基本情報



略歴

リューグ国主。
名門の出自だった為、バルディゴス討伐連合軍(684)ではボルゾックの指名によって参謀を務めるものの、これと言った戦果はなく、実戦でのレイディックラディアディアルの働きによって、勝利を譲って貰ったようなものでだった。

687年にはレイディックカルディスサリーアと連合を組み、偽帝マラ討伐に向かい勝利するが、皮肉にもこれが彼が参戦して大勝利を収めた最後の戦いとなる。
豊かな国力と各方面の人材によって群雄の一人として大きく崩れることはなかったが、元々彼一人では乱世に臨機応変に対応する能力を持っていなかったため、珍しく攻勢にでたエルキバーナの戦い(694)では、16万の軍勢を率いながら4万のシャリアル国に散々翻弄されて敗れた。

その後、自国から攻めるようなことはせず、治世と外交で生き残る道を選択するが、ロードレアとの同盟会見は失敗に終わる。

697年、豊作祝いの宴の最中、突如現れたベルザウスによって城を占領され、引退を申しつけられる。
この697年の政変によってライグは失脚、以後は辺境の小城で静かに暮らし、何の野心も持たす、蜉蝣時代終了後も生き延びた。


人物

  • 彼は決して覇王ではなかったが、暴君や悪政とは無縁で無難に国を治め、軍略のなさも防衛に徹することで補い、長年国を守り続けた。にも関わらず、ベルザウスのクーデターへの賛同者を数多く内部に多く抱えた事は、彼の無色透明の様な存在が逆に民衆や諸将に将来への不安をもたらしたのではないかと言われている。皮肉なことに彼は引退して何もしないことが、最も国に貢献することとなった。


関連項目



最終更新:2024年08月08日 18:21