特別介入班 (府: Dxied Yuzvereit Dihmerue, DYD )は、北ワーレリア連邦軍陸軍の特殊部隊である。
DYD部隊章 |
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北ワーレリア連邦成立時に分離勢力に占拠されていたコートン、レツェータ、カーティア、パラスの四都市の解放作戦(自由の再誕1727作戦)に投入されたのが初実戦となり、その後中央ワーレリアでの紛争介入や第一次、第二次北ワーレリア紛争など連邦が経験した主要な戦役には軒並み参加している。
当初は後方攪乱と偵察が主な任務であったが、発展につれて救出作戦・要人警護・治安維持・対テロ戦闘など下部の部隊毎に幅広い任務に対応している。
基本的に情報はほぼ全く開示されておらず、謎の多い部隊である。一説によると一度入隊すれば除隊後でも10年以上に渡って連邦国外への出国が不可能になると言われている。
皇立ワーレリア軍時代の長距離作戦軍(Haid Edisanzhis Arbyethathogia)を直系の前身としファタ・モルガナ帝国系の特殊部隊理論に源流を持つが、前述の通りファ帝や連邦以外の旧府植民地圏に設置されている特殊作戦部隊(Dxied Arbyethatha Mietig, DARM)とは系統を異とする組織である。
DYDは特別作戦指揮官(少将)の指揮下に配され、中隊相当の直属正規部隊9個でのみ構成されている。
部隊毎に差があるものの、基本的に市街地でのCQBを得意とするDYDはその分野にて多くのノウハウと幾つかの特徴的な理論を保有している。また特殊部隊同士の戦闘を幾度となく経験してきた歴史から、「特殊部隊を殺す為の戦術」にも秀でているとされる。
対テロリズムシステム(Wineit Afna-Manizhetia,WAM)とは犯罪心理学や人間工学など多様な学術の知見が用いられた戦術理論群の総称である。テロリストがどのような心理に基づきどのような行動を取るかを予測し、効率的に対処する為のテロ抑止、対処理論から神経学と人間工学に基づいた特徴的な近接戦闘理論などその細分は多岐に渡る。DYDの他に一部の法執行機関にて運用されている。
対特殊部隊システム(Wineit Afna-Dxiedmietigia,WAD)は仮想敵国の保有する特殊部隊との戦闘データから編纂された対抗策の総称であり、対象部隊の採る基本的な戦術理論からその設立経緯や隊員の人種、国籍から来る精神的特徴まで様々な要素を網羅的にインプットしたインデックスに基づく対処マニュアルが主たる内容となっている。
WAMとは別に近接戦闘理論が盛り込まれており、WADのCQCがいわゆる対シロウトの戦術であるのに対して此方はプロフェッショナルとの戦闘を想定した理論となっている。両者は基本的な考え方から実際の動作に至るまで全く異なり、DYD隊員は2種類の近接戦闘ノウハウを体に叩き込まれることになる。
上記を纏めてWAM/WADと表記されることがある。