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九十九遊馬 - (2012/10/07 (日) 23:49:40) のソース
**九十九遊馬(つくもゆうま) [[遊戯王ZEXAL]]の主人公、つまり[[遊戯王]]4代目主人公である。 このシリーズの[[主>武藤遊戯]][[人>遊城十代]][[公>不動遊星]]としては最早必須ともいえる奇抜な髪型デザインをしている。通称「海老」。時に「ブーメラン」とも。 アニメでは61話の漫才で[[アストラル]]が馬対[[サメ>神代凌牙]]というネタを披露した 常に新しいチャレンジをしている少年で、口癖は[[「かっとビング」]]。デュエルでチャンピオンを目指している。 家族構成は[[姉>九十九明里]]と[[祖母>九十九春]]との3人暮らし。冒険家であった[[両>九十九一馬]][[親>九十九未来]]は行方不明。 不屈の精神と特徴的な前髪は父親から、目の色は母親からの遺伝と思われる。 両親の形見である「[[皇の鍵]]」と呼ばれる鍵をいつも首から提げている。 好きな食べ物は[[デュエル飯>食事フェイズ]]。トマトを苦手な食べ物としていたが、[[矢最豊作]]との[[野菜デスマッチ]]で克服している。 GXからの伝統となった「主人公のイメージカラーは赤」を見事に引き継いでいる。特にデュエルディスクの彩色は[[遊星号>D・ホイール]]に非常に近い。 [[神代凌牙]]とのデュエルで追い詰められた際、それまで何度も夢に見ていた謎の扉が出現、自身の宝物である鍵を使って扉を開け[[アストラル]]と出会い、 彼の記憶のピースである[[ナンバーズ・カード]]をめぐる戦いや、その先に待つ[[アストラル世界]]・[[バリアン世界]]などの異世界の抗争に巻き込まれていく。 さらに、謎の扉を再び開き、''遊馬自身とアストラル自身をオーバーレイ''することでアストラル世界に伝わる伝説の力・[[ZEXAL]]にエクシーズチェンジする事ができるようになる。[[「どういう・・・ことだ・・・」]] 「かっとビング」を体現とする諦めない心・「デュエルをしたらみんな仲間だ」という持論のもと、その前向きさ・ひたむきさは多くの人々に影響を与えている。 [[神代凌牙]]や[[表裏徳之助]]、[[天城カイト]]・[[ゴーシュ]]、[[Ⅲ]]たち[[トロン]]一家などといったかつて敵であった者たちも遊馬に惹かれ、大きく影響を受けている。 歴代主人公達がみな最初から作中屈指の実力者であったのに対し、 公式で中級者扱いを受けている鉄男に一度も勝てずに連敗を重ねている(漫画版では50連敗)、 伏せるカードを罠カードだと宣言してしまう、伏せたモンスターの名前を宣言する、といった 初歩的な[[ミス>プレイングミス]]から見受けられる様に、[[デュエリスト>決闘者]]としてはまだ未熟なようである。 実力者として描いてしまうと[[アストラル]]の意味がなくなってしまうので当然とも言えるが。 熱血漢である上に、大会への参加資格が無かったはずなのに敵側の陰謀により参加資格を与えられたり、 ライバルであるはずの[[カイト>天城カイト]]の眼中に全く無い上「馬鹿」呼ばわりされたりしており、主人公なのに2代目[[凡骨>城之内克也]]路線を歩みそうな勢いである。 とはいえ実力は着実に上がってきており、アストラルから口出しされたりアドバイスしてもらう頻度も減ってきている。 [[速見秀太]]をアストラルの戦術アドバイス無しで下し、((速見秀太自身の実力が低かったということもあるが。)) カイトとのタッグデュエルでは[[Ⅲ]]と[[Ⅳ]]の実力者相手に1ターン目から《[[No.39 希望皇ホープ]]》を召喚し場を整えたりもしている。((返しのターンでジャイアント・キラーに効果破壊されているが。)) 特にタッグデュエルでのサポートぶりには定評があり、[[凌牙>神代凌牙]]や[[カイト>天城カイト]]といったライバルとのタッグでは自らのライフを削ってでもパートナーのピンチを救い、ついでに和解フラグも打ち立てている。((ただし、カイトとのタッグでフラグが立ったのはパートナーのカイトではなく対戦相手のⅢである)) そうした場面で自身のライフを削るたびにアストラルも消滅の危機に立たされているわけだが、「仕方あるまい、これが君のデュエルだ」とそのやり方を認められている。 第59話ではなんと実力者であるゴーシュに&bold(){自身の実力だけで}勝利している。 凌牙には「お前ならトロンに勝てる」と言われ、またカイトからもアストラルだけでなく「決勝でお前“達”を待っている」と認められるようなことを言われている。 