概要
戦闘に至るまでの背景
両軍の戦力
戦闘経緯
ラヴェリア事件以後、彼の知己であった
ゲイル、
リナ、
カオスは完全に疎んじられ、最前線は
ゴゥドの息のかかった軍人によって指揮することとなり、彼らは第二陣として配置される。
しかも、この時彼らに与えられた任務は「湾を奪取した後本土へ攻め込むための船を生産する」というものであり、戦いではなく雑用として使われるものであった。
ガルデス共和国から
クレアムーンに攻め込むには、天然の要塞
クレアの長城を抜かなければならなかった。
だが、それとは別に、
サイザーン西部にあるレッド・ゲアル湾から、水路で直接
ヒモロギへ攻め込むというルートも存在していた。
この頃、レッド・ゲアル湾は無人の地で、存在自体ほとんど知られていなかったため、
ガルデス共和国軍は、この水路から奇襲を仕掛けるべく、密かにレッド・ゲアル湾へ行軍する。
だが、その作戦を見抜いていた
柊飛鳥と
成瀬風華は、レッド・ゲアルに到達した共和国軍に、伏兵部隊による奇襲を仕掛けた。
元々、レッド・ゲアル湾は、
水鏡莉奈が
クレアムーンを建国するときに、流民を引き連れて通ったルートであり、
ガルデスにおいては未知の地でも、
クレアムーンにとってはこのルートからの進軍は想定の範囲内であった。
隠密行動がすべて露見していたことから、
ガルデス軍の前衛部隊は壊滅。
更に、勢いに乗って一気に追撃を開始、
コーデルス付近に密かに
ガルデス共和国が建築していた砦を目指す。
ゲイルは、撤退する共和国軍を救出すると、このまま戦っても砦が奪われると判断し、建築中の砦に火をつけて本国へと帰還した。
戦いの結末
この戦いの主導権を得るべく先手をうった
ガルデス共和国であったが、
クレアムーンの前に大敗する。
ラグライナ帝国との戦いにより、多大な損害を受けていた両国は、後方の都市や、年端もいかない少年までも次々と兵士に狩り出し、数字上の兵力だけは回復させることとなる。
最終更新:2024年08月20日 03:43