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  • 鉄の鎧纏った僕を動かしてく Going on

アニメキャラ・バトルロワイアル @ Wiki

鉄の鎧纏った僕を動かしてく Going on

最終更新:2021年10月01日 17:51

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だれでも歓迎! 編集

鉄の鎧纏った僕を動かしてく Going on ◆q/26xrKjWg


(間に合わなかった……)

 もう少しでロープが切れそうなところまで来たというのに、ゲイナーが想定していた中でも最悪の事態が訪れてしまった。
 目の前にいるのは、青い蜘蛛のお化けのようなシルエット・マシン――のような何か。随分と小型だが、ぼこぼこになった装甲板がこれまで潜り抜けてきたであろう戦闘の激しさを物語っている。
 こちらに向けられているのは中央にある巨大な砲口と、右手にある機関銃の銃口。どちらも一瞬で容易く自分の命を奪える代物だ。

(こんな支給品もあるのか。この分だったらキングゲイナーも誰かに支給されてたりするのかな)

 酒臭いまま、ひん剥かれて下着姿にされ、縛られ、猿ぐつわまでされて、命乞いも恨み言も吐けぬまま死ぬというのに、何故か冷静にそんなことまで考えていた。
 それは要するに、生きるということを諦めていない証なのかもしれない。
 砲口ないしは銃口から弾が放たれて、それが自分に当たるまでは死なない。だからゲイナーは決して小さなガラス片を取り落とさず、ロープを切る作業を淡々と続けていた。
 そして。

「要救助者はっけーん!」

 そんな言葉をかけられて、ガラス片を落とした。思わず肩をコケさせながら。

「こんにちは! 君が放送で言われてた『身動きの取れない参加者』かい? いやー災難だったねー。でも僕が来たからにはもう大丈夫だよ。あ、僕は公安九課の思考戦車タチコマ! 今後ともよろしくね!」

 両手の身振り手振りで器用にコミカルなジェスチャーをこなしつつ、随分と子供じみた口調でそんなことを矢継ぎ早に語りかけてくるその機械を前にして、ゲイナーは固まってしまった。

(操縦してるのは、もしかして子供?)

 それにしてはやけに動作が滑らかだ。やっていることはおふざけだが、高度な操縦技術が必要に違いない。

(いや、公安九課? それに思考戦車って何だ?)

 思考戦車のタチコマ。確かにこれはそう名乗った。タチコマという名前が名簿にあったのは当然覚えている。
 考える戦車。
 思い当たる節はある。意思を持つオーバーマンが存在していたように、この機械にもまた意思があるのではないか。意思があり自立している機械だからこそ、この殺し合いに参加者として呼ばれてしまったのではないか。
 どこが首で、どこに首輪がついているのか想像も付かないが。

「タチコマ。驚いているみたいだから、そのぐらいにしてね」
「はーい」

 蜘蛛のお腹の部分にあたる大きな箱から、また別の声が聞こえてくる。その声にタチコマとやらは素直に従ったようだ。
 箱が開く。
 出てきたのは、黒いマントに黒いレオタードという、レヴィとはまた違った意味でトンチキな格好の、長い金髪を二つに束ねた少女――
 その特徴に合致する人物の名前を、ゲイナーは知っていた。



 彼女の行動は素早く、そして的確であった。
 酒臭さが残っている上にほぼ全裸という近寄りがたい状況の自分に対して、嫌がる素振りも見せずに駆け寄って拘束を解いてくれた。
 そして、周囲に脱ぎ散らかされていた服をこちらに手渡しつつ、こう指示した。

『急いで服を着てください。私達のように、北や西からここに向かっている人が他にもいるかもしれません。それが友好的な相手とは限りませんから』

 その落ち着き振りは、もはや聡明の域に達していると言っても過言ではない。その年格好にはあまりに不釣り合いなほどだ。
 ともあれ結果として、無事にF-8からの脱出に成功したのである。

