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ラテン・アメリカの旅





  • 目次

ストーリー


概要

ディズニー長編アニメーション映画第6作。戦時にかけて公開されたオムニバス形式のシリーズ6作品の第一弾。数ある長編映画の中でも異色作である。

原題の「サルードス・アミーゴス」は「ハロー、フレンズ!」を意味するポルトガル語である。

ウォルト・ディズニーらは、政府の依頼で南アフリカへの旅行を行った。当時、持ち運べるカメラが普及しておらず、アニメーターは見た景色をスケッチして残していた。これらのスケッチを基に4つの短編アニメーションを制作。旅行の様子を写した実写パートを編集し、長編作品に仕上げた。ディズニー長編アニメーション映画としては最短の上映時間で、60分を切るものはこれのみである。

1942年8月24日にリオデジャネイロでプレミア公開された。アメリカ合衆国*での公開は1943年2月6日であり、アメリカ以外で初公開された作品としては初である。1949年の再公開時には『ダンボ』(1941年)の同時上映であった。

本作は好評であり、二年後には同じく南米をモチーフにした『三人の騎士』が製作された。当時、ラテン・アメリカはアメリカの敵国ドイツ*との結びつきが強かったため、ディズニー作品の人気が高いラテン・アメリカに対しウォルトを親善大使として南米をフィーチャーしたアニメーションを作ることでその結びつきを阻止しようというアメリカ政府の思惑があったという。

人気キャラクターであったドナルドダック(第1話、第4話)とグーフィー(第2話)を短編の主人公に起用した。また、これらがドナルドダックとグーフィーの初の長編作品である。第4話でドナルドと共演したホセ・キャリオカは本作がデビュー作である。ドナルドとホセ・キャリオカは次回作の『三人の騎士』(1944年)にも登場している。

アメリカでは、DVDが2000年に発売された。2008年には『三人の騎士』とセット販売もされた。

日本*では1957年の公開以来、2006年にディズニー・チャンネルで放送された。

キャスト

ドナルドダック クラレンス・ナッシュ 山寺宏一
グーフィー ピント・コルヴィグ 島香裕
ホセ・キャリオカ ホセ・オリビエラ 中尾隆聖
ナレーター フレッド・シールズ 大平透
フライト・アテンダントの声 ステュアート・ブキャナン
ペドロ* -
パパ飛行機* -
ママ飛行機* -
ウォルト・ディズニー
リー・ブレア*
メアリー・ブレア*
ノーム・ファーガソン
フランク・グラハム
フランク・トーマス

吹き替え製作は2006年。未ソフト化。

スタッフ

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楽曲

タグ:

長編映画
最終更新:2024年09月15日 22:42
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