三条陸
さんじょう りく
情報
主なメイン執筆特撮作品:
仮面ライダーW(2009年 - 2010年)全49話中25本執筆&小説版・劇場版『運命のガイアメモリ(ネット版も)』『ビギンズナイト』『仮面ライダースカル』・RETURNSエターナル
獣電戦隊キョウリュウジャー(2013年 - 2014年)全48話執筆&劇場版『ガブリンチョ・オブ・ミュージック』・VSゴーバスターズ・100 YEARS AFTER・ファイナルライブツアー
仮面ライダードライブ(2014年 - 2015年)全48話中31本執筆&春休み合体スペシャル
主なサブ執筆特撮作品:
キューティーハニー THE LIVE(2007年 - 2008年)13話のみ執筆
仮面ライダーフォーゼ(2011年 - 2012年)全48話中18本執筆&ネット版・ファイナルステージ
シージェッター海斗(2013年)特別編脚本・主題歌作詞(コミカライズ版は早瀬マサト)
ガルーダの戦士ビマX(2014年 - 2015年インドネシア)全50話中11本執筆
仮面ライダーゼロワン
魔進戦隊キラメイジャー
特色:
- 大分県出身。明治大学卒業。
- 別ペンネームに須田留貧(すたるひん)、瑳川竜(さがわりゅう)があり前者は月刊OUTでのライターとしての、後者は『ウルトラマン超闘士激伝』原作としての名義である。
- とある漫画の原作者である佐野ロクロウという人物が数年経って、三条氏だったことが判明した。
- 特撮!板的には後者の方を知って驚いたという人も多数いるようだ。
- ジャンプ黄金期のヒット作『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』があまりにも有名なため漫画原作がメインと思われがちだが、元はアニメ畑の出身でありOVA『強殖装甲ガイバー(89年版)』なども手がけている。
- かなりのオタクでありアニメ・特撮やその玩具などに造詣が深く、それが作風に現れることもしばしばある。
- 作風は王道好みであるが王道とはいえない小林靖子の作風も高く評価しており、幅広く特撮を愛好しているようである。
- 特撮との繋がりは2005年の『魔法戦隊マジレンジャー』において塚田英明プロデューサーに魔法呪文考案等のアドバイザーとして呼ばれたことに始まる。
- その後しばらくは特撮に関わることはなかったが、東映アニメーションにおいて2006年の『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』が関東ローカルだてらに好評を博したことが契機となり『ゲゲゲの鬼太郎』『デジモンシリーズ』など東映のキラーコンテンツを任されるようになる。
- そして、2009年、この流れと塚田Pとの縁が重なり『仮面ライダーW』のメインライターに就任、「新しい10年目」に相応しい幕開けを切ったことは記憶に新しいところであろう。
- 仮面ライダーフォーゼでもサブ参加、獣電戦隊キョウリュウジャーで戦隊初挑戦にしてメインライターを務めた。
- なおW・フォーゼ・ドライブで共に脚本を担当した長谷川圭一とはゲゲゲの鬼太郎第5シリーズで連名でシリーズ構成を行った間柄であり、公私共に仲が良く、特撮ではコンビを組むことが多い。長年ウルトラシリーズを執筆してきた彼の東映特撮参加は三条の要請によるものである。
- シリーズサブライターの経験がないまま、いきなりWのメインライターに起用され好評を博し、その後急速に東映特撮のレギュラーとしての地位を築いた異例の経歴の持ち主である(ただし「ウルトラマン超闘士激伝」を執筆するなど元々特撮に造詣は深かった)。現在では特撮の仕事がメインであり、東映のメイン脚本家陣の一人といえる。
- 第2期平成ライダー以降レギュラーの仕事が途絶えがちな井上敏樹、荒川稔久に代わり、登板回数が非常に多くなり、同じく登板が多い小林靖子と交互に作品を担当する形になっている。
- しかし、仮面ライダードライブ以降ゲスト脚本家の起用が多くなり、戦隊においても若手脚本家で回す体制ができたため、東映特撮を離れ漫画原作の仕事にシフトしつつある。
- 上記の仕事を見ればわかるように、『ドラゴンクエスト』を大河バトルロマンにしたり、『ウルトラマン』をドラゴンボールにしたり、『ゲゲゲの鬼太郎』を猫娘萌えアニメにしたりと、既成概念に囚われない大胆な改変を行いつつもしっかり王道のポイントを忘れないという仕事が特徴である。
- 一部ではニチアサの一角でもある『プリキュアシリーズ』にも脚本参加を希望する声が出ている。