「ありがとう、お陰で助かったよ。僕はゲイナー・サンガ。君達は――タチコマと、フェイトちゃん?」
「お礼ならフェイトちゃんに言ってあげてね。本当ならもっと急ぎの用事があったのに、君のことを聞いて助けに行こうって言ってくれたんだから――って、あれ?」

 タチコマとフェイトは、きょとんとした様子で目を合わせた。
 タチコマの方には目や顔があるわけではない。
 しかし、しばらく観察していて、前面部の球体のようなものが目のような役割を果たしているセンサーだろうと推測はできていた。
 それに、顔の表情というものがない分、オーバーアクション気味の身振り手振りや口調で補っている。

「あの……どうして私の名前を?」

 さすがに警戒の気を帯びた口調で、フェイトが尋ねてきた。
 嘘偽りを言う必要はない。

「君のことはなのはちゃんから聞いてる。彼女とは、ほんの少しの間だったけど一緒にいたんだ」
「貴方も、なのはと一緒にいたんですか!?」

 フェイトがこちらに詰め寄ってくることも、既に想定済みだ。なのはにフェイトのことを知っていると言えば、恐らく同じような反応をしただろうから。
 ゲイナーは要点を絞って説明する。『も』という部分が気にはなりつつも。
 自分とレヴィ、そしてなのはとカズマとの遭遇。一人の少女の遺体から生じた誤解と、戦い。その顛末。
 なのはと行った互いの世界についての情報交換。
 ただひたすらに速さを求める男、クーガーの闖入。
 友を探す為にクーガーと共に市街地へ向かうことを選んだ、なのはの決意。
 そして最後に、あのような無様な姿で放置された経緯。

「そうか。君達、よりにもよってあのレヴィさんと会ったのか……」

 静かな怒りを滲ませるフェイトの様子を見ながら、ゲイナーはげんなりと呟いた。

「あの人、許せません。こんな酷いことをした張本人だったなんて」
「でもまあ、なのはちゃんの情報は本当だったみたいだね。ゲイナー君の言ってることとも一致してるし。情報料取られたけど、これじゃ詐欺罪には問えないなぁ。でも監禁罪とかは適用されるね」

 元は自分が持っていたサブマシンガンに加え、二人が持っていたという拳銃に対物ライフル。それらを手に入れたレヴィを、水を得た魚と称する気にはなれなかった。何とかに刃物、もとい銃器である。
 しかし、レヴィが自分の情報を喋っていなければ、まず間違いなく二人は市街地に直行していたはずだ。
 どんな気まぐれだか知らないが、その点だけは感謝してもいい。

「こんなことされた当人の僕が言うのもなんだけど、レヴィさんにも本当に酷い悪意があったわけじゃないと思うんだ。とにかく仕返しがしたかっただけで、そこまで深くは考えてなかったんじゃないかな」

 目の前のフェイトは九歳の少女。一方のレヴィはもう大人だが、精神年齢だけで言えばフェイトと完全に逆転している。大人の姿をした子供なんて、質が悪いにも程がある。

「案外、遠巻きにこっちの様子を窺って『ダッセェ、あんなガキに助けられてやがる!』とか言って笑ってそうだよ――あ、ええっと、これはあくまで彼女ならそう思うだろうってことで……」

 わたわたと取り繕うこちらの様子を見て、フェイトはくすりと笑みを漏らしたようだった。



「私達はこれから市街地に向かいます。ゲイナーさんは?」
「僕は――」

 二人を前にして、考える。
 窮地を脱出できたら温泉とやらで身体を温めるというのも悪くないと思っていた。市街地での行動は危険を伴うのが分かり切っていたから、ずっと避けてきた。

「――どうすればここからエクソダスできるか、考えてた」
「「エクソダス?」」

 その言葉の意味を二人が知っているはずもない。それでもあえてこの言葉を使った自分に驚きながらも、二言目で補足を加えた。

「平たく言えば、みんなでここを脱出してさっさと帰ろうってことかな。でも、生憎僕には君達が持っているような他の人を助けられる力はおろか、自衛の力すらない。せいぜい使い物になるのはココぐらいだよ」

