プリティ・ウーマン
原題:Pretty Woman
公開:1990年3月23日
時間:119分
監督:
ゲイリー・マーシャル
ストーリー
ウォール街の狼と呼ばれる実業家のエドワード・ルイスはモースの会社を買収し解体しようと考えていた。ある晩、偶然出会った娼婦のヴィヴィアン・ワードと出会い、ホテルへの道案内を頼む。彼女を気に入ったエドワードは300ドルで一晩過ごすことに。
エドワードはモースとの会食のために同伴の女性が必要となり、ヴィヴィアンに3,000ドルで一週間一緒に過ごす契約を持ちかける。ヴィヴィアンは高級服店で軽くあしらわれるなど不快な思いをするが、エドワードやホテルの支配人トンプソンらの協力のもと見違えるような美しい女性になっていく。そして一週間の契約期間が終わりに向かうにつれて、エドワードとヴィヴィアンはお互い惹かれていく。
概要
実業家のエドワード・ルイスと売春婦のヴィヴィアン・ワードが一週間の雇用契約でともに過ごすうちに惹かれていくロマンス・コメディ。
主演の
リチャード・ギア&
ジュリア・ロバーツと監督の
ゲイリー・マーシャルの組み合わせは後にパラマウント映画の『プリティ・ブライド』でも実現している。リチャードは当初この役を電話で断ろうと思っていたが、一緒にいたジュリアが「イエスと言って」と書いた付箋をそっと差し出したという。
キャスティング
ジェームズ・モース役の
ラルフ・ベラミーはわずか二つのシーンにしか出演していないが、重厚な存在感を発揮している。本作は翌年に亡くなった彼の遺作となった。
ヴィヴィアンがディナーでエスカルゴを放り投げてしまうシーンで、ウェイターがエスカルゴをキャッチし「よくあることですよ」とフォローする場面がある。このウェイター役の俳優は同じ監督の『
プリティ・プリンセス』(2001年)にもウェイターとして出演しており、グラスを割ってしまったミア(
アン・ハサウェイ)に同じ台詞を言っている。『
プリティ・プリンセス2 ロイヤル・ウェディング』(2004年)では警備員として出演し、ブレスレットを飛ばしてしまったミアにやはり同じ台詞を発している。
その他
エドワードがネックレスケースに指を挟むシーンはリチャードのアドリブ。ネックレスは25万ドルする高価な品で、撮影中は警備員が付いていたという。
エドワードがピアノを弾くシーンは実際にリチャードが演奏しており、彼自身が作曲したオリジナル曲だという。ちなみにピアノの上で二人が愛し合うシーンはたまたま押された鍵盤の音が不協和音だったため、後で音を差し替えているという。
ヴィヴィアンがバスタブで歌うシーンでは、泡を立たせるために洗剤が用いられており、ジュリアの赤毛はすぐに色落ちしてしまい、その夜のうちに染め直す必要があったという。
ヴィヴィアンが『アイ・ラブ・ルーシー』を観て大笑いしているシーンでは、監督が彼女の足をくすぐっている。
キャスト
- ソフト版:1992年11月20日発売。※Blu-ray・通常版DVD・VHS収録
- フジテレビ版:1994年4月9日放送『ゴールデン洋画劇場』
- TBS版:1995年12月29日放送(ドラマ『長男の嫁2・実家天国』(1995年10月~12月期)の連動企画として、主演コンビが吹替を担当)
- テレビ朝日版:1997年5月18日放送『日曜洋画劇場』
スタッフ
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最終更新:2024年09月08日 14:57