭しかない山川高校では、野球部も普段はネットで囲った狭い場所でしか練習できなかったので、
定期的に県営の野球専用グラウンドを借りて、普段出来ない練習などを行っていたのだ。

練習をはじめてしばらく経つと、グラウンドに野球のユニフォームを着た集団がゾロゾロと現れた。
「あれ? ひょっとして南大付属のユニフォームじゃない?」
男子部員の一人が驚きの声を上げる。
南北大付属南北高校。甲子園常連の強豪校であり、毎年1回戦~2回戦負けの山川高校では練習試合すら
組ませてもらえないほどの格上の相手だ。
その南大付属がなぜここに?

「おい!何だよお前ら。早くどけよ。邪魔だろ」
南大付属のメンバーが乱暴に声をかける。
山川高校女子マネージャーの麻衣が話を聞きに行く。
「あの、この時間は私たちがグラウンドを予約してたんですけど・・」
「そんなわけあるか。俺たちが予約してたんだよ。早くどけよ。」
県の担当者に電話で確認したところ、手違いでダブルブッキングしてしまったとのことだった。
『話し合いで決めて下さい。お金はお返ししますんで。すみません。』と後の処理は丸投げされてしまった。
「わかっただろ。俺たちが予約してたんだ。早くどきな。」
「いや、ダブルブッキングだったんですから。私たちにだって権利はありますよ。一方的に決めないでくださいよ。」
「は?おまえら誰に向かって言ってんの?こっちは甲子園常連の強豪校なんだよ。お前らみたいな毎年1回戦負けの
弱小校とは違うんだ!お前らが譲るのが当り前だろうが!」
「そんな言い方無いじゃないですか。私たちだって一生懸命練習してるんです。普段グラウンドが使えないから、
月に1回のグラウンドでの練習は貴重なんです!あなた達は専用のグラウンドを持ってるんじゃないんですか?」
「工事で1週間使えないからここを借りてるんだよ。甲子園を目指す俺たちには1日だって休んでる暇は無いんだ。
それに、月に1回の練習なんざやってもやらなくても同じだよ。どうせ1回戦負けなんだから練習なんてしないで
受験に備えてお勉強でもしてろや。ハハハハハハ!」
「バカにしないで下さい。一生懸命やってるメンバーに謝ってください!」
理不尽なことを言われ、麻衣は怒りをあらわにする。
しかし、南大付属のメンバーは逆に麻衣を挑発してきた。
「ほう。そんなに一生懸命やってるって言うのならそれを証明してもらおうか。今から俺と勝負しな。9人が打席に入って
1人でもヒットを打てたらお前らの勝ちだ。お前らが勝ったらグラウンドは譲ってやるよ。その代わり負けた場合は
譲ってもらう。どうだ?お前らに圧倒的に有利なルールだぞ。これを受けられないって言うんじゃ、普段真面目に
練習してるとは認められねーな。」
思わぬ提案を受け、麻衣は男子のキャプテンと相談する。
「どう?たしかに悪い話じゃないと思うけど。」
「うん。僕らが簡単に打てる相手じゃない事は間違いないけど、9人いればまぐれ当たりが出るかもしれない。」
こうして南大付属と山川高校の変則勝負が始まった。

南大付属のピッチャーはエースの権藤。140キロをゆうに超えるストレートと90キロ台のカーブ、それに切れ味鋭い
スライダーを操る本格派ピッチャーで、プロのスカウトにも目をつけられている程の逸材である。
昨年はこの権藤が2年生エースとして活躍し県大会決勝まで進んでいた。3年生となりさらに凄みを増した権藤を擁する
南大付属は甲子園の最有力候補とされていた。
そう、まぐれでもない限り、山川高校のメンバーが打てるような相手ではなかった。

1番バッターが打席に入る。
1球目はストレートが真ん中低めに決まる。
「速い!こんな速い球みたこと無いよ・・」
ストレートだけであっさりと追い込まれて、3球目は高めの釣り玉を振らされた。
ストライーク!バッターアウト!

2番バッターもあっさりと追い込まれる。
3球目はカーブだ。
「うわぁぁぁぁ!」
頭に当たる!と思ったバッターは思わず悲鳴を上げてしゃがみこむ。
が、切れ味鋭いカーブはするどく曲がり、ストライクのコースへと吸い込まれた。
ストライーク!バッターアウト!