 自分のこめかみを指さしながら、ゲイナーは続ける。

「足手まといだけど守ってくれって言ってるようなものだし、随分と虫のいい話だと自分でも思う。それでもよければ、君達に同行させてくれないかな?」

 参加者が確実に数を減じている現状。
 この殺し合いから脱出するならば、首輪の解除という難題からは逃れられない。死者が出るたびに、その難題を突破できる可能性もまた減っているのだ。
 もうそろそろ、ある程度の危険は覚悟の上で動き出さねばならない。
 ゲインの言ではないが、最後の最後まで自分からは何もしないのであれば、それは死んでいるのと同じだ。
 何より、これは好機だ。好機を逸するわけにはいかない。

 自分の知っている世界においては夢物語である魔法と、自分の知っている世界とは異なる発展を遂げている科学。
 この二人がどこまでそのことを意識しているかは分からないが、どちらも首輪の解除において鍵となり得る可能性を秘めている。両者を合わせ、協力し、発展させることができれば、さらに可能性を高められるかもしれない。

「……分かりました。それなら、貴方がタチコマに乗ってください」
「いいの? フェイトちゃん」
「私はゲイナーさんのことを信じようと思う。なのはが信用して話をした人だから。タチコマはイヤ?」
「そんなことはないよー。要救助者の保護だって僕のお仕事だしね」

 声だけ聞けば、子供と、その子供をあやす母親のようなやりとりである。
 割り込むことにばつの悪さを感じつつも、ゲイナーは切り出した。

「ええと、同行させてくれとは言ったけど、さすがにそれは申し訳ないような……」
「私なら大丈夫です。なのは達に比べれば軽装甲ですけど、簡単に的になるつもりはありませんから」

 フェイトが取り出した一枚のカードが、無骨な杖へとその姿を変える。

「もしかして、それがデバイス?」
「はい。これは私の義兄が使っていたものです。私のバルディッシュも、もしかしたらどこかにあるかもしれません」

 デバイスを手にしてバリアジャケットを身に纏った魔導師とやらは、生身でありながらシルエット・マシン――いや、下手をすればオーバーマンにも匹敵する程の戦闘力を持っている。
 なのはから聞いた話を全て鵜呑みにするとすれば、そうだ。多少の誇張はあるだろうと踏んでいたが、実のところは彼女が言っていたままなのかもしれない。

「じゃあ、ごめん。お言葉に甘えさせてもらうよ」

 九歳の少女よりも弱いどころか、気まで遣われている。
 今の自分の立場を改めて認識させられつつも、ゲイナーはタチコマの後部ポットへと向かった。



(すごい……これは)

 ゲイナーは素直に感嘆を覚えた。少々窮屈ではあるが。
 己の既知とは全く異なる技術体系。その集大成。
 初めてキングゲイナーのコクピットに乗り込んだ時と同じような高揚を、そこ――タチコマの後部ポッドの中で感じた。
 思わずぼーっとしてしまったためか、鼻が垂れるがままになっている。
 ふと我に返り、それを一気にすすった。

「どうしたの? 風邪でも引いちゃった?」

 タチコマの心配そうな声がポッドの中に響く。

「それはまあ、いくら昼間とはいえ数時間も素っ裸だったからね」
「なら、もうちょっと暖かくするよ」
「ありがとう」

 相手が戦車に搭載された疑似人格だとは思えないぐらいの、自然なやりとりである。

「そうだ。これ、僕が操縦できたりするのかな」
「え? そうだなー。電脳化されてない君じゃあネットワークへのダイブとかは無理だろうけど、操縦だけなら何とかなるかもね。でもそんなに簡単じゃないよ? そもそも僕のAIで自立可動できるから、君が何かする必要はないし」
「それでも。いざという時に、僕にも何かできるかもしれない。こう見えても、この手のことは得意なんだ」
「しょうがないなぁ。じゃあこれ、マニュアルね」

