(樹怪族が植物であるとすれば)魔獣でない植物。
薬草
- シュラ草
- 傷薬の主原料になる。チュルシム草、ポウリカ草で代替可能。一月から二月に生える。
- チュルシム草
- 傷薬の主原料になる。シュラ草、ポウリカ草で代替可能。ほぼ年中生えているが、花が咲く直前にしか薬効がないため、四月から五月に採取する。
- ポウリカ草
- 傷薬の主原料になる。シュラ草、チュルシム草で代替可能。
- ニチア草
- 魔力回復薬の副原料になる。
- ターゴ草
- 魔力回復薬の副原料になる。
- リュウノイブキ
- 赤から黒に変じる細長い葉をまばらにつける。
- マメツブグサ
- 薬草。〈銀嶺館〉の庭に植えられている。シーラやノーマの薬草畑にも植えられている。
- ジゴクソウ
- 毒草。鋭い葉を二十枚ほど横に連ねた形の葉をたった一つだけつける。葉を切った汁は一滴で昏倒するほど強い麻痺性を持つ。
薬木
シアリギ
低木で、平地でもよく育つ。若芽が魔力回復薬の副原料になる。 若芽は四月に採取する。根元が薄緑色に色づいてぷっくりしてきたのが採取しごろ。 シーラの庭は毒草の他はほとんどシアリギで埋まっている。
- 若芽の処理方法
- 外皮を丁寧に剥がして中身を出し、二日ほど乾かしてすりつぶして、しっかり乾かす。
薬苔
- ザハード苔
- 魔力回復薬の主原料。
樹木
- メイチェル
- 〈銀嶺館〉の庭に植えられた木。太い枝と太い根は、同じ長さで同じ方向に伸びる。その特性を利用し、枝を伸ばしたくないほうには地面に大きな石を連続的に埋め込んで、根止めを施す。
- シロキズナ
- 〈銀嶺館〉の庭に植えられた木。白くて細い枝を伸ばす。成長が早いんです。小さな木ならば、五年ほどで三倍か四倍の大きさになる。
- リーコネン
- ヴォーカの〈リーコネン地区〉に植えられた街路樹。〈リーコネン地区〉はこの木の名前から通称がついた。
果樹
- イェルコンテ
- 果物屋で売っている。副神殿長の例え話に登場。
- シュルフサ
- 〈長腕猿〉の好物。
不明
- シナンジャ
- 葉は乾燥させた薬草を包むのに使われる。
- グリフィル
- 葉を噛んで楽しむ嗜好品。噛みしめると苦い味わいが口中に広がる。水気が抜けきらないものは鋭い刺激がある。噛み終えた葉は吐き出す。コカの葉やタバコのようなものか。