そしてWDC終了後のカイトとのデュエルではアストラルの助言もほぼ無しでカイトと互角に戦い、アストラルからは「キミは強くなった」「キミはもう1人でも…」とまで評価された。 世界規模の大会である[[WDC]]においては、紆余曲折あったもののⅢ・ゴーシュ・トロンなどの実力者を倒して優勝を果たし、デュエルチャンピオンになる、という目標を果たした。 前述のように色々な妨害やアクシデントがあったり、アストラルや[[ZEXAL]]の力も大きかったため遊馬自身の力だけでデュエルチャンピオンになれたわけではないが、少なくとも一般的にはWDC優勝者として認知されたはずである。 使用するカードは、《ガガガマジシャン》などの「ガガガ」と名のつくカード・《ゴゴゴゴーレム》などの「ゴゴゴ」と名のつくカードを始めとし、 《ズババナイト》《アチャチャアーチャー》《ドドドウォリアー》などの非常に[[ナウい]]ネーミングセンスのモンスターを使用する。 他にも《ガンバラナイト》(頑張らないと+ナイト)、《カゲトカゲ》(影+トカゲ)、《針剣士》(ハリケーン+剣士)、《カードカー・D》(card+car-d)、《タスケルトン》(助ける+スケルトン+豚)など 名前がダジャレになったカードも多い。 名前にこそわずかに共通点を見出だせるが、モンスターカード間のシナジーは若干薄い。 また、魔法・罠カードは特定の条件でのみ効果を発揮するややクセのあるコンボ色の強いカードが多く、どちらかといえば[[王様>闇遊戯]]のような構成に近い。 エースモンスターはアストラルと共に現れたナンバーズ、《[[No.39 希望皇ホープ]]》。 ナンバーズ所有者と対戦する際に使用する率は非常に高く、その全てのデュエルで召喚されている。遊馬自身もできるだけ早くホープを召喚する戦術をとる事が多い。…%%おかげで他のナンバーズの出番はほっとんど無いのだが%% 逆にナンバーズ所有者でない相手とデュエルする際はできるだけナンバーズを使わないようにしているらしく、[[表裏徳之助]]から譲り受けた《ベビー・トラゴン》や六十郎からもらったと思われる3種の「魔人」のカード、 出処不明の《隻眼のスキルゲイナー》《ガガガガンマン》などを使用している。 切り札はホープの進化系、《[[CNo.39 希望皇ホープレイ]]》。自身の効果だけで最大4000もの攻撃力差をつけれる強力なフィニッシャーであり、 さらにデュエルにあわせて[[創造>「最強デュエリストのデュエルは全て必然!ドローカードさえもデュエリストが創造する!」]]される[[ZW]](ゼアル・ウェポン)を装備することで%%ご都合主義な%%強力な能力を発揮することができる。 WDCに登録されたデータによると、デッキタイプは「XYZ One Turn Kill」。つまりエクシーズワンキルである。 しかし、確かに《CNo.39 希望皇ホープレイ》など高攻撃力モンスターによる逆転勝利は多いものの、LP4000の相手にワンターンキルやワンショットキルを決めたことはほとんどない。 アニメなどでは1ターンに大ダメージを与えて勝利することもワンキルと称されることがあるので、こちらの意味なのであろう。 また、デッキは父の一馬が使用していたものだが、そのデッキも決闘庵の秘伝のデッキで改造してあったり、 その他、他人から貰った、あるいは譲り受けたカードで構成されているため、 デッキを組んでいるのは遊馬自身であるが、カード自体は彼が最初から持っていたのものではない。 現在でこそ多彩なエクシーズモンスターを使用しているが、 《No.39 希望皇ホープ》または《ベビー・トラゴン》を手にする以前はエクシーズモンスターを一体も持っていなかった。 現在確認できる遊馬のデッキにおける上級・最上級モンスターは《ドドドウォリアー》《チャッチャカアーチャー》((二種のZWを除く))しかいないため、これでは鉄男に連敗してしまうのも頷けるかもしれない。 今までの主人公と比べると年齢が結構幼いことも特徴。 ([[武藤遊戯]]が高校2年生、[[遊城十代]]が高1~高3、[[不動遊星]]が18歳~21歳に対し遊馬は中学1年生)。 その為、十代以上に精神年齢が低く、跳び箱20段と言った無茶にも平気でチャレンジする(身体能力自体は素でバック宙を決めてみせる程度には高い)。 とはいえそのチャレンジ精神こそが遊馬の持ち味であることもまた事実である。 なお、精神年齢が低いとはいえ完全に無神経という訳でもなく、[[小鳥>観月小鳥]]などの友人にある程度気配りができる一面も見せている。 一方で例によって女心は分からず、[[小鳥>観月小鳥]]や[[キャッシー]]や[[アンナ>神月アンナ]]に対し[[フラグクラッシャー]]を乱発している。 