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概要

ハルバートの戦いとは、ラドリザン1258年、5周期に行われた戦いであり、ルディとセリーナ姉妹が直接対決した最初で最後にして、帝国内乱戦争における最大の戦いである。


戦闘に至るまでの背景


帝国内乱戦争は、小競り合いは断続的に続いていたが、大きな戦いがないまま時間だけが過ぎていた。
それは、互いに相手の陣営を知っていたからこそ、決戦に及んだときのリスクも十分承知していた為であった。

その情勢下の中、先に動いたのはセリーナであった。
セルレディカ時代から続いた戦乱に加えて、神聖帝国との戦いに備えて早急な軍備増強をした結果、民衆の怨嗟の声が徐々に大きくなり始めたため、セリーナはリスクを承知で決戦に赴き、この内乱を一気に終息へと向かわせる覚悟を決めた為である。


両軍の戦力

攻撃側 守備側

ラグライナ帝国軍
軍勢
神聖帝国軍
総兵力65000 兵力 総兵力52000
セリーナ 総指揮 ルディ
軍師 オーディス
主要参戦者

セリーナ

ネル

アリス

イリス

ラディス

ルディ

グレイアス

カレン

ユウ

ラビー

紅

煌槍の彩音

アリサ

オーディス


戦闘経緯


戦いを起こしたのはセリーナであったが、実際の戦闘では、まず神聖帝国軍が先手を取ることとなる。


ラビー隊、カレン隊、グレイアス隊が一糸乱れぬ連携を見せるのに対して、やや連携を欠く帝国前衛部隊間、カレン隊はそれを見逃さず、ラディス隊へ強引に突破にかかった。
同僚と戦うことにまだ躊躇のあったラディスは、迷いなく突撃してくるカレンの前に、部隊が混乱する。


更に、陣形の瞬時変化の手腕に定評のあるユウ将軍は、周囲の部隊をまるで自分の部隊の様に操ってカレンの防波堤とする。
これに対してイリスは、大きく迂回してカレン部隊の側面を狙おうとするが、それより早くカレンがセリーナの本陣に肉薄、これを親衛隊であるネルが迎え討つ。


神聖帝国がこのまま押し切るかと思われたが、それまで沈黙を守り続けていたアリスがカレン部隊を撃退し、そのまま一気にルディの本陣を目指す。
ユウ、ラビーがこれを迎え撃つべく別動隊を送るが、ユウの陣形応用術を逆手にとって、アリスが逆に二人を包囲して殲滅に入り、更に救援に来たカレン部隊までもアリスの張った罠に取り込まれて危機を迎える。


同時刻、紅が伝令兵に変装してオーディスの暗殺を狙うが、これは間一髪でオーディスが回避する。
それでも、アリスによる猛攻によりアリサ部隊が半壊、神聖帝国軍は一度は敵本陣にまで迫った勢いから一転して崩壊寸前まで押し込まれる。
逆転の手も見当たらず、このまま戦いが続けば神聖帝国軍は崩壊するかと思われたが、そこで突如セリーナからの全軍撤退命令が下され、勝利を目前にしながら撤退することとなった。


戦いの結末

突然の撤退命令、それは帝都から届いた報告が原因であった。
「帝都にてキリカが蜂起、最初からルディと内通しており、リングオブクラウンも手中にして、ルディを迎え入れる準備に入った」というものであった。
これは、ミナが帝都に潜入して実行した偽情報であったが、その偽情報を簡単に信じてしまった事実が、セリーナとキリカの信頼関係が既に全く存在しなかったことを内外に知らしめることとなった。

こうして両軍の決戦は、セリーナが勝利を目前としながらミナの謀略によって撤退し、決着をつけることができず両軍の屍だけを晒したが、セリーナが既に諸将との信頼関係を失っていることを神聖帝国が知る重要なきっかけにはなった。
また、アリスの武勇は「まさに戦女神」として国外にまで響き渡り、後世に至るまで常勝の代名詞となった。


最終更新:2024年06月29日 13:44