概要
両肩から2組の棘の生えた、熊のような姿をした魔物の子。
魔界時代に
ガッシュ・ベルに助けられており、それ以来、親友関係だったらしい(助けられた後、魔界でどういった繋がりがあったかの詳細な描写はされていない)。
初登場は第178話。
航空郵便をガッシュに送り、本を燃やしてもらう事を依頼する。
臆病すぎるパートナーのカイルを心配し、戦いに巻き込む事を避ける事が依頼の理由だった。
なぜか強力な呪文ばかり覚えてしまい、その上「その力を見ただけで、カイルは死んでしまうだろう」と推察する
強力すぎる術を覚えてしまった事で限界を悟ったのが理由だと本人は語る。
なお、同話後半で「この先、魔物同士の戦いでひどい目にあうよりは…」と述べていたり、第179話で
変な魔物に仲間になれと言われていた事も明かされているため、複数の要因が心配に通じていた事が窺える。
その後、彼を仲間にしようと企んでいた
パピプリオと
ロデュウを相手に、
ガッシュ・ベルと共に交戦。
戦いの中で「カイルの臆病を治すため」に
強い姿を見せる役は自分だと気付き、
おそろしい姿で拘束されていたカイルを救い出す。
レインの姿がカイルの成長に繋がって
一緒に戦い、勝利を収める。
最終的に、第183話にてカイルが気絶している間に、当初の目的通り本を燃やしてもらって魔界へと帰って行った。
熊のような体躯をしているだけあり、術無しでも戦闘能力はかなり高い。
第178話の「それに今までは、私がこの子に隠れて呪文抜きで倒してきた。」という台詞や、第181話の
ロデュウを水面に叩き付けた際の水柱、「ギガノ・ラギュウル」を素手で弾くといった描写からもその強さが確認できる。
術の力となると更に強力で「
アボロディオ」は地形を大きく抉り、他の魔物・パートナーにギャグ寄りの驚愕顔をさせるほど。
「
ガルバドス・アボロディオ」に至っては、「ディオガ・ラギュウル」の何倍もの質量の攻撃である事が見て取れる。
また、術の力無しで
人の姿に化ける能力を持っている。
才能や訓練等が必要なのかは不明だが、作中で同様の能力を使っているのは他に
エシュロス、
ワイズマン、アシュロンだけと確認できる範囲では珍しい能力である。
代表的なカード
魔物カード
「レインに重ねて場に出す」「1アクションを使って下のカードを残してこのカードを捨て札にできる」「自分はこの魔物の術を使えない」という3つの「魔物の
ルール」、場にある限り相手の効果で自分のMPが減らなくなる「魔物の効果」を持つ。
「このカードが場にある→」による
MP枯渇メタだが、他のレインに重ねる必要がある上、重ねている間はレインの術も元のレインの「魔物の効果」も使えなくなる難点がやや大きい。
ゲーム終盤まで
《前を向いて》に重ねておく等、工夫を凝らさない限りは採用は難しいカードとなるだろう。
MP1で合計魔力9000・2ダメージの攻撃をする《くるった力》、1ターンに何回でも使用可能なMP1で合計魔力9000の防御が行えるが、代わりに使用後に「《くるった力》が使えなくなる【ステイ】」が発動する《強さ》を持つ。
シンプルに強力なMP1で2ダメージという
格闘効果を持っているだけでなく、1ターンに何回でも防御可能という守りの面でも優秀な効果を持つ。
《強さ》の「《くるった力》を使えなくする」効果は【ステイ】なので、
レイラ&ビクトリーム《ベリーメロン!》等の
取りのぞく効果に頼ればそのデメリットを解消できる。
自分の魔本が最後のページの時に「
かばえない時でもこの魔物でかばえる」効果と「この魔物はダメージを受けない」効果を使用できる。
最終ページ時に強力な守備力を発揮するが、やはりタイミングが限定されているのが課題となる上級者向けカード。
通常だと使い辛いが、効果を活かせるように専用の構築を練れば活躍も見込めるか。