また、第1話からEDラストの一枚絵で遊戯王恒例の闇落ちフラグが立っている。 &strike(){[[フラグクラッシャー]]っぷりも含め}やはり彼も立派な遊戯王の主人公であるといえよう。 比較的肉親との交流の様子が描かれることが少なかった歴代の主人公たちに比べ、((遊戯のじーちゃんはしっかりヒロインしてたが)) 「家族愛」をテーマとしたZEXALの主人公らしく、[[ねーちゃん>九十九明里]]や[[ばーちゃん>九十九春]]も作中に頻繁に登場し、行方不明の[[両>九十九一馬]][[親>九十九未来]]も話の根幹に大きく関わってくる。 敵サイドにも家族の問題を抱えた者が多く登場し、両親のいない遊馬だからこそ分かる重みのある説得を行ったりもする。 アストラルとの会話中は、[[傍から見ればひとりでしゃべっている>武藤遊戯]]、ただの[[痛い人>廃人]]状態になる。 さらに、たびたび声を荒げるため、そのさまはまるで、何かに取り憑かれているようにしか見えない。((しかしアストラルは遊馬とは心の声でも会話できる)) しかしスフィア・フィールドでの一件で、小鳥などの一部の人にもアストラルが見えるようになった。 遊馬にとって「デュエルは繋がり」であるらしい。そのためか、シリーズ内でよく話題に上がる復讐に関しては断固反対派である。 Ⅲが紋章の力でアストラルを消滅させたときも、激昂したものの復讐には走らなかった。 復讐のためにデュエルする相手に対しては、「こんなの決闘じゃない!」と語気を荒げることも。 いろんな人間から「あの人を救ってほしい」と頼まれごとをされることが多く、また遊馬はデュエルをする者皆が仲間だと思っているためどちらの命が大切かと天秤にかけられ悩むことも多々ある。 特に相棒であるアストラルはナンバーズを使用したデュエルで負けてしまうと消滅してしまうため何度も悩まされることになった。 Ⅲとの戦いにおいてアストラルが消滅させられた時にはⅢから受け取った紋章を苦しみながらもコントロールし、アストラルを復活させることに成功している。 62話においては凌牙かアストラルかをトロンの罠によって選択させられる事となったが選ぶ事ができず、両者への思いやりが伝わってくるようにも感じるがいつか同じように仲間の運命を賭けた選択があるかもしれない。 上記のこともあり、スレ民の間では遊馬の1番大切な物を失う=仲間を失うという予想が出始めている。 74話にて、謎の扉に「いずれ一番大切なものを失う」と告げられた際には、真っ先にアストラルが浮かんだ模様。 しかしこれが本当の一番大事なものなのかはわからない。 小鳥、キャットちゃん、アンナ、その他男性陣に異様にモテる。というか、同性からのほうが好かれているかもしれない。 これは恐らく遊馬のかっとビングの賜物だろう。(特にシャークに関しては何度もかっとビング療法によって闇堕ちから脱しており、デレ期到来中である) そんな遊馬であるが、世間的にはあまりモテていない。モブの女子生徒に名前は売れているが、シャーク・カイト・Ⅳのサインを貰うためのパシりと化していた。 「可愛い」と言われているシーンがあるため、先に挙げた人たちのように「イケメンで格好いい」のではなく、まだ「子供っぽくて可愛い」の域から脱していないのだろう。 声優は[[畠中祐]]。 幼少期の声優は[[ラリー>ラリー・ドーソン]]と同じ伊藤実華。 *アニメと漫画版の違い 基本的に同じだが、アストラルの誘導に気づくタイミングが違ったりしており((アニメ版は自分でアストラルに突っ込んでいるうちに気づくのだが、漫画ではアストラルの違和感に気づいて誘導されていたことに気づいていた。))、洞察力は漫画版のほうが上のようにも見える。 基本的に小鳥やナンバーズクラブから突っ込まれることの多いアニメ版と違い、漫画版はナンバーズクラブの暴走に突っ込みを入れるような役割であり、調子に乗ることもほとんどない。 また漫画版は手札にあるのに《[[No.39 希望皇ホープ]]》と《[[ダブル・アップ・チャンス]]》のコンボに気づかず、アストラルにアドバイスされるまでホープの効果を使おうとしたのに対して、 アニメではアストラルの「ホープの効果を使え」という忠告を無視し、今はまだ手札にないカードに希望を見出しコンボのためにホープの効果を使わなかった。 このことはアストラルからも賞賛を得ている。 ホープ以外のナンバーズをちっとも使わないアニメに対し、漫画では強力な除去能力を持つ《No.50 ブラック・コーン号》を愛用するという戦術的に[[リアリスト]]な一面も見せている。 【関連】 -[[「かっとビング」]] -[[No.39 希望皇ホープ]] -[[ZEXAL]] -[[僕遊馬]]