摩擦・粘性


概要

 二つの物体の接触面に働く、物体の運動を止めようとする(運動と逆方向に働く)力を摩擦力と言う。
 摩擦力は物体の材質や形状、接触面にかかる力の強さによって変化し、
 一般に表面が粘ついているもの、ザラザラしているもの、強く押し付けられている物は摩擦が高くなる。
 また特に液状・気体状の物質による摩擦の強さ≒粘り気の強さは粘性と言う。

 この摩擦力には物質を構成する原子をつなぎとめる力も含まれるため、
 摩擦が完全になくなると全ての物質は崩壊してしまう。
 物をつかんだり、字を書いたりするのにも摩擦は必要であり、全ての運動の根幹をなす物理法則と言っても過言ではない。

 しかし流石に摩擦操作能力で物質を崩壊させられるレベルで操れる物は少なく、
 その主な作用は物体の表面に働き、物を滑らせる・留めるものの二つになる。
 摩擦を弱め、滑らせる方については、アイススケートのように地面を滑走して高速移動したり、
 油を巻いたように足場を滑りやすくして相手を転倒させたり、また重い物を滑らせて運ぶ使い道があるだろう。
 摩擦を強め、留める方については、自分の手足の表面の摩擦を強めて壁や天井に張り付いて移動したり、
 相手の足裏の摩擦を強めて地面に張り付けるものが応用として挙げられる。

 また打撃・斬撃・銃撃において、拳・剣・弾丸の摩擦力が強まると、
 攻撃のエネルギーをロス無く相手に伝えられ、そのダメージを増加させられる。
 逆もまた然りであり、攻撃を「滑らせ」れば、その攻撃エネルギーを受け流し、ダメージを軽減することが出来る。
 移動補助・妨害だけでなく、白兵戦の攻撃・防御においても摩擦操作能力は優れていると言えよう。


サイキッカー

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最終更新:2016年02月01日 23:57