基本情報
略歴
やがて、
シーバズルと恋仲となるが、
ロリスザードが旅に出ると、直属
隠密として彼に付き従い、共に国を離れて
サヌア傭兵団に入ることとなる。
傭兵団においては自ら剣を振るう事もあったが、
ロリスザードの命令によって偵察や伝令を行い、傭兵団を影からサポートした。
連合軍再編後、仕切りなおしの戦いとなった
カスタリアの戦いでは、
ロリスザードの命令により、
スパルス国軍の背後を突くという大役を見事に成し遂げた。
グラドリア上陸作戦では、戦いの鍵を握る重要な別働隊の一人に任命され、密かに上陸を果たす。
ルーインに発見され一度は撃退されるが、最終的に強襲を成功させ、戦いを勝利に導く。
その際、彼女の卓越した隠密としての能力は、同じ隠密である
クルスの嫉妬を買うこととなる。
実際、主人に一人前と認められた自信からか、この頃から
隠密としての能力を更に開花させていき、
ルーティス砦攻略戦にも参戦して
ベレル国陥落に貢献する一方で、同時期に内紛状態となった
ランクヘン国の実情をつぶさに調べ上げ重要な情報を数多く入手、
エマルゲートの会合においては、酒宴の席で剣舞に偽装して送られた暗殺者
ラルディーノを、同じ剣舞によって阻止するという、様々な状況でそれぞれ特筆すべき功績を次々とあげている。
人物
- 内気で人見知り、更に激しく上がり症であったが、隠密の任務として情報収集や使者といった、知らない人と話さなければならない事が多かった。しかし、そのおどおどした態度が逆に相手の警戒心を解いて、多くの情報を聞き出せたという。
- 彼女は傭兵団の一員といっても、あくまでもロリスザードの私兵的存在であり、ロリスザード本人からの命令でなければ遠方へ赴くことはなかった。ただ、個人的な手伝いや依頼は一切断ることがなく、料理の手伝いからお使いまで嫌な顔一つせず全てを引き受けた。
- ロリスザードとの関係は、完全に兄妹であり、マルタナもシーバズルも、二人の旅立ちに不思議と嫉妬的な感情は沸かなかったという。
- 彼女の偵察時の視野の広さは同世代の隠密と比較するとかなり優秀であった。これは、単に視力や脚力といった身体能力だけではなく、敵軍の立場に立って、自分なら今どこを目指すかと、進軍速度はどのくらいかといった機知に富んでいた為、すばやく重要拠点を見つけ出し効率よく偵察できた為である。
- 当時ヴァーグリア国の名医と呼ばれた医者がシーナを診断したが、彼女を蝕んだ病名はわからなかった。後世における仮説として、「ルーイガルドに渡った時、隠密であった彼女は本隊から離れて別の国へも行っている、そのどこかで潜伏期間の長い風土病を感染した」、「ロスティック国でルナとの戦いのときに、「魔女の呪い」を受けた」、といった説がある。
関連項目
最終更新:2024年08月04日 04:23