 目前のモニターに、目的のものが表示される。
 もちろん、いきなり操縦を任せてもらえるとは思っていない。
 今の自分は、たまたまなのはのことを知っていた哀れで無力な要救助者だ。この二人にゲイナー・サンガという一人前の人物として認められるには、もっと信頼を積み重ねていく必要がある。
 活用できるのは、自分の頭。そしてもう一つ。チャンプとしての腕だ。
 こんな場所でキングゲイナーもなく、後者を振るうチャンスはまずないだろうと思っていた。そんな中で僅かでも可能性が与えられたならば、すべからく活かさなければ。
 まずはこのマニュアルを頭に叩き込む。
 いずれタチコマと協力体制が築けた時に、自分が補助に回ってその性能を最大限に引き出せるように。

「ところでタチコマ、他にもいろいろと聞いておきたいことが――」

 貪欲に情報を集めることも忘れない。
 ゲイナーなりの、この殺し合いに対する静かな戦いは続いていく。




【G-8/幹線道路上/夕方】


【フェイト・T・ハラオウン@魔法少女リリカルなのはA's】
[状態]:全身に軽傷、背中に打撲、決意
[装備]:S2U(デバイス形態)@魔法少女リリカルなのは、双眼鏡
[道具]:支給品一式、西瓜1個@スクライド
[思考・状況]
1 :市街地に向かい、なのはの捜索を行う。
2 :カルラの仲間に謝る。
3 :なのは以外の友人、タチコマの仲間の捜索も並行して行う。
4 :眼鏡の少女と遭遇したら自分が見たことの真相を問いただす。
基本:シグナム、ヴィータ、眼鏡の少女や他の参加者に会い、もし殺し合いに乗っていたら止める。
[備考]
※タチコマに合わせて超低空飛行で飛んでいます。


【タチコマ@攻殻機動隊S.A.C】
[状態]:装甲はぼこぼこ、ダメージ蓄積、燃料を若干消費、走行中
[装備]:タチコマの榴弾@攻殻機動隊S.A.C
    タケコプター@ドラえもん(故障中、残り使用時間6:25)
[道具]:支給品一式×2、燃料タンクから2/8補給済み、お天気ボックス@ドラえもん、西瓜46個@スクライド
    龍咲海の生徒手帳、庭師の如雨露@ローゼンメイデンシリーズ
[思考・状況]
1 :フェイトの指示に従い、市街地に向かう。
2 :フェイトを彼女の仲間の元か安全な場所に送る。
3 :トグサと合流。
4 :少佐とバトーの遺体を探し、電脳を回収する。
5 :自分を修理できる施設・人間を探す。
6 :後部ポッドのゲイナーに操作マニュアルを見せる。
7 :薬箱を落とした場所がそこはかとなく気になる。
[備考]
※光学迷彩の効果が低下しています。被発見率は多少下がるものの、あまり戦闘の役には立ちません。
 効果を回復するには、適切な修理が必要です。
※タケコプターは最大時速80km、最大稼動電力8時間、故障はドラえもんにしか直せません。
※レヴィの荷物検査の際にエルルゥの薬箱を落とした事に気付きました。


【ゲイナー・サンガ@OVERMAN キングゲイナー】
[状態]:風邪の初期症状、頭にたんこぶ、頭からバカルディを被ったため少々酒臭い
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、ロープ、さるぐつわ
[思考・状況]
1 :フェイトのなのは捜索に同行させてもらう。
2 :タチコマの後部ポッドで暖を取る。
3 :タチコマの操作マニュアルを頭に叩き込む。
4 :タチコマと情報交換を行う。
5 :二人の信頼を得て、首輪解除手段の取っかかりを掴む。
6 :さっさと帰りたい。
[備考]
※名簿と地図を暗記しています。
 また、名簿から引き出せる限りの情報を引き出し、最大限活用するつもりです。
※服は全て着ました。
※タチコマの後部ポットの中にいます。