南大付属メンバーからは失笑が漏れ、ヤジが飛ぶ。
「おいおい、女の子じゃないんだからよ。悲鳴を上げてしゃがみこんでんじゃねーよww」
「キンタマついてるのかお前!ボールがなきゃ野球なんて出来ねーぞww」
山川メンバーはうつむいてベンチに戻る事しかできない。
技術だけでなく精神面でも圧倒されていた。

3番バッターはスライダーにまったく合わず空振りの三振。
誰ひとりバットに当てることすら出来なかった。

ここで1イニング終了ということで5分間の休憩が入る。
麻衣がメンバーを激励する。
「当てない事にはヒットにならないよ。とにかく追い込まれる前にバットを振っていこう。
当てられれば方向が良ければヒットになることもあるから。とにかくコンパクトに振っていこう。」

4番バッターは麻衣のアドバイス通り初級から積極的に振っていく。
が、権藤の球威に押され、平凡なキャッチャーへのポップフライとなった。
「ふん、追い込まれる前に打っていこうって作戦か。むだむだ。お前らごときに芯でとらえさせるかよ」

5番バッターも何とかバットに当てるがボテボテのピッチャーゴロ。

6番バッターは2球続けて空振り。
しかし、3球目に事件が起こる!
権藤の投じたカーブに対し、やみくもに振ったバットがボールに当たったのだ!
打球は3塁線にふらふら~と伸びていく。
「なに!まずい!!」
3塁手、ショート、レフトが必死に追うも届かない!
ポテン
グラウンドに打球が落ちる!ヒットか!?
ファーーーール!
打球はボール1つ分、わずかにフェアグラウンドから外れていた。
権藤は命拾いした。

「このクソガキ!ヒヤヒヤさせやがって。あんなまぐれ当たりもさせねーように三振を取らなきゃだめだ。
こっからは全員三振を取ってやるぜ。見てろよ。」

権藤の投じた次の球はバッターの頭部の近くをかすめていった。ビーンボールだ!
「ひぃぃぃぃぃぃ!」
バッターは完全にビビってしまい、はた目にもわかるように明らかに腰が引けていた。
案の定、次の外角のストレートにまったく手が出ずにあっさりと見逃しの三振となった。

ここで2度目の休憩だ。
7番、8番、9番バッターもビーンボールに完全にビビっていて、「むりむり、絶対打てない」と諦めていた。
麻衣はなんとか奮起させようと頑張るが、3人は完全に戦意を喪失していた。

7番、8番バッターはバッターボックスの後ろに立ち、外角の球にまったく手が届かずにあっさりと連続三振。
と、次の9番バッターはお腹を抱えてうずくまりバッターボックスに現れない。
「うう、お腹が痛い。苦しくて立ち上がれない・・」
なんと、ビーンボールへの恐怖心と緊張からお腹が痛くなってしまい、動けなくなってしまったのだ。
「でも、ウチの野球部は9人しかいないから代わりがいないの。なんとか頑張れない?」
麻衣が話しかけるが、9番はブルブルと首を振り、完全にギブアップの意思表示をしていた。

「おいおい、ここでギブアップか? なさけねえ奴らだなあw じゃあ、勝負は俺たちの勝ちだ。
約束通りグラウンドは譲ってもらうぜ。」

「待って!まだギブアップじゃないわ。」
言うなり、麻衣はジャージを脱ぎ捨てて、学校指定の体操服と紺色のブルマー姿になった。
「おいおい、何やってんの?お前が脱ぐからグラウンドを譲ってくれなんて言うつもりかw」
「そんなわけないでしょ。私が9人目のバッターよ」
「はぁ?お前女子マネだろ?ふざけてんじゃねーよ。女ができるほど甘いスポーツじゃねーんだよ」
「ご心配なく。中学ではソフトボール部だったから、バットの振り方くらい知ってるわよ。」
「ソフトボールだぁ?あんなバカでっかいボールを打つ女子供のお遊戯と一緒にすんじゃねーよ!
女を出せば手加減してもらえるとでも思ってんのか?俺はそんなに甘くねーぞ。」
「あら、女の子に負けるのが怖くて試合放棄?別にそれでも良いわよ。グラウンドを明け渡してくれるなら。」
「俺が女に負けるだぁ?舐めるのもいい加減にしろ!俺はプロのスカウトも注目するほどの一流選手だぞ!
よーしわかった。女がいかに非力な存在かってことを嫌というほど思い知らせてやるよ。」
こうして権藤 対 麻衣の勝負がはじまった。

