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ピアノ協奏曲第2番 アレグロ

原題:Piano Concerto No. 2
公開:1999年12月17日
監督:ヘンデル・ブトイ*

ストーリー

片脚の無いスズの兵隊は同じく片脚のないバレリーナに親近感を持ち一目惚れする。彼が挨拶すると、バレリーナは片脚を上げたポーズをしていただけであったことがわかるが、彼女は兵隊がプレゼントした花を喜んでくれた。二人の様子が面白くないびっくり箱はスズの兵隊を雨が降る外へと吹っ飛ばしてしまう。

スズの兵隊は排水溝に流され、海で魚に呑み込まれた。その魚が漁師に釣り上げられ、回収されたスズの兵隊は奇跡的に自宅に帰還する。スズの兵隊はバレリーナに言い寄るびっくり箱に立ち向かい、バランスを崩したびっくり箱は暖炉の中に落ちていく。

概要

映画『ファンタジア2000』(1999年)の第4セグメントにあたる作品で、ドミートリイ・ショスタコーヴィチ*の「交響曲第2番 アレグロ*」にアニメーションを付けたもの。

明確な物語があり、ハンス・クリスチャン・アンデルセン*の『スズの兵隊』を原作としている。

アンデルセンの物語は1930年代からウォルト・ディズニーがアニメ化したいと考えていた。候補の中には『ブリキの兵隊』もあり、1938年にビアンカ・マジョリー*が描いた挿絵が1991年のディズニーの絵本に採用されていた。ディズニーからショスタコーヴィチの「交響曲第2番 アレグロ」を使うことを提案されたヘンデル・ブトイ*は曲と物語の構成が合っていると感じた。美術監督のマイケル・ハンフリーズ*は、ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ*レンブラント・ファン・レイン*の絵を参考にデザインした。バレリーナの動きには本物のバレリーナを参考にした。

ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ*の映画作品で初めてメインキャラクターをすべてCGで制作した作品となる(今までは背景やサブキャラクターのみだった)。当初、CGキャラクターはピクサー・アニメーション・スタジオに外注する予定だったが、ディズニーが自ら担当した。

指揮はジェームズ・レヴァイン、演奏はシカゴ交響楽団*が担当した。

雨のシーンは、『バンビ』の雨のシーンをCAPS*に取り込みデジタル処理したものを使用している。

キャスト

イントロダクション

案内人 ベット・ミドラー 小宮和枝


キャラクター


楽曲

タグ:

短編映画
最終更新:2022年11月10日 00:57