概要
戦闘に至るまでの背景
▲700年6月における勢力図
両軍の戦力
戦闘経緯
ゼノスが到着した時、手柄を焦った国境部隊がすでに戦端を開いていた。
そこへ「今はまだ
フェルスデッド国と事を構える時ではない、撤退せよ」という
ゼノスからの使者が到着するが、
ゼノスが手柄を一人で総取りするための言葉ではないかと思いこみ、これを黙殺する。
しかし、この時
ゼノスは、兵を鼓舞すると自ら最前線に躍り出て、無双の働きを見せて包囲網を突破していく。
その突撃を目の当たりにした
ベルザウスは、「あの男を網に掛けるは容易だが、その網を喰いちぎって脱出する猛獣だ」と称した。
戦いの結末
シャリアル国に続いて
ロー・レアルス国を撃退した
ベルザウスだが、彼が勝利の美酒に酔うことはなかった。
この戦いの最中から顔色が優れなくなっていた
エルドス、
グフスであったが、戦いが終わった直後、彼らの駐屯地で発生した流行病にかかり、701年に相次いで没したのである。
これにより、大国を相手に戦い続けることの限界を感じた
ベルザウスは、方針を転換し自分を最も高く買ってくれる相手を探すこととなる。
後に
フェルスデッド国は
ロー・レアルス国に帰順することとなるが、降伏ではなく同等の立場を約束させる交渉において、この戦いの戦果を持ち出し、自分たちを高く売り込むこととなる。
最終更新:2024年07月31日 00:49