爪・歯


概要

 爪は四肢の末端の皮膚が硬質化したもの、歯は口内に露出している骨の一部である。
 爪はタンパク質(有機物)、歯はエナメル質(無機物)で出来ている。
 特にリン酸カルシウムを主成分とした無機物の歯は生体で最も硬い組織であり、その硬度は鋼鉄に匹敵する。

 動物は爪・歯(牙)の硬さを活かし、生きるために様々なことに用いている。
 その最たる例は、獲物を狩る時だろう。
 ライオンやタカのような肉食動物の爪はカギ状になっており、獲物の肉に食い込んでしっかりと捕らえることが出来る。
 歯は獲物を仕留める他に、胃で消化しやすいように食べ物を細かくする役割も持つ。
 サメは特に変わった歯の構造を持つ生物で、歯を失ってもすぐにその後ろから新しい歯がせり出してくる。

 食事以外でも爪や歯は利用され、例えばナマケモノはその爪をフックにすることで一週間近く木にぶらさがることが出来る。
 馬のヒヅメもまた、速く走るために進化した爪の形の一つである。

 これら野生動物の爪や歯と比べると、人間のそれは武器として扱うにはとても弱い。
 これは爪は道具を持つ上で邪魔だったため、牙はヒトの食性が肉食から草食に変わっていったために起こった退化の結果である。
 したがって能力による爪・歯の操作は、この退化した爪・牙の鋭さを肉食動物のそれに変え、武器にするものが多い。
 上記の実在する動物の爪・歯の構造をモチーフにして変化させるものもあるだろう。
 動物への変身能力はそのような爪・牙を得る最もシンプルな方法と言える。
 その他、爪・歯を「硬い物質」と見て弾丸のように飛ばす能力もしばしば見られる。


トランサー

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最終更新:2015年11月19日 22:55