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ディック・トレイシー

原題:Dick Tracy
公開:1990年6月15日
時間:105分
監督:ウォーレン・ベイティ

ストーリー

1930年代。恋人のテスそっちのけで事件を追っていた刑事ディック・トレイシーは浮浪少年キッドを引き取って助手に迎え、ギャングのボス「ビッグ・ボーイ」の尻尾を掴むために調査を続けていた。ディックは事件を追う中でビッグ・ボーイの愛人である歌姫ブレスレスと出会う。

概要

1930年代のコミック『ディック・トレイシー』の実写映画化作品。

主演のウォーレン・ベイティが監督も務めており、1975年の企画の発案以来15年越しに完成した作品となる。脇を固める俳優陣もマドンナアル・パチーノマンディ・パティンキンディック・ヴァン・ダイクなどの豪華な顔ぶれが揃っている。

ディズニー・ハリウッド・スタジオにてアトラクション化の計画があったが、実現しなかった。

歴史

ウォーレン・ベイティは1975年に映画化を構想していた。当時、映画化権を持っていたマイケル・ラフリン*ハリウッド*への売り込みに失敗して権利を手放した後、1977年にフロイド・ミューラックス*アート・リンソン*が購入した。1980年にはユナイテッド・アーティスツ*が興味を示したが、原作者のチェスター・グールド*との間で折り合いがつかず破談となった。

その後、映画化の話はパラマウント・ピクチャーズ*に持ち込まれ、ユニバーサル・ピクチャーズ*が共同出資者となった。スティーブン・スピルバーグ*に監督のオファーをしたが、ユニバーサルは監督にジョン・ランディス*、主演にクリント・イーストウッド*を指名し、ランディスは映画の悪役にビッグ・ボーイを選ぶことを要求した。

『トワイライト・ゾーン 超次元の体験』(1983年)の撮影現場で3人の俳優の死亡事故が起きたことで、ランディスは『ディック・トレイシー』を降板した。新監督に就任したウォルター・ヒル*がベイティに主演を打診したが、ヒルと原作の大ファンであるビーティの間で折り合いがつかず、両者はプロジェクトを離脱した。

映画化の話が上手く進まず、1985年に映画化権がトリビューン社に戻ると、パラマウントからウォルト・ディズニー・スタジオ*に移籍したジェフリー・カッツェンバーグ*マイケル・アイズナー*によってプロジェクトが復活し、ビーティが監督・主演となった。ビーティは予算超過分を自らのギャラでカバーすることに合意した。製作は1988年に開始し、大人向けの作品であることからタッチストーン・ピクチャーズ*のレーベルから公開されることになった。

キャスト

ディック・トレイシー ウォーレン・ベイティ 玄田哲章
ブレスレス・マホニー マドンナ 幸田直子
アルフォンス・“ビッグ・ボーイ”・キャプリス アル・パチーノ 羽佐間道夫
テス・トゥルーハート グレン・ヘドリー 高島雅羅
キッド チャーリー・コースモ 亀井芳子
サム・キャッチェム シーモア・カッセル 大塚明夫
パット・パットン ジェームズ・キーン 秋元羊介
バグ・ベイリー マイケル・J・ポラード 小室正幸
ブランドン署長 チャールズ・ダーニング 峰恵研
ミセス・グリーン キャシー・ベイツ さとうあい
ジョン・フレッチャー ディック・ヴァン・ダイク 石森達幸
マンブルス ダスティン・ホフマン 納谷六朗
フラットトップ・ジョーンズ ウィリアム・フォーサイス 石丸博也
イッチー エド・オロス 田原アルノ
ナンバーズ ジェームズ・トールカン 伊井篤史
88キーズ マンディ・パティンキン 千田光男
プルーンフェイス R・G・アームストロング 小関一
リップス・マンリス ポール・ソルヴィノ 亀井三郎
スパッズ・スパルドーニ ジェームズ・カーン 吉水慶
テキシー・ガルシア キャサリン・オハラ
店主 ハミルトン・キャンプ
レポーター チャールズ・フライシャー
アナウンサー ウォーカー・エドミストン
ニール・ロス
警官 コルム・ミーニイ
トルーハート夫人 エステル・パーソンズ
リップスのボディガード ロバート・コスタンゾ
クラブ・リッツのパトロン ビング・ラッセル


スタッフ

情報集計中…

タグ:

長編映画
最終更新:2024年09月09日 10:43