【まんが王国とっとり】は本当に鳥取県に必要だったのか
鳥取県の人口が52万人割れ、歯止めかからず
人口減の理由はもちろん【まんが王国とっとり】だけが理由ではないことをあらかじめ断っておく。
これらの記事を見るに、鳥取県が定住や移住を目指す若い世代が県外へ流出していることがよくわかる。
"まんがを通して鳥取県の魅力を発信する"、"地域おこしをする"といった取り組みはほとんど意味がなかったということだ。
鳥取県における『名探偵コナン』および『ゲゲゲの鬼太郎』を活用したコンテンツツーリズム、ならびに両作品の名称を冠した地域空港の認知度向上は、観光客誘客の成功事例として広く知られている。注1
しかしながらこれらの施策がもたらした効果は、観光客数の増加という「表層的な数値」に留まっていることが今回の人口減でも明らかである。
巨額の公的資金を投入すれば、一時的な集客効果が得られるのは自明であるが、重要なのはその先の持続可能性である。
観光消費を地域経済の自立的発展や定住人口の増加へと結びつける「第2段階の動線」が構築されない限り、地方が直面する構造的な課題である人口減少に歯止めをかけることは極めて困難である。
注1
最終更新:2026年05月19日 09:12