自分のバトルフェイズに「使用を宣言する→」によって、この魔物よりも魔力の高い相手魔物1体にダメージを与え、そうしたならこの魔物にダメージを与える効果を持つ。
ノーコストで魔物にダメージを与えられる珍しいカード。
ただし、魔力の条件がある上に、自身へのダメージも伴うので、構築を工夫する必要性が大きい。
W魔物カード
この魔物で攻撃したターンのエンドフェイズに、自分の捨て札のカード1枚を魔本の空いているページに戻す事ができる。
PR-007 やさしい王様との相性が抜群に高く、継続的なループを狙っていける。
一方、「この魔物で攻撃する」という条件、「エンドフェイズ」というタイミング、「空いているページに戻す」という効果内容のいずれも小さくない制約として働いており、
PR-007 やさしい王様以外とのコンボは難易度が高め。
工夫次第では幅広いカードの再利用も見込めはするので、使い道を模索する価値は十分にあるだろう。
VS魔物カード
パートナーカード
捨て札にする事で、このターン中、自分の魔物1体の魔力を-2000する効果を持つ。
通常だとデメリットでしかない自分の魔物の魔力を下げる効果だが、
ゼオン《脅威との遭遇》とコンボさせると効果的に利用できる。
レイン《がぁあ!!》ともコンボは可能だが、使い捨てかつ効果がこのターン限定なので扱い辛さは否めない。
このカードが場にあり、今の自分の魔本が22~32ページ目なら、自分は「魔物の効果が使えない」ときにも「レイン」の「魔物の効果」が使え、「パートナーの効果が使えない」ときにも「カイル」の効果が使え、「術を使えない」ときにも「レイン」の術を使える。
終盤限定でレインとカイル(このカード)の効果を安定させられる。
レイン《前を向いて》や
ガッシュ・ベル&レイン《旧友》を使った「
やさしい王様ループ」への採用を考えて良いだろう。
術カード
―第1の術「アボロディオ」
1ターンに2回まで使用できるMP2で魔力+3000・2ダメージの攻撃術で、1回目は「防御できない」効果、2回目は「
かばえない」効果が付く。
2回目の使用時にもコストを支払う必要はあるが、術自体が
かばえない効果を持っている2ダメージカードというのはかなり強力。
実質、本命の2回目だけを目的に「4コストでかばえない2ダメージ術」のように考えても
S-595 テオザケルと同等の攻撃効率と言える。
また、1回目についてもかばわれて魔物へのダメージ撒きとしての働きを期待したり、
E-013 ナオミちゃんでそちらも魔本へダメージを入れる事を狙ったりの用途が考えられるので決して無駄にはならない。
レインの主力たる術なので、レイン魔本では是非とも複数積んで活用したい。
―第2の術「アーガス・アボロド」
MP3で魔力+5000の防御術で、魔力勝負の勝敗にかかわらず「自分の魔物にダメージをあたえる相手の攻撃は無効になる」効果を備える。
コストが少々重たい上に、追加効果がややピンポイントなのがネック。
通常の防御術としても使用でき、レイン自身の魔力の高さも相俟って防御力は高めだが、安易な採用は難しく、「魔物にダメージを与える攻撃」の流行を予想しての採用が好ましいと言える。
―第3の術「ガルバドス・アボロディオ」
MP8で魔力+8000・4ダメージの攻守両用術で、自分の魔本が最後のページであれば
【カウンター】で防御時にもダメージを与えられる。
攻撃時は追加効果のない術で、防御時の
【カウンター】も補助なしでは「かばう事が可能」と弱点がやや大きい。
使用する場合は
かばえない効果を十分に用意するといった工夫を凝らしたい。
相性の良いカード
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最終更新:2024年05月20日 20:08