- 『仮面ライダーW」においてもその持ち味は遺憾なく発揮され、探偵ものという特異なシュチュエーションにありながら、昭和仮面ライダーにも通じる、現代にあって逆に新鮮に感じる懐かしき王道を盛り込み、一部では「閉塞した仮面ライダーシリーズを次代へと引っ張る新旗手」として持て囃されている。
- ちなみにこの「仮面ライダーシリーズを次代へ引っ張る新旗手」というフレーズ、元は小林靖子を指す枕詞だった時期もあるわけで、ワンパターンに堕ちた本人が悪いとはいえ、ご本尊のお株を奪ったとして古参の小林信者から逆恨みされてる、なんてこともあるとか。
- 世代間でアンチされる理由が異なるという面白い状況が見られたりするので、三条陸アンチスレを閲覧する際にはそこのところを頭に入れておくと興味深い結果が得られるかも知れない。
- 3期ともメインライターを務めたデジモンクロスウォーズにおいては、3期が急遽2期と連続する形で決定し全く時間もない中、わずか3週間で構成案と1話の草稿をあげてしまうなど筆もかなり早い模様。
- ただし、サブライターとの分担やバランスに関してはやや辛口な評価も聞かれ、本人も極力自分で書いた方がラクなのかサブライターにあまり振らない傾向がある。
- 結果的に、キョウリュウジャーにおいてスーパー戦隊史上初めての全話単独執筆となった。ちなみに仮面ライダーシリーズだと井上敏樹、メタルヒーローシリーズだと上原正三が成し遂げたことがある。
- 小林靖子は実写版セーラームーンで全話を担当したが、特撮板に限らず、他のカテゴリーの板ですら話題になることは少ない。
- ただ、明朗快活な女性キャラを描く事は苦手なようで、他の脚本にフォローされている節はある。
- また元々作風による面も強い為仕方ないのだが、複雑な人間関係や善悪摸写を描くのはそれ程得意ではない。また伏線でないものをそれのように見せ後から回収するスタンスのため場合によって評価のムラが激しい。
- Wは作品内容への口出しが細かい塚田の担当だったため、彼本来の作風はキョウリュウやドライブの方が強く出ていると見られる。
- キョウリュウでメイン初だった大森敬仁を坂本浩一とともにフォローし、王道指向的な面で気があったのかドライブで再び三条と組むことになった。
- ドライブでメインを務めた上に同時進行のガルーダの戦士ビマXでも11本を執筆しており該当年度合計で43本も執筆している。
- 2015年末に長らく作画担当の稲田浩司の病気のため休止していた原作担当の漫画作品「冒険王ビィト」が再開し、特撮も連投が続いたあとのため、2016年以降はやや特撮参加はペースダウンすると思われる。ただし掲載紙は季刊誌である。
特撮板、他所での扱い:
- 上記のとおり高評価を受けており、担当する作品は面白いのだが、それ故にW信者や彼自身の評価を比較し後ろ盾にするので近年では小林信者と違う意味で厄介な信者を生み出しつつある。
- Wの売り上げが良かったことと、キョウリュウジャー序盤時期にインタビューで「玩具の展開を意識した模写を意識する」類の発言をしたため、ファン信者問わず「三条が脚本を担当すると玩具が売れる」という謳い文句をゴリ押し発言するようになり、「Wでフォームを使いこなしてた」という理由でフォームの扱いの批判などでも「三条ならフォームを使いこなしてた」類の発言など、良し悪しは置いておいても三条が何でもかんでもやり万能の存在のような扱われ方をされている。
- W放送当時にサイクロンメモリの扱いの悪さと、エクストリーム登場後に「エクストリームばっか」と不満を言われていたのだが終了後のWの評判のよさで完全にもみ消している。なお信者は玩具の売り上げの件で都合が悪くなると成績の悪いデジモンやシフトカーの出来の悪さを盾にして逃げる事が多い。
- 教科書的な玩具の扱いは上手なものの、小道具系(スイッチやシフトカー)が多数を占める作品になると他の脚本家と同様後半になると使われなくなる上、本人のインフレ模写気質が災いし最強フォーム系もすぐ負けるようになるなど必ずしも万能ではない。
- 一応掲示板やツイッターできちんと問題点を上げる人もいるのだが、ある程度時期が立ち冷静に見える事ができるようになったドライブ以前では絶対的にファン側の安全神話のような評価が強かった為殆ど目立たなかった。
- こうした背景故にオタの好む作風が小林靖子と共に合致する為、ツイッターや掲示板では小林信者でなくても一緒に持ち上げヨイショされ、反対に井上敏樹と米村正二がサンドバックのように叩かれ何でもかんでも悪いようにネタにされるパターンが続いた為に三条や三条作品が嫌いでなくてもこのような持ち上げ風潮を嫌う物が多い。
