平衡感覚


概要

 重力の方向に対し、傾きを感じる感覚のことを平衡感覚と言う。
 生物はこれを身体のバランスや姿勢や調整するために利用する。

 平衡感覚を主に司るのは、内耳の三半規管である。
 その名の通り三半規管は三つの管から成り、それぞれが上下・左右・天地方向、
 つまり三次元の軸を認識する機能を備えている。
 三半規管内部はリンパ液で満たされており、水を使って水平を測るように、
 このリンパ液の動きを感じることで生物は傾きを認識している。
 そのためグルグルと回ってリンパ液を乱したり、耳の奥が冷えてリンパ液の動きを正しく認識できなくなると、
 平衡感覚を失ってバランスを崩してしまう。

 能力による平衡感覚操作は、この三半規管に対して働きかけるものである。
 身体のバランスを精密に保つことはあらゆる運動の基礎になり、
 これを失えばどれだけ筋力や反射神経があってもそのパワー・スピードを発揮することは出来ない。 
 相手の平衡感覚を奪えば、攻撃・命中・回避の全面において相手を弱体化させることが可能だろう。
 また逆に、平衡感覚で得た情報を自身の肉体にフィードバックすればより無駄なく正確な動きが可能になる。
 とりわけジャンプや回転を伴うような肉体の動きを改良する上で役に立つだろう。


エスパー

+ 平衡感覚を操る能力
平衡感覚を操る能力
 → 感覚干渉 / 平衡感覚
平衡感覚を操る能力。
【強化】:自分の平衡感覚を操作し、どんな姿勢からでも命中・回避を行えるようにする。
【弱化】:対象の平衡感覚を操作し、バランスを崩させる。
【高速移動】:回転・ジャンプを伴う動きを行う際、全身のバランスを補助する。
【広範囲】:周囲の者の平衡感覚を操る。




最終更新:2015年12月24日 13:10