BNE2のススメ
(作成中)
546◆rbsENsUukE氏作成の改造ツール「BNE2」の解説ページです。
BNE2とは?
BNE2は、基本的には"Stirling"等と同様、バイナリエディタの一種です。
ただし、通常のバイナリエディタと異なり、バイナリデータ全てを表示するのではなく、事前に準備した設定ファイルに従って、特定の領域に限ってEXCELの様に表示してくれます。
Stirlingで言うなら、構造体情報を全データ分まとめてExcel形式で表示出来るといえば、その強力さがわかると思います。
BNE2の利点
EXCEL同様にセルを編集するだけでデータの書き換えが可能であり、改造の敷居が極めて低くなります。
また、膨大なデータにラベリング出来るので、間違った部分の改造が起こりにくいという利点もあります。
実際に画像で示すと、以下のような感じです。
このように、
超兵器名やパラメータ名の表示だけでなく、バイナリデータを文章に置き換えて表示することも可能です。
書き込みに関しても、10進数、16進数、プルダウンリストが利用可能であるため、バイナリ値だけを見て操作するのに比べてミスが少なくなります。
これだけ見ると、一見改造専用ツールにも見えますが、データ解析にも威力を発揮します。
1データ当たりのデータ長が分かっているなら、とりあえず仮の設定ファイルを作成し、複数のデータを比較することで、データの解釈につなげていくことが出来ます。
実際に、
parts.pts、
cginfo.cgs、
child.binなどの解析では、BNE2の機能をフルに活用し、データの解釈を行いました。
BNE2の欠点
事前に準備した設定ファイルに従って表示するということは、逆に言えば、設定された部分以外のデータは表示されないということです。
このため、設定ファイルによっては、編集出来ないバイナリ値がでてきてしまいます。
扱える最大データ長が4byteというのも、色々な点で苦しい部分です。
また、そもそも設定ファイルを準備出来なければ、BNE2での改造は不可能です。
そのため新規の改造の場合、必ずバイナリエディタで大雑把なデータ構造を把握する必要があります。
最後に、これはStirlingの構造体の場合にも当てはまるのですが、設定ファイルの構文がやや難解です。
自力で設定ファイルを作成出来る様になるためには、ある程度の訓練が必要となります。
これらの利点・欠点を理解した上で利用すれば、BNE2は非常に強力な改造ツールとして使用することが出来ます。
BNE2の入手先
また、BNE2の64bit版であるBGE64も、配布サイトは消滅しましたが、未だにネットの海に漂っているようです。
鋼鉄の咆哮3用設定ファイル
最終更新:2021年02月08日 01:10