サーガ・アンダーソンは、フィンランドのゲーム会社レメディー・エンターテインメントの作品間で共有される世界観「RCU(レメディー・コネクテッド・ユニバース)」に登場するキャラクター。
- 演者
- マラ・マルミヴァーラ(Quantum Break)
- メラニー・リバード(Alan Wake Ⅱ)
- 登場作品
●目次
【概要】
スウェーデン人の血を引く黒人女性。カールのかかった髪をポニーテールにしている。1988年誕生。
2019年にFBI(連邦捜査局)に入局し、アレックス・ケイシーとペアを組んでいる。
夫のデビッド・ウッズ、娘のローガン共にバージニア州に住んでいる。
夫のデビッド・ウッズ、娘のローガン共にバージニア州に住んでいる。
アンダーソン一族の血を引くため「精神世界」と呼ばれる余剰次元を介して人間の心を読み取ったり、次元を超えて相手と会話したり、1度見聞きした情報を正確に管理し、整理する超能力を持つ。
また、変貌世界事象による現実改変が起きても「正しい」記憶を保つことができる。
また、変貌世界事象による現実改変が起きても「正しい」記憶を保つことができる。
また、ドアの一族の血を引くため異なる次元を超える力も持っている。
強い正義感を持つ反面、やや不謹慎で好奇心が強すぎる危うい面を持つ。
また、冗談やイタズラが好きで、よくケイシーをいじっていた。
また、冗談やイタズラが好きで、よくケイシーをいじっていた。
【精神世界】
ブライトフォールズにあるホテルの部屋を元に、各部署が融合したかのような外見の余剰次元。
サーガの記憶により形成されているが、同時に現実でもある空間。
サーガの記憶により形成されているが、同時に現実でもある空間。
☆プロファイリング
☆調査ボード
これまでに得た事件の手がかりを関連付けて整理できる。
☆マップ
1度見た地図を完璧に覚えておくことができる。
☆原稿
集めた原稿の内容を、一言一句完璧に覚えておける。
☆ラジオ
1度聴いたラジオ放送を精神世界で何度も再生できる。
☆テレビ
1度観たテレビ番組を精神世界で何度も再生できる。
ちなみに精神世界に置かれた「ルミビスタテレビ」は『ナイトスプリングス』にて次元を越える装置とされており、アラン・ウェイクの執筆部屋にもあるなど「精神世界」が文字通りの架空の世界ではないことを示している。
ちなみに精神世界に置かれた「ルミビスタテレビ」は『ナイトスプリングス』にて次元を越える装置とされており、アラン・ウェイクの執筆部屋にもあるなど「精神世界」が文字通りの架空の世界ではないことを示している。
☆武器のアップグレード
ウェイクの著書の紙片の文字を組み合わせて文章を作り、現実を変えることで武器を強化することができる。
そのためサーガの所持する銃はいつの間にかマガジンが伸びていた拳銃や敵を撃つと自分の傷が癒える散弾銃など超自然的なものになっていく。
そのためサーガの所持する銃はいつの間にかマガジンが伸びていた拳銃や敵を撃つと自分の傷が癒える散弾銃など超自然的なものになっていく。
なお、アップグレードに必要な紙片はアラン・ウェイクとミスター・スクラッチによる合作小説『リターン』の中で「ヒーロー」であるサーガを助ける「ランプおばさん」の役割を担ったローズ・マリーゴールドにより用意された。
紙片は「アレックス・ケイシーのランチボックス」の中に入れられた状態でコールドロンレイク近くの森、ブライトフォールズ、ウォータリーのあちこちに隠されていた。
紙片は「アレックス・ケイシーのランチボックス」の中に入れられた状態でコールドロンレイク近くの森、ブライトフォールズ、ウォータリーのあちこちに隠されていた。
光の存在の加護
懐中電灯を強く握ると光を強めることができ、強い光に包まれた「安全地帯」では傷が僅かに癒える。
【来歴】
本編以前
1988年にワシントン州ブライトフォールズで誕生し、1989年に母フレイヤに連れられてアンダーソン農場を去った。
「力」について母からは「単なる直感」だと教わり、自身の能力に疑問を抱くことなく育つ。
「力」について母からは「単なる直感」だと教わり、自身の能力に疑問を抱くことなく育つ。
やがてデビッド・ウッズと結婚し、娘ローガンをもうけ、バージニア州に定住する。
