遊戯王アニメシリーズにて度々登場する
チートカード。
所謂ゲームバランスを崩壊させるレベルの超強力な効果を持つカードの事である。
OCGでは初期の《死者蘇生》《
強欲な壺》《サンダーボルト》に始まりノーコストで絶大なアドバンテージを自身に与える強烈なカードはどの決闘者にも重宝され、それぞれがあまりにゲームをぶっ壊す効果を持つ意味で「壊れカード」と呼ばれ、ゲームバランスを調整するために制限等の規制が加えられていた。
シンクロ召喚による高速展開が主流になるにつれ、先攻ワンターンでケリが着いてしまう程の壊れコンボが流行し、そのキーとなるカードが容赦なく禁止カード制限にぶち込まれるという現象が多発するようになった。
アニメではダイナミックなデュエルを演出するため、時にはあまりに超強力な効果を持つカードが多数登場する。
初代放送から13年経つ現在でも「相手ライフに4000ダメージを与えて速攻勝利条件」だの、「何度も自己再生して2800ライフ回復」「相手ライフを1にする」「カードの状況をターン開始時まで戻して自分の許可しないカードは発動できない」だのぶっ壊れカードが度々登場している。
特に代表格は
ダーツが操る《オレイカルコス・シュノロス》、攻撃力∞の《蛇神ゲー》。あの
王様でさえも
「無限を越える力を得よ!」という
俺ルールを駆使しないと勝てないという程であった。
チート壊れカードに更なるチートで迎え撃つという展開もまた遊戯王シリーズの見物と言えよう。
また
5D's期にOCGで流行した壊れカードの多くはアニメ出身であり、
牛尾さんが使用した《ゴヨウ・ガーディアン》や
ボマーの《ダーク・ダイブ・ボンバー》は速攻で禁止カードリストに飛ばされている。
こういう背景があるためアニメに登場する壊れカードはまずそのままOCG化されるとは思われておらず、された際には強力な
弱体化が施される。
全く別物の効果になってしまった先述の《オレイカルコス・シュノロス》や《
地縛神Wirraqocha Rasca》がいい例である。
ラーのようにそもそもOCG化されないというケースも多いので、ゲームバランスの調整のため仕方ないとはいえアニメファンのOCGプレイヤーをやきもきさせる一因にもなってしまっている。
最終更新:2023年12月01日 09:58