- 様々な所で信者が顔を出す一方、小林信者のように目立った実害や集まりはないのであちら側のように形を捉えにくい模様。
小林信者からの扱い
- W序盤において、シンケン横番組だったことから叩かれていたが、すぐに差を見せつけたため、叩かれることは無かった。
- その後、シンケン終了に伴い、ゴセイ叩きのためだけに持ち上げられる時期があった。
- しかし、小林執筆の仮面ライダーオーズ/OOOが始まるやいなや、再び小林作品ageの為に叩かれることとなった。
- 王道的で明るい展開を好むライターであることからよくは思われていない。
- キョウリュウジャー開始直後に「これなら叩ける!」と思ったのか三条陸アンチスレが立てられる。
- 脚本家アンチスレとしては井上・小林に次ぐ伸び率があり、作品アンチスレが停滞した場合はここを代わりに利用している。
- 知名度が高く、作風も気に入らず、登板回数も多いため現在の最大級の敵として認識されている。ポジション的に井上敏樹に代わるライバルとして敵視されている。
- 小林と共にシリーズを牽引する東映特撮の顔となってしまったがために、目の上のたんこぶ状態である。登板回数が多い上に全東映特撮執筆作品が小林作品の前後左右いずれかに該当し、常に叩かれる存在となっている。世代交代により執筆がなくなってきたあたりからは叩きも減ってきている。
- ただし有名信者であるレオンチャンネルなどには叩かれておらず、擁護する声も多少はある。
- 元々漫画原作で名声を得た人であるため「漫画はよかったけど特撮はダメ」という形で批判する信者も多い。
- そのため2016年の漫画原作者復帰は歓迎されているが季刊誌であるため「まだメインがあるのでは?」と危惧している。
- 「三条に信者などいない」と言い、「三条信者の正体は小林作品を相対的に貶めるための小林アンチの工作である」と主張する者もいる。
コメント
- シナリオ構成・キャラメイク・売上貢献能力のどれを取っても申し分ない方であることがWで証明済みなので、期待せざるを得ないな -- 名無しさん (2011-10-13 11:43:09)
- 玩具を魅力的に演出する姿勢を常に崩さず、敷いた風呂敷もしっかりステップを踏んで畳む手際の良さ。男児向け特撮脚本家の鏡の様な人物だと思う -- 名無しさん (2012-01-01 23:23:21)
- >本人も極力自分で書いた方がラク でも戦隊って色んなライターが書いてる共同作業みたいなものだからヘンに一人で気張らないほうがいいと思うけどね。キョウリュウの後が心配だ… -- 名無しさん (2014-01-23 23:49:08)
- キョウリュウの公式完全読本読み説く限り、締め切り厳守や玩具販促に意欲的な点ことから、制作体制で本当に信頼されてるんだなこの人 -- 名無しさん (2014-06-27 12:33:54)
- うーん、最近また出てきたクウガというか高寺信者みたいに、小林信者程大規模ではないにしろ閉鎖的な信者の発言には痛いものがあるなあ。ファンでいるのは問題ないんだけど、いちいち他をdisったら小林信者と同じ穴の狢だよ。 -- 名無しさん (2015-08-05 16:17:01)
- 悪い癖は、下衆な人間やたら出したがるのとヒロイン書くの本当に苦手なんだよな。この2つが理由で敬遠される事もあるし。 -- 名無しさん (2015-08-30 18:34:48)
- ↑下衆な人間は兄貴と慕ってる長谷川圭一辺りの影響からだろうか。もう少し出すなら出すで丁寧にやってくれれば良いが。 -- 名無しさん (2015-09-30 18:29:57)
- ↑ダイの大冒険でも人間の醜さについて触れてる当たり「それでも悪と戦い続ける」っていうヒーロー像があるんだと思うよ -- 名無しさん (2015-09-30 22:38:17)
- ↑どちらかというとクウガの一条さんみたいな考え方かな?まあ高寺・荒川も典型的な特撮オタクだからな… -- 名無しさん (2015-10-02 10:50:07)
- ウルトラマン超闘士劇伝は、ドラゴンボールより星矢ぽいぞ。 -- 名無しさん (2015-10-02 19:47:37)
- だいたいテレ朝系アニメでは時間帯移動が多い気が -- 名無しさん (2020-08-07 10:09:52)
最終更新:2023年09月03日 15:00