(ま、お人好しのガキ達に助けられて幸運だったな)

 フェイトというガキと、タチコマという戦車野郎。
 どうやらゲイナーは、それなりに両者からの信用を得ることができたらしい。
 まあ仮にも自分と裏のかき合いを繰り広げたゲイナーなら、彼女達のようなお人好しを相手に交渉を行うのは簡単なことだろう。

 自分はゲイナーがどのあたりに放置されているかを知っていた。その一方で、フェイト達はF-8に到着してからエリア全域をくまなく捜索しなければならなかった。
 いくら移動速度に差があるとはいえ、それを差し引けば追いつくことは十分に可能だった。だから実行した。ただそれだけのことだ。

 相手に気取られぬよう相応に距離を置いて尾行しているため、話し声は聞こえない。
 だが動向から見るに、どうやら市街地へ向かうらしい。
 それはそうだ。本来フェイトは、友人であるなのはを探しに市街地に向かいたくてたまらなかったはずなのだから。
 そして、チキンのゲイナーも今回ばかりはそれに同行せざるを得ない。
 何の因果か、三人――正確には二人と一機――が持っていたまともな武装は、ほぼ全て自分の手元にある。
 身を守れる武装は、それこそあの戦車自身ぐらいしか残されていない。せっかく目の前に頼れそうな伝手があるのに、何も持たずに単独で行動することを選ぶほどゲイナーも馬鹿ではないだろう。
 そして実際に同行を望み、それを相手に承諾させたのだ。

(ゲイナー坊やも上手くやったもんだねぇ。ガキの代わりに比較的安全な戦車の中ってのも不甲斐ない話だけどな。普通逆だろ、逆)

 ともあれ、ゲイナーにはこれで借りを返せた。返しすぎることもなかった。借りた分をきっちり返したのだから、この件はこれで終わりでいい。
 一方で、自分へ侮蔑の視線を投げかけたフェイトへの仕置きを考える。

(そうだ、ろくに隠す気もないケツを赤くなるまでペンペンぶっ叩いてやるのがいい。きっとガキらしくわんわん泣いて許しを請うに違いねぇ)

 大人を相手に調子に乗ると、どういう目に遭うか。
 無様な姿を晒したゲイナーと同じように、いずれはしっかりと教えてやらねば。

 それよりも、まだ大きな借りを返さなければならない相手がいる。
 巫山戯た能力で好き勝手やってくれたカズマ。
 こんなブラッドパーティーを開催していい気になっている悪趣味仮面野郎。

 まずはカズマだ。
 恐らくなのはを探して市街地を傍若無人に歩き回っていることだろう。結果としてこの集団の後をついていく羽目にはなるが、まあ致し方ない。

(このレヴィ様をコケにした輩には、必ず思い知らせてやる。覚悟しとけよ)

 ……その後、黒いマントをたなびかせながら戦車と同じぐらいの速度で飛び去っていくフェイトの姿を見てレヴィの開いた口がしばらく塞がらなかったのは、また別の話。




【G-8/北端/夕方】


【レヴィ@BLACK LAGOON】
[状態]:腹部に軽傷、頭に大きなタンコブ、頭からバカルディを被ったため少々酒臭い、相変わらずイライラ
[装備]:イングラムM10サブマシンガン、ベレッタM92F(残弾16、マガジン15発、マガジン14発)
    NTW20対物ライフル@攻殻機動隊S.A.C(弾数3/3)、ぬけ穴ライト@ドラえもん
[道具]:支給品一式、予備弾薬(イングラム用、残弾数不明)、バカルディ(ラム酒)1本@BLACK LAGOON、割れた酒瓶(凶器として使える)
    西瓜1個@スクライド
[思考・状況]
1 :今度は空を飛ぶだぁ!? お前らそんなんアリかコラ! 置いてくな!
2 :カズマ? 借りは返す!
3 :ロック? まぁあいつなら大丈夫だろ。
4 :気に入らない奴はブッ殺す!
[備考]
※双子の名前は知りません。


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