建国王がうち建てた国。王都は国土のほぼ中心に位置する統治の迷宮のそばにある。
建国王が〈豊穣の竜〉トロンを討伐した場所に王都があるといわれる。
厳格な貴族制度がしかれており、行政府も発達しているが、王政法治主義ではない。従って王族・貴族の権威が非常に高く、平民が貴族になることはほぼありえない。
貴族は各領地を好きなように統治できるが、王国法はすべての個別法に優先する。
王国歴。
本編開始時は116年。現時点では王国歴117年。
ザカ王国迷宮地図
国土
南部の諸勢力と結びついて建国された経緯もあって王都以南は発展しているが、北部はまだ発展途上の段階である。
100階層を超える大迷宮が統治の迷宮を加えて8つあり、フィンケル迷宮・ダイナ迷宮を除く6つの迷宮はそれぞれ侯爵家が統治しており、迷宮として栄えている。
最も栄えているのは南のギドとスマークで、いずれも良港を持つ侯爵領となっている。
軍事
歴史的には魔法王国と呼ばれるほど魔法士の力が強く、建国直後か国政が安定するまでの間は魔法士が活躍した。
しかし60年近く外国との戦争は起きておらず、30年前のダイナ伯爵の反乱の際の大失態が元で、王国魔法士団は王国騎士団に比べ大きく立場を弱くすることになった。
戦争はないが国境付近での小競り合いは今も散発的に発生しているが、それらは普段、隣国に接する男爵領などが対処している。
迷宮騎士は弱いが、王国騎士団・王国魔法士団は精強である。
王国騎士団
10人1隊で10隊、計100人が定員。
10人のうち1人が隊長に、1人が副隊長になる。
騎士団長が1名。補佐として副官が2名。
副騎士団長が2名、各5隊ずつを管轄。
慣例的に、騎士団長は伯爵家、副騎士団長は子爵家の子弟であることが多い。
騎士団長は不明。副騎士団長はザイファド・カッチーニとネイサン・アスペル。
王国魔法士団
団長1人、副官1人、副団長1人。
団長と副団長が、それぞれ25人の団員を指揮する。
団長不明。副団長はローラン・バトー。
貴族騎士団
公爵、侯爵、伯爵は、騎士団を持つことが許される。
戦争や大規模討伐などにあたり、王は各貴族に出兵を命じる。各貴族は騎士団を核とした兵力を出す。
爵位のない貴族は出兵の義務がない。