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003:さいごの皇帝 (1)
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匿名ユーザー
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神界ミルソナ帝国。神界における規模第三位の国。
今、城下町は小さな混乱を迎えている。
この国を支える皇帝、フィルアール3世が不治の病で伏しているのだ。彼には跡継ぎがいないため、この先どうなるのかが今専らの話題である。
今、城下町は小さな混乱を迎えている。
この国を支える皇帝、フィルアール3世が不治の病で伏しているのだ。彼には跡継ぎがいないため、この先どうなるのかが今専らの話題である。
「やっぱり大きいわねぇ……」
オルニアはきょろきょろと周りを見回しながら言う。
「それはそうでしょう。ミルソナは神界第三位の国ですから」
横を歩くシーズが応える。
「それで、ここに来た用事は何なんだよシーズ」
不機嫌であることを如実に示す口調で言ったのはリラー。それをどうという風もなくシーズは返す。
「今、この国の皇帝が病に倒れています。それを確かめてくるように知らせがあったのです。オルニア、付き合ってもらえませんか?」
「嫌だね」
「あなたには頼んでいません」
そっぽを向いて拒否したリラーに、声の調子も変えずにシーズが言った。この二人、属する世界が反発し合う世界の所為かただの性格の差か、すこぶる仲が悪い。オルニアは、二人が一緒に行動できているのが不思議に思う時もある。
「まあまあ、ここは一つ協力し合おうよ、リラー」
で、仲介役を買って出るのはアイドである。彼がいなければ、おそらくとっくの昔に袂を分かっていただろう。
「ところで、どうやって皇帝に会うの? 病気だったら、皇帝なら面会謝絶が当たり前でしょ?」
「それなら問題ありません。私が話せば大丈夫です」
相変わらずリラーと目を合わせず、シーズはオルニアに話した。
「ハッ、大丈夫かねぇ? 意外と門前払いかもよ?」
意地悪くリラーが言ったが、シーズは完全に無視。間でアイドがあたふたしている。
そんな様子をちらりと見てから、オルニアは遠くにそびえる王城を見た。
オルニアはきょろきょろと周りを見回しながら言う。
「それはそうでしょう。ミルソナは神界第三位の国ですから」
横を歩くシーズが応える。
「それで、ここに来た用事は何なんだよシーズ」
不機嫌であることを如実に示す口調で言ったのはリラー。それをどうという風もなくシーズは返す。
「今、この国の皇帝が病に倒れています。それを確かめてくるように知らせがあったのです。オルニア、付き合ってもらえませんか?」
「嫌だね」
「あなたには頼んでいません」
そっぽを向いて拒否したリラーに、声の調子も変えずにシーズが言った。この二人、属する世界が反発し合う世界の所為かただの性格の差か、すこぶる仲が悪い。オルニアは、二人が一緒に行動できているのが不思議に思う時もある。
「まあまあ、ここは一つ協力し合おうよ、リラー」
で、仲介役を買って出るのはアイドである。彼がいなければ、おそらくとっくの昔に袂を分かっていただろう。
「ところで、どうやって皇帝に会うの? 病気だったら、皇帝なら面会謝絶が当たり前でしょ?」
「それなら問題ありません。私が話せば大丈夫です」
相変わらずリラーと目を合わせず、シーズはオルニアに話した。
「ハッ、大丈夫かねぇ? 意外と門前払いかもよ?」
意地悪くリラーが言ったが、シーズは完全に無視。間でアイドがあたふたしている。
そんな様子をちらりと見てから、オルニアは遠くにそびえる王城を見た。