2019年にステイシー・マロウからFBI捜査官に認定され、先輩のアレックス・ケイシーと共に数々の事件を解決していった。
ケイシーが元妻ミランダと離婚して荒れていた時は、パーティーに彼を強引に誘って彼の心をすくった。
『Alan Wake Ⅱ』
リターン
2023年9月14日、ワシントン州コールドロンレイクで起きたロバート・ナイチンゲールの惨殺事件を調査しにケイシーと共に現場に行き、調査中に書かれている事が現実になるアラン・ウェイクの原稿を見つける。
そしてこれを機にアランとミスター・スクラッチの合作小説『リターン』が現実となる変貌世界事象に巻き込まれてしまう。
そしてこれを機にアランとミスター・スクラッチの合作小説『リターン』が現実となる変貌世界事象に巻き込まれてしまう。
その後、目撃者の証言から怪物を生み出しているのはカルト教団「樹木の教団」と断定し、保安官事務所で検死を行いナイチンゲールの胸から別の原稿を発見するが、その瞬間にナイチンゲールが闇に支配された者として復活し、襲撃を受け額に怪我をする。
光の存在の加護もありナイチンゲールを撃退する。
光の存在の加護もありナイチンゲールを撃退する。
その後、自身の身に起きたことを超常現象だと超速理解したケイシーと共に、原稿に従いコールドロンレイクへ行き、ナイチンゲールを追う。
原稿に従い儀式を執り行って並行世界のスレッショルドを開き、そこに潜伏するナイチンゲールを倒した。
原稿に従い儀式を執り行って並行世界のスレッショルドを開き、そこに潜伏するナイチンゲールを倒した。
同時にコールドロンレイクの岸辺に13年間行方不明だったアラン・ウェイクが現れ、彼を保護する。
ウェイクから彼の闇のドッペルゲンガーであるミスター・スクラッチ率いる闇の軍勢は現実を変えるパワーオブジェクト「クリッカー」を狙っていると知らされ、ホテルにウェイクとケイシーを残して原稿で「クリッカー」があると書かれている町ウォータリーに行く。
この辺りで「『リターン』の内容が現実に起きている並行世界」の侵食が酷くなり、「サーガは夫と上手くいかずにワシントン州ウォータリーのトレーラーパークにローガンと暮らすも、ローガンは湖で溺死し、サーガはFBIを休職した」という小説の内容がコールドロンレイク周辺地域限定で現実になってしまう。
物語の影響でサーガに妙に親しく接するトレーラーパークの管理人イルモ&ヤッコ・コスケラ兄弟から鍵の在処を教えてもらい、手に入れた鍵でトレーラーパークへ辿り着く。
トレーラーパークではトール&オーディン・アンダーソン兄弟と34年振りに再会するが、自身の出生について母から知らされていなかったため彼らもまた物語に操られていると勘違いしていた。
トレーラーパークではトール&オーディン・アンダーソン兄弟と34年振りに再会するが、自身の出生について母から知らされていなかったため彼らもまた物語に操られていると勘違いしていた。
その後、自身のトレーラーハウスで娘の死亡記事を見つけて戦慄し、現実を元に戻すには「クリッカー」が必要だと知る。
原稿に導かれて「樹木の教団」のアジトに辿り着き、そこでコスケラ兄弟の正体が教団のリーダー「グランドマスター」であることを知る。
アジトの地下に置かれていた「クリッカー」を手に入れようとするが、闇に支配されたマリガンとソーントンに奪われてしまう。
しかしサーガは原稿に従い儀式を行って並行世界のスレッショルドを開き、そこに潜伏したマリガンとソーントンを倒してクリッカーを手に入れた。
アジトの地下に置かれていた「クリッカー」を手に入れようとするが、闇に支配されたマリガンとソーントンに奪われてしまう。
しかしサーガは原稿に従い儀式を行って並行世界のスレッショルドを開き、そこに潜伏したマリガンとソーントンを倒してクリッカーを手に入れた。
その後、「クリッカー」の使い方を教えてもらうためブライトフォールズに戻るとウェイクがコスケラ兄弟に襲われていたため阻止するが、ウェイクの身柄はキラン・エステベス率いる「FBC(連邦操作局)」のレンジャー部隊に逮捕されてしまう。
更にトールから助けを求める電話がかかってきたため兄弟がいるヴァルハラ老人ホームへ行く。
更にトールから助けを求める電話がかかってきたため兄弟がいるヴァルハラ老人ホームへ行く。