バッターボックスに立った麻衣はスニーカーで足元を踏み固める。
そして下半身には学校指定の紺色のブルマー。1年生の時買ったものなので、お尻が成長した分、ブルマーから
お尻の肉がはみ出しており、エロさを際立たせていた。
しかし、麻衣の目つきは真剣そのもの。勝負をあきらめてはいなかった。

1球目、低めのストレートが決まる。麻衣は微動だにせず見送る。
「どうした?あれだけ偉そうなこと言っておきながら、怖くて固まっちゃってるんじゃねーのw
頼むから神聖なグラウンドをおしっこで汚さないでくれよなw」
「そうそう、おしっこ漏らすんなら、おしっこまみれのブルマーをブルセラショップで変態オヤジに買ってもらいなw」
南大付属から汚いヤジが飛ぶ。
2球目、先ほどより少し高めに浮いた、しかし球威のあるストレートが投げ込まれる。
と、麻衣は無駄のないスムーズな打撃フォームから、最短距離でそのストレートを捉えた!
カキーーーン!
鋭い打球が3塁手の頭の上を超えてレフト線へ伸びる!
「えっ?うそだろ!?」
権藤もあわてて打球の行方を追う。
打球はレフトのラインよりややフェアよりに落ちた。ように見えた。
南大付属の控え選手が担当している3塁塁審は、一瞬何かを考えた後、ジャッジをコールした。
ファール!
「ええ、完全に入ってるだろ!」
「ヒットじゃないか!」
「汚いぞ!」
山川高校野球部員から抗議の声が上がる。
「おいおい、審判がファールって言えばファールなんだよ。」
「審判のジャッジに抗議するなんて高校野球の風上にも置けねえな。」
「こんなマナーも守れないから弱小校なんだよ。」
自分たちの卑怯な行為や汚いヤジは棚に置き、言い返してくる南大付属メンバーたち。
結局判定は覆らず、2ナッシングから試合再開だ。

「くそっ、女だと思って油断し過ぎたぜ。ソフトの経験はだてじゃねーな。甘い球は危険だ。
ただ、ちゃんとピッチングを組み立てていけばさすがに対応できないだろ。見てろよ。」

3球目、権藤は麻衣の頭部付近めがけて思いっきりストレートを投げ込んだ。またしてもビーンボールだ。
「きゃあああ」
悲鳴をあげながら麻衣がもんどりうって避ける。M字開脚の格好で尻もちをついてしまった。
へへへ、あんな悲鳴あげやがって。やはり女だな。これでビビってまともなスイングは出来ないだろう。
男を舐めたことを後悔するんだな。

4球目、外角低めへストレートを投げ込む。
よし!最高のボールだ。あれは踏み込まないと絶対に打てない。ビーンボールで腰が引けているあの女には
絶対に手が届かない。勝った!俺の勝ちだ!男の勝ちだ!女の分際で男に勝てるなどと思うなよ!
しかし、権藤の予想に反し、麻衣は思いっきり踏み込み、狙い澄ましたように外角のストレートにバットを合わせてきた!
カキーーン!!
バットの真芯でとらえられた打球は、12塁間を抜けていった。
麻衣は悠々と1塁に達する。
さすがに南大寄りの審判もヒットをコールせざるを得なかった。

「やったー、ヒットだー!」
「僕たちの勝ちだー!」
男子部員たちは自分たちがあっさりと捻られたことも忘れ無邪気に喜んでいた。

「ば・ば・ば バカな。こんなことあるはずが、こんなことが・・・」
マウンドで呆然とする権藤。
「残念だったね。ビーンボールの後に外角ストレートって、バカの一つ覚えみたいに同じことばっかりやってたら、
読まれちゃうよ。まあ、そう来るだろうと思ってわざとオーバーに悲鳴上げて怖がった振りしたんだけどねw
どう?すっかり騙されちゃったかな?」
まさか?読まれてたって言うのか?俺のピッチングが、組立てが?女ごときに、野球ど素人のブルマー姿の女ごときに。
そんなことがあるわけがない。まぐれだ。やみくもに振ったバットがたまたまいいところに当たり、いいところに飛んだだけなんだ。

