ハーグリブス

基本情報


略歴

アディス国国王。
1737年、リオネティアの戦いに敗れたアディス国は、リヴォル帝国に従属を誓い、息子のリフィティを人質として1739年、リヴォル帝国に送り込んだ。

だが、彼の中にはシャラダンリヴォル帝国に対する憎悪が渦巻き、表向きは従順を貫きながら、水面下で密かに準備を進めていた。

アルビス国が持ちかけた三国連合に参加したのもその現われだが、表立ってリヴォル帝国と対抗する力はなかった為、カオスギアの戦いにおいて、三国同盟三国連合の合計六ヶ国の中で唯一、一兵も動かしていない。

その後、リヴォル帝国がシーフィールド国と激闘を重ね、その隙にアルビス国が難攻不落のミリアスを攻略したと知ると、今が最大の機会と判断、人質として送り込んでいたリフィティを使って、シャラダンの愛娘ミリィを拉致する。
だが、シャラダンが軍を派遣したと知ると、その憎悪をミリィにぶつけて殺害。

リヴォル帝国とアディス国は、一切の妥協を許さない憎悪だけの関係となり、シャラダン帰国後も、アスタルを総指揮とした遠征軍がアディス国を侵略、ついに首都にまで追い詰められるが、この時点で民衆までもが「リヴォル帝国に降伏しても皆殺しにされる」と信じていた為、首都の徹底抗戦はリヴォル帝国軍を多いに悩ませた。
アディスの戦いにおいて、ベルンハルトに討ち取られ、アディス国も焦土と化した。

人物

  • ミリィ殺害と、狂気染みたアディスの戦いの影響で、人格を疑問視されることが多いが、リヴォル帝国と関わらない部分では、一国の王として十分次第点の器であり、民衆の支持もあったという。
  • 戦いにおいてアディス国はシャラダンの敵ではなかったが、リオネティアの戦いでアディス国を小国と侮って放置したこと、リフィティを必要以上に信用したこと、そして怒りのまま軍を派遣した為、アルビス国の攻撃を許したこと、これらが全て結果的にシャラダンの首を絞めた為、本人の意思とは関係なく、魔王シャラダン討伐に多大な影響を与えたこととなる。

関連項目


最終更新:2011年04月22日 19:52