原稿に従い儀式を行い、シンシアが潜伏する並行世界のスレッショルドを開き、シンシアを倒してオーディンを救出した。
助け出したオーディンから「クリッカー」を使うにはアートとそれを信じる者が必要で、更に物語を書き換えられるのはウェイクだけだと知らされる。
助け出したオーディンから「クリッカー」を使うにはアートとそれを信じる者が必要で、更に物語を書き換えられるのはウェイクだけだと知らされる。
FBCが臨時の拠点としたブライトフォールズ保安官事務所へ行くと、そこは既にミスター・スクラッチの襲撃を受けた後であり、エステベスとケイシー、留置所に入れられていたウェイクとコスケラ兄弟以外の全ての人間が惨殺されていた。
サーガがウェイクに「クリッカー」を渡そうとするが、その寸前でウェイクの正体がミスター・スクラッチだと判明。
ヤッコがスクラッチに殺されるもなんとか撃退する。
ヤッコがスクラッチに殺されるもなんとか撃退する。
その後、コスケラ兄弟率いる「樹木の教団」の正体が闇の軍勢に対抗する自警団──つまりは味方だと知り、生き残ったイルモに住民達の避難を託す。
また、ウェイクだと思っていた人物がスクラッチだったため、本物のウェイクはまだ闇の世界に囚われていると断定し、彼を救出するためにオールドゴッズオブアースガルズのアートの力と「クリッカー」でウェイクを地上に召喚しようと試みる。
果たして『ダーク オーシャン サモニング』の歌の力で召喚の儀式は成されたが、闇の世界と現実世界の時制が異なっており、前日にウェイクが岸辺に現れたのはたった今行った召喚の儀式によるものと判明する。
果たして『ダーク オーシャン サモニング』の歌の力で召喚の儀式は成されたが、闇の世界と現実世界の時制が異なっており、前日にウェイクが岸辺に現れたのはたった今行った召喚の儀式によるものと判明する。
つまり、ミスター・スクラッチの正体はウェイクのドッペルゲンガーではなく、闇の存在を宿したウェイクであった。
儀式を終えた今、もはや用済みとばかりにスクラッチがサーガに襲いかかる。
サーガはスクラッチと死闘を繰り広げて追い詰めるも、「闇の存在」はウェイクの身体からケイシーに乗り移り、新たなスクラッチとなったケイシーはクリッカーを奪ってサーガを闇の世界に投げ込んだ。
サーガはスクラッチと死闘を繰り広げて追い詰めるも、「闇の存在」はウェイクの身体からケイシーに乗り移り、新たなスクラッチとなったケイシーはクリッカーを奪ってサーガを闇の世界に投げ込んだ。
闇の世界に投げ込まれたサーガは精神世界で自身の破滅的なドッペルゲンガーに苦しめられるがなんとか正気を取り戻す。
闇の世界のニューヨークではティム・ブレーカーからミスター・ドアに関する原稿を受け取り、ドア一族の次元の超え方を学んで闇の世界の別の場所に移動する。
そして闇の世界で人々を助ける存在になっていたウェイクの妻アリス・ウェイクから「光の弾丸」とスクラッチから奪った「クリッカー」を託される。
そして闇の世界で人々を助ける存在になっていたウェイクの妻アリス・ウェイクから「光の弾丸」とスクラッチから奪った「クリッカー」を託される。
そして精神世界でウェイクとやり取りして『リターン』の新たな結末のアイディアを与え、アーティが作ったスレッショルドを超えてヴァルハラ老人ホームの屋根裏部屋にある執筆部屋に辿り着き、ウェイクと再会する。
そしてウェイクから新たな原稿を渡され、遂にスクラッチと対峙する。
「クリッカー」を使うとケイシーの身体から闇の存在が抜け出して再度ウェイクに乗り移るが、サーガはウェイクの眉間を光の弾で撃ち抜き、スクラッチを倒す。
「クリッカー」を使うとケイシーの身体から闇の存在が抜け出して再度ウェイクに乗り移るが、サーガはウェイクの眉間を光の弾で撃ち抜き、スクラッチを倒す。
しかしミスター・スクラッチにより時間が巻き戻されブライトフォールズに来た時まで戻される。
最後の草稿(2週目)
闇の世界を脱出する直前、アンダーソン兄弟と最後のお別れをする。
その後、再び光の弾丸でスクラッチを撃ち抜くが、ウェイクはこれにより死ぬのではなく知識の松明を得たことで「数多の世界の主」へと覚醒し、スクラッチは完全に滅びた。
また、ローガンの生存も確認され、変貌世界事象は完全に収束された。
【別のサーガ】
闇の世界に囚われたサーガの精神世界