「じゃあ、私たちの勝ちね。約束通りグラウンドは譲ってもらうわよ。」
「ま、待て。今の勝負はノーカウントだ。まだ決着はついてない。」
「どういうこと?ちゃんとヒットは打ったわよ。」
「この勝負は野球部同士の対決のはずだ。お前はマネージャなんだから参加する権利は無いんだよ。
9番が出なかった時点でお前らの試合放棄だ。だから本来は俺たちの勝ちなんだ。選手以外の人間が
出ちゃいけないなんてのは基本中の基本のルールだ。ルール違反でお前らの反則負けだ。」
「いまさらずるいわよ。最初から言いなさいよ。」
「ふん、いつ指摘しようが反則は反則さ。だが、俺も油断してたとはいえ女ごときに打たれたままじゃ気分がワリい。
だからもう一回お前と勝負してやる。それでヒットを打てたらお前の勝ちにしてやるよ。どうだ?」
「もう一回打ったら、今後こそ負けを認めるのね?」
「ああ、認めてやるよ。もう一回打てればだけどな。だが、もうさっきみたいに油断は無いぜ。」
「わかったわ。じゃあ、もう一回勝負しましょう。」
こうして権藤 対 麻衣 第2ラウンドが決まった。

「勝負の前に1つだけ。主審を第三者に変えて頂戴。バットが届かないボール球をストライクって言われたら、
さすがにあんなに打ちごろの球でも打てないから。」
「俺の球が打ちごろだと!まぐれ当たりしたくらいで調子に乗るんじゃねえ!望むところだ。こっちこそ変な言いがかりを
つけられたらたまらねえ。」
ということで、見学していた野球好きのおじさんに主審をお願いすることになった。
プレイボール!
ふん。忌々しいが、あの女が男子部員の雑魚どもよりも1枚上であることは認めざるを得ない。公式戦並みの本気の配球で
完膚なきまでに押さえ込んでやるよ。
初球は高めに外した。麻衣は悠然と見逃す。
ちっ、釣り球には簡単に釣られないか。ではこれでどうだ。
インローにストレートを投げ込む。
よしっ、完璧なコースだ。これは打てない!
麻衣のバットが反応する。
無駄だ!腕をたたんでもあのコースは打てない。当てても絶対にヒット性の当たりにはならない。
ファールならカウントを稼げるし、フェアならボテボテの内野ゴロで終わりだ!
しかし!権藤は今までの野球人生で見たことも無いような光景を見た。
コンパクトに畳まれた麻衣の腕から振り出されたバットが、男子ではあり得ないほどの至近距離の軌道を描き
芯でボールを捉えたのである!
これは、腕や腰をはじめとした体全体が男子に比べて圧倒的に柔らかく、かつ小柄な女子だからこそ可能な、
男子の野球の教科書には絶対に載っていない、女子ならではのインコース打ちの技術だった!
カキーーーーーン!!!
真っ芯で捉えられた打球は一直線にレフトフェンスへ向かっていく。
鋭い打球は、ラインから数十センチフェア寄りのレフトフェンスへ直撃した!
文句なしの長打である。
一塁を回ったところで足をとめた麻衣が権藤へ語りかける。
「はい、今度は文句なく私の勝ちだよね。さあ、グラウンドを明け渡してちょうだい。」
「ふ、ふ、ふ、ふざけるな。女ごときが、女ごときが。
おい!塁審!今のはファールだろ!どこ見てるんだバカ野郎!」
1年生の塁審を怒鳴りつける。当然、部の大エースに逆らうことは出来ない。
ファール!今のはファールです!
「ふざけるなよ!完全に入ってるじゃないか!」
「お前らにプライドは無いのかよ!」
山川高校野球部員から抗議の声が上がる。
しかし、麻衣が男子部員を制した。
「いいわよ。審判がファールって言うならファールだから。さあ、仕切り直しましょ。」
だが、そう語る麻衣の顔は、今までとは比較にならないほど厳しく冷たいものだった。

