基本情報



略歴

ザルカ国の名家出身で、アルミスの妹。
神官の家系だった彼女の家には、一般では手に入らない魔道書が数多くあったが、ルナは幼い頃に読んだ「人魔融合」の魅力に取り憑かれ、危険な実験と問題行動を繰り返した結果、常に優秀な姉と比較され両親からも疎まれた。
ついには家を飛び出したが、その後も怪しげな実験を繰り返した為、人々に魔女と言われながら生きていた。

やがてザルカ国でヴィルガードが発掘され、ボルスがこれを私物化し、ネームレスが金銭、人材的バックアップを行うと、死の商人ともつながりがあったルナもこれに乗じて自分が持っている「知識」を売り込む。

その後は、魔女の名に恥じない神出鬼没の働きをみせ、あるときはヴィルガードを強奪しようとした一団が輸送に使おうとしていた大陸横断鉄道を先手を打って破壊したり、あるときはユナイト国にまで現れ、山賊団ザルスヤムル族魔物の戦いに介入し、生き残った魔物たちを自分の部下として従えている。

そして、ザルカ国で行われる剣術大会の会場となるコロシアム地下倉庫にヴィルガードを隠し、敗退した大会出場者を捕らえてはその生命力を「餌」としてヴィルガードに与え、最後の仕上げとして姉であるアルミスを捕らえ、これまでの私怨も込めて、彼女が衰弱死するまでヴィルガードに生命力を吸い尽くさせた。

だが、この私怨が裏目に出る。
許容範囲を越すほどの生命力を受けたヴィルガードは、体を支えきれなくなって崩壊し、ネリスアンジェリナイルザコズエ等によって討たれる。

しかしルナにとって一連のヴィルガード事件は、人魔融合のデータ集めに過ぎず、この顛末を見届けると、ザルカ国を後にしたが、アルミスの記憶を受け継いだレキレキと、イルザコズエがルナを追う旅を始めたことも彼女にとって想定外のことであった。

一度は完成させた人魔融合の力をもって彼女たちを完膚なきまでに叩いて撃退するが、それぞれ別々の理由とルートからこの戦いに参加したシーナレフィルを加えた討伐隊との再戦の末に討ち取られた。


人物

  • 幼少の頃より怪しげな実験を繰り返した結果、すべての生命を実験動物としてしか見られない歪んだ価値観を持つ。
  • 人魔融合と同じく、実家の書物で神座としてのヴィルガードを昔から知っていたと思われる。
  • 自身では完璧にコントロールできたと信じていた人魔融合であったが、ヴィルガード同様彼女もまたその力を制御することはできず、決戦時には暴走し、最終的に自滅することとなる。


▲人魔融合時のルナ


関連項目



最終更新:2024年07月07日 04:38