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プリティ・プリンセス

原題:The Princess Diaries
公開:2001年8月3日
時間:115分
監督:ゲイリー・マーシャル




  • 目次

ストーリー

グローヴ高校に通う冴えない女子高生ミアは人前で話すのが苦手で、ディベート大会では吐いてしまう始末。ある日、音沙汰のない祖母のクラリスから呼び出され、ミアが小国ジェノヴィアのプリンセスであることを知らされる。突然の告白に動揺するミアだが、しぶしぶ王女教育に応じることに。

極秘で王女教育を受け、ジェノヴィア独立の舞踏会の準備を進めるミアだったが、彼女を美しく変身させた美容師パオロがマスコミに秘密をバラして高校は大騒ぎになる。

概要

ある日突然小国のプリンセスであることを知らされた平凡な高校生ミアが王女として成長していく物語。原作はメグ・キャボット*の小説『プリンセス・ダイアリー』で、彼女も原作からの変更点についてのアドバイザーとして協力している。当初のタイトルは『The Princess of Tribeca』だった。

プロデューサーはデブラ・マーティン・チェイス*ホイットニー・ヒューストン。音楽はジョン・デブニーが担当している。監督の息子スコット・マーシャルが第二班監督として参加している。

主演は本作が映画デビューとなるアン・ハサウェイ。彼女の演技は高く評価され、製作側の期待を遥かに超える興行的成功を収めた。オーディションには錚々たる女優が参加したが、ゲイリー・マーシャル監督の孫娘が「アンを雇うべきだ」と主張したという。アンはオーディションで椅子から落ちてしまうというおっちょこちょいな一面を見せたが、不器用なミアの役にとって好意的な印象となった。ちなみに、ミアが観客席で転ぶシーンは実際に転んでしまい、監督が面白いと思って採用した。

原作ではミアの父は精巣がんを患って闘病中であり、ミアの母とオコーネル先生は不倫関係にあるが、ディズニーはその設定を変更した。映画版ではミアの父は既に亡くなっており、写真に写っている彼を演じているのはアン・ハサウェイの実の父ジェラルド・T・ハサウェイだという。

ミアがディナーでグラスを割るシーンでは、ウェイターが「It happens all the time.」という台詞を言っているが、同じマーシャル監督作品で共通の出演者も多い映画『プリティ・ウーマン』(1990年)において、ウェイターが同じ台詞を言っており、ウェイター役の演者も同じである。

2004年には続編『プリティ・プリンセス2 ロイヤル・ウェディング』が公開されている。

キャスト

ミア・サーモポリス アン・ハサウェイ 甲斐田裕子
クラリス・レナルディ女王 ジュリー・アンドリュース 谷育子
ジョー ヘクター・エリゾンド 麦人
リリー・モスコヴィッツ ヘザー・マタラッツォ 永澤菜教
ラナ・トーマス マンディ・ムーア 吉住梢
ヘレン・サーモポリス キャロライン・グッドール 寺内よりえ
パオロ ラリー・ミラー 秋元羊介
マイケル・モスコヴィッツ ロバート・シュワルツマン 野島健児
ジョシュ・ブライアント エリック・フォン・デットン 谷山紀章
パトリック・オコーネル ショーン・オブライアン 宮内敦士
グプタ教頭 サンドラ・オー 小宮和枝
シャーロット キャスリーン・マーシャル 園田恵子
ジェレマイア パトリック・フルーガー 鳥海浩輔
ハービュラ ミンディー・バーバノー 吉川亜紀子
ウェルズ キム・リー 喜田あゆ美
アナ ベス・アン・ギャリソン 浅井清己
フォンタナ ビアンカ・ロペス 高森奈緒
リンダ アビゲイル・グリーン=ダブ 杉本ゆう
メレディス メレディス・シェボリー 横手久美子
モターズ首相 ジョエル・マクラリー 島香裕
モターズ夫人 クレア・セラ 若泉絵子
トロ男爵 グレッグ・ルイス 峰恵研
スコット公爵 ジェフ・ミカルスキ 岩田安生
アドルフォ ロバート・グローディニ 中田雅之
ダレル ビル・フェレル 楠大典
ロバタッセン パトリック・リッチモンド 松尾まつお
サンチェス サンドラ・テイラー 若泉絵子
ダヴェンポート トム・ハインズ 佐久田修
ボビー・バッド エリク・ブラッグ
レディ・ジェローム バーバラ・マーシャル
フィリップ・レナルディ ルネ・オーベルジョノワ(声)
青いドレスの生徒 ローレン・モルトビー
警官 鳥畑洋人
座る男 下和田裕貴
座る男の友 藤田圭宣

タグ:

長編映画
最終更新:2022年12月17日 17:03