1-1から試合再開。
アウトローへのストレート。
最初にヒットを打った球と同じような球筋だったが、麻衣はまったく打ち気をみせず見逃した。ストライクだ。
よしっ、追い込んだ。次は俺の決め球スライダーだ。プロのスカウトにも認められた超高校級のスライダーだ。
これで三振に仕留めてやる。
権藤はアウトコースへスライダーを投げ込む。ストライクからボールゾーンへ切れ味鋭く曲がる最高のボールだ!
よーし、決まった。これで空振り三振だ。俺の勝ちだ!
しかし!麻衣はこれも悠然と見逃した。まるで見切っていたと言わんばかりの余裕だ。
なんだと!振ってこないだと!甲子園級のスラッガーですら面白いように三振を取ってきた俺のスライダーを。
くそっ、手が出なかっただけか?それとも、アウトローばかりが続いたので読まれたか?
ならば、一旦高めに目を慣れさせて、その次にもう一度スライダー勝負だ。
権藤は渾身のストレートをインコースやや高めに投げ込んだ。見逃せば次のスライダーへの布石、また、振ってくれば
間違いなく空振りが取れる、最高のコースへと。
しかし、権藤は忘れていた。初球のインローを男子では考えられないコンパクトなスイングで弾き返した麻衣のバッティングを。
頭ではわかっていても染みついていたのだ。男子相手に何千、何万と投げ込んできた右腕に、定石と言われる攻め方が。
しかし、しかし、それはあくまでも男子を相手にした場合の定石だった。
その定石は女子にはまったく通用しないのだ!

カキーーーーーーン!!!
先ほどと同じく、インコースをまったく苦にしない麻衣のコンパクトなスイングが、権藤のストレートを真っ芯で捉えた!
高めのコースは捉えることは難しいが、逆に芯で捉えてしまえば一番飛距離の出るコースである。
打球はぐんぐん伸びて、左中間のフェンスのはるか上を超えて行った。
文句なしのホームランだ!

「やったー!今度こそ文句なしのホームランだ!」
「麻衣ちゃんの勝ちだー!山川高校野球部の勝ちだー!」
「見たか、南大付属!卑怯な真似する奴らはこうなる運命なんだよ!」
狂喜乱舞して勝ち誇る山川高校男子部員たち。
しかし、麻衣は顔色一つ変えずに悠々とグラウンドを一周していた。

マウンドでは権藤ががっくりと膝をつき、血の気が引いたように真っ青な顔をしていた。
「ばかな、ばかな、これは何かの間違いだ、まぐれだ、まぐれ当たりに決まっている・・」
ぶつぶつと言い訳の言葉を口にする。
と麻衣が権藤を睨みつけてきっぱりと言い放った。
「まだわからないの。私は実質4連続でヒットを打ってるのよ。あなた達が卑怯な真似をするから、
最後はホームランだけを狙ってね。これが実力で無くてなに?
あなたは女に、ソフトボール経験しかない女子に、本職の野球で完全に実力負けしたの。
まだわからないって言うならわかるまで勝負してあげるわよ。何度やっても結果は一緒だけどね。」
「ふざけるな。野球は男のスポーツなんだ。ソフトボールみたいな、女子供のスポーツとは違うんだ。
まぐれだ。まぐれ以外にあり得ない。」
「あきれた。あなたにソフトボールの何がわかるの?ソフトの体感速度は野球なんかの比じゃないわ。
1流のソフトボールのピッチャーの球はプロ野球選手ですら、かすることも出来ないのよ。
逆にソフト経験者からすれば野球の球なんか遅すぎて、バッティング練習の球にしか見えないわ。
遅いからストライク、ボールの見極めも簡単だし、打つのだって難しくないしね。」
「お、遅いだと。プロにも認められた俺のボールが。うそだ、うそだ。」
「野球とソフトで競技が分けられてて良かったわね。ソフト経験者が甲子園を目指してたら、あなた達なんて
手も足も出ないわよ。
あ、それと、あなたスライダー投げる時力み過ぎよ。ミエミエで読まれちゃうから、一応甲子園目指すんだったら
直した方が良いわよ。まあ、男子の中には見抜ける人はいないかもしれないけどねw」
徹底的に舐められて権藤の頭の中でなにかが切れた。

