【ミライダガッキ】
2013年6月20日より登場したBEMANIシリーズの作品。
Toy's March・ハロー!ポップンミュージックなどの流れを汲み、低年齢層やカップルなど初心者向けを意識したゲームとなっており、PASELIにも対応している。
1人または2人プレー専用。
特徴として、Dance Evolutionと同様にKinectを搭載しており、タムを叩く動作に加えてポーズを行う動作がゲーム要素として組み込まれている。
そのためハードウェアは最初からOSはWindows7 Embeddedとなっている。
プレー中の映像が写真撮影される場合もあり、画面内の演出にリアルタイムで反映されたりリザルト画面で一部がリプレイされる。
プレイ中はプレイヤーが映るものの、顔にはキャラクターのお面が被せられるので恥ずかしいと思っている人でも大丈夫。
後に追加されたシャシンダウンロード機能によって、画像を保存できる。
音楽パーティゲームと銘打たれているように、プレーヤーだけでなく一緒に観ている友達ともワイワイ楽しむのに最適なゲームとなっている。
初心者だけでなく他の音楽ゲームもプレイしている熟練者まで、難易度は幅広く取られている。
Kinectの特性上、誤反応や振りまわしたバチにぶつからないよう、プレーしない人は少し離れるように。
プロデューサーはmasaru、ディレクターはU1-ASAMi#?、サウンドディレクターは村井聖夜と、ベテランスタッフが制作を手がけている。
また、BEMANIデビューして間もない新人のAkhuta#?もサウンドスタッフの一人。
プレイスタイルは1人プレイと2人プレイでコンセプトが変わるのが特徴。
1人プレイ「ヒトリダガッキ」時は4つのタムを全て使うタイプとなる。
2人プレイ「フタリダガッキ」時は2人で2つずつタムを使うタイプとなり、こちらは「協力」「対戦」「カップル」の3タイプから選択でき、曲の途中で叩くパッドが入れ替わったり、クイズに答える・相性診断などのイベントが発生する。
単発、連打の2種類があり、連打ノートはノートが流れ切る前に1回でも叩けばジャスト判定となり、連打した回数分ジャスト判定がコンボ数に加算される。
オプションとしてはハイスピードが存在し、0.5段階で細かく調整することが可能。
U1-ASAMi#?によれば、ロケテストの頃からこのゲーム作品において、全くBEMANIシリーズを知らない友人でもプレイでき、腕前が凄いプレイヤーが増えた今、腕前が高いほど近寄り難い雰囲気を危惧し、「ゲームには興味があるが、近寄り難い」という雰囲気を解消したいという思いがあったようだ。
しかし、Toy's Marchなどの例から内容が中途半端で、某太鼓ゲームと比べるとお世辞にも優れているとはいえないのが現状。
1プレイでプレイできる楽曲が最大2曲というのも、コストパフォーマンスの割には悪い印象。
稼動開始してから2ヵ月も経たないうちに撤去する店舗が出てくるなど、本来のターゲットの客層が曖昧になっており、迷走している状態である。
そのような問題から2013/12/18にVer.2にアップデートし、システム面やスコア・クリア基準の見直しがされ、スコアは100万点を基準とした通常スコア・テクニックの合計によってスコアが算出され、テクニックのレートでランク評価がされるようになった。
また、クリア条件がAランク以上になり、譜面難易度によるクリア基準の違いはなくなっている。
同時に叩くノートが色分けされており、繋がって出てくるようになった。
また、「ジャスト」判定もVer.1より判定が甘くなっており、ポーズ判定の手を上げる高さの基準判定が引き下げられているなど、より高スコアを出しやすくなっている。
総じて、より初心者に入りやすくする工夫が見られた。
それでも収録内容としては版権曲の取り込みがバージョン1に比べて見られず、ほとんどが他のBEMANIシリーズからの移植曲である点、特にDDRから移植された曲は譜面がDDRの譜面配置になっている点など、あまり力が入れられず、模索が続いている状態なのが現状である。
2015/07/15に一部店舗でオフラインでも稼動できるアップデートが行われ、2015/07/31を持って「J:A:A」で始まるソフトウェアバージョンのオンラインサービスが終了する流れとなった。
ただし「J:B:A」のソフトウェアバージョンでは引き続きオンライン稼動が可能だったが、こちらもオンラインサービスが2017/08/31までとなり終了となることが決まった。
キッズ向けの音楽ゲームでは成功しにくい、というレッテルからはこの機種でも結果的に脱却できなかったといえる。
「Ver,2」のゲーム要素としては以下の3要素が追加。
作品名 | 初出 |
ミライダガッキ -FutureTomTom- | 2013/06/20 |
ミライダガッキ -FutureTomTom-(Ver.2) | 2013/12/18 |
年齢層を意識して版権曲が中心となっているが、プレー回数を重ねるとコナミオリジナルの移植曲も解禁されていく。
解禁した楽曲は2人プレー時に伝導も可能。
若干ながら存在するコナミオリジナル曲は、移植曲が当初は隠し曲扱いとなっていたが、Ver.2で今まで登場した私立BEMANI学園以外の曲が常時プレイ可能になった。
2013年7月~9月にかけて、私立BEMANI学園の楽曲がプレイできるようになり、Endless Chainも条件を満たしてプレイできるようになった。
8月から本人歌唱の版権曲を導入、「モンスター列伝 オレカバトル」のテーマ曲・ボーカロイド系を導入し、低年齢層へのアピールを目的とした追加もされた。
それでも大きな影響を与えるにはいたらず、既存のBEMANIプレイヤーを取り込むためにVer.2ではひなビタ♪関連曲や人気の高い移植曲の追加、さらにジャケットを導入してプレイヤーへのアピールを与えるという路線転換が見られる。
2014年7月以降に収録されたDDRシリーズからの移植曲はしばらくの間、ディレクターがDDRでも大きく関わっているためか、DDRの譜面を再現した譜面が目立ち、悪く言えば手抜き譜面とも言われかねない。
レベルは10段階となっている。
判定の種類は最も良い判定から順に「ジャスト」「グレイト」「グッド」「アッ!」の4種類。
連打とポーズのノートは「グレイト」「グッド」が存在しない。
また、「アッ!」はリザルト画面では出てこない。
ミライダガッキ | ベーシック | スーパー | ウルトラ |
pop'n music | NORMAL | HYPER | EXTRA |
2014/06/25よりラピストリア稼動に合わせて、SunnyPark初出のつぎドカ!関連曲がダガッキに登場し、ラピストリア仕様のキャラクターのお面を選択してプレイできるようになった。
2013/xx/xxより、メグッポイドを使用した楽曲及びEXIT TUNESの版権曲や、そのキャラクターであるGUMIがポップンにも収録されることになった。
ポップンでの楽曲 | ミライダガッキでの曲名 | 備考 |
カプセルプリンセス | ふしぎなくすり いっきのみっくす / ゆうゆ | 全て既存曲のREMIX |
コンテンポラリーネイション2 | サヨナラ・ヘヴン(かめりあ's NEKOMATAelectroRMX) / かめりあ | |
撫子ロック | 凛として咲く花の如く スプーキィテルミィンミックス / マチゲリータ |
ポップンでのジャンル名(【】内)、曲名 アーティスト名 |
ミライダガッキでの初出 | ポップンに登場した作品 |
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