リリィスタ語 (リリィスタ語:lilystan)とは、リリィスタ語族(独立語族)に属する言語の一つ。リリアスタシカ義勇共和国の公用語。
リリアスタシカ義勇共和国の公用語であり、リリア人とスタシカ人の間で話されていた混合言語が標準化された言語である。XXXX年に国政委員会によって決定された
「『リリアスタシカ』実現のための言語政策綱領XXXX」
によって標準化が決定され、標準化の責任は
意思疎通確立協力庁
が持っている。
基本的にリリア寄りの言語であると言われており、スタシカ地方においては独特の訛りが存在する
(スタシカ方言)
。
以下では標準発音とスタシカ地方での訛りを併記する。
転写 | リリア地方 | スタシカ地方 |
l | [l] | |
s | [s] | [ʃ] |
k | [k] | |
t | [t] | [tʃ] |
z | [z] | [dʒ] |
g | [g] | |
d | [d] | |
x | [x] | |
r | [ʁ] | |
n | [n] |
転写 | リリア地方 | スタシカ地方 |
i | [i] | |
e | [ɪ] | [i] |
a | [a] ※1 | |
á | [æ] | [a] |
y | [ɨ] |
※1 南部では語末のaが弱化して[ə]になる。
※2 南部では後ろから二つ目の母音が開音節なら長母音になる。
南部では、iとe、aとáが弁別できないため、"stasika"「共和国」と"stáseká"「馬鹿者」を混同する。
単語 | 北部発音 | 南部発音 |
stasika | [stasika] | [ʃtʃaʃi:kə] |
stáseká | [stæsɪkæ] |
リリィスタ語の名詞には接尾辞が名詞語根に付くことによって、表現中の名詞の役割を示す。これを 格 と呼び、その接尾辞を 格語尾 と呼ぶ。
格 | 格語尾 | 意味 | 例 |
---|---|---|---|
主格 | -∅ | 基本形、名詞語根と同一。文章の主語、呼びかけ、例示などで用いる。 | lilysta「リリィスタ」 |
修飾格 | -(a)n | 名詞句または動詞句を修飾する。「~の(名詞)」「~く(動詞)」。 | lilystan「リリィスタの、リリィスタ的に」 |
リリィスタ名と呼ばれる国家が承認する名前の形式は以下の通りである。
民族名-n 氏族名-n 家名-n 個人名
lilian satin xál salia リリアン・サティン・ヘル・サリア(国政委員長)
stasikan lyn ragten xirge スタシカン・リィン・ラグテン・ヒルゲ(共和国軍元帥)
ouran ouran nisizinan xalyty オウラン・オウラン・ニシジナン・ハリィティィ(外務及び内務評議会長)
lilian kartin xylnan stan リリアン・カルティン・ヒィルナン・スタン(哲学者)