「てめーーー!ふざけやがって。ぶっ殺してやる!」
権藤は麻衣に向かって猛然と近づき、殴りかかっていった。
男子部員はビビってしまい、誰も助けに入れない。しかし、麻衣は平然としていた。
「聞き腕で殴りかかるなんて、野球選手の風上にも置けないわね。」
麻衣は権藤のパンチを軽々とかわすと、相手の右腕を掴んで一本背負いで投げ飛ばした!
ズダーーン!!
「ごめんね。私、小学校までは柔道習ってたの♪」
と、すばやい動きで権藤の右腕をブルマーの股間に挟み込み、ふとももを首と体に引っ掛けて、
腕ひしぎ逆十字の体勢に入った!
「あなたみたいな卑怯者にはお仕置きしないとね♪」
ぎゅううううううう!ミシミシミシ!
いでででででででででででででででででででででで!!!
苦痛に顔をゆがめる権藤。
「さあ、今日さんざん卑怯な真似したことを謝ってもらうわよ。」
「ふざけるな!女ごときに頭なんか下げられるか。」
麻衣は腕に力を込める。
ぎゃああああああああああああああ!!いでででででででででで!!ぐわああああ!!!
「ほらほらほら、痛いよね~。早く謝らないと大事な右腕が壊れちゃうよ。野球の出来ない体になっちゃってもいいの?」
いやだ、いやだ、俺には野球しかない。野球しかないんだ。将来はプロ野球選手になって、大金を稼いで
アナウンサーと結婚して、人生の勝ち組になるはずなんだ。
それを、それを、こんなところでパーにしてたまるか。
しかし、女ごときに、女ごときにここまで舐められて頭なんか下げられるか!女は男の3歩後ろを歩くもんだろ。
それを、野球で負かされ、ケンカでも負かされ、おまけに頭を下げさせられるなんて、冗談じゃない、冗談じゃないぞ。
しかし、しかし、このままじゃ本当に腕を折られてしまう。野球の出来ない体になってしまう。
それだけは、それだけは絶対に嫌だ。くそ、くそ。
「わるかったよ」
ボソボソと権藤がつぶやく。
「え?なに?なんか言った?」
腕ひしぎを緩めない麻衣。
「わるかったよ!」
先ほどよりは大きい声で怒ったように権藤が答える。
「え、な~に?よく聞こえな~い♪もっと聞こえるようにハッキリ言ってよ。」
「ふざけんじゃねーよこのブス!!何回も謝ってんだろーが!さっさと技をほどけって言ってんだよ!」
麻衣の顔色が変わる。
権藤がしまった!と思った時にはすでに手遅れだった。
「あ、いや、違う。今のは違うんだ。そうじゃなくて、俺はただきちんと謝ったってことを言いたかっただけで。その・・」
権藤の言葉を遮って麻衣が言う。
「あなたの気持がよーく分かったわ。もう、野球が出来ない体になっても良いみたいね。そりゃそうよね。
素人の女の子に手も足も出なかったんだから、そんな競技続けてたって仕方ないもんね。うん、わかった。
望み通り、右腕を壊してあげる。もう、手加減しないわよ。」
麻衣は一気に腕を締め上げる。
ミシミシミシミシミシミシ!
うぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
先ほどとは比べ物にならない激痛が権藤に襲いかかる。あまりの痛さに叫び声を上げる事しかできない。
手足をばたつかせ、暴れまわるが、しっかりと決まった腕ひしぎはまったく外れない。
ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
あまりの激痛に涙を流して苦しむ権藤。
「ごべんなざい、ごべんなざい!もう、女の人をばがにじまぜん。ほんどうでず。ゆるして、ゆるじでー!!」
しかし麻衣は技を解かない。
この地獄が何分続いただろうか。
権藤のユニフォームの股間が濡れてきた。なんと権藤はあまりの痛さと恐怖で失禁してしまったのだ。
「あらあら、神聖なグラウンドをおしっこで汚しちゃったのはそっちだったね。でも、あなたのおしっこまみれの
ユニフォームじゃブルセラショップには売れないわねw」
ついに、麻衣は権藤を解放した。

こうしてグラウンド争奪戦は山川高校の、いや、麻衣の圧勝に終わった。


数ヵ月後、夏。

権藤の腕は幸いにも壊れていなかった。いや、麻衣が壊さないであげたと言うべきだろう。
怒りの中でも最低限の情けは掛けていたのだ。
しかし、権藤は自信を完全に失ってしまいエースの座から滑り落ちていた。代わりに2番手ピッチャーが
エースとなっていたが、実力の差はいかんともしがたく、優勝候補の南大付属はあっけなく3回戦で敗退した。

そして、山川高校はといえば麻衣を選手登録し、エースで4番を任せた。
投げてはほとんど失点を許さず、打ってはほとんどの打席で出塁するという驚異的な活躍で
快進撃を見せた。
がしかし、やはり麻衣1人だけのチームと言う事がバレ、麻衣は敬遠攻めにあい得点ができず、
守っても味方のエラーで失点し、準決勝で破れてしまった。

おしくも甲子園は逃したが、麻衣は断トツの評価で県大会MVPを獲得した。

この麻衣の大活躍がその後の女子ソフトボール選手の高校野球進出を促し、野球界に
大地殻変動をもたらす事になろうとは、この時は知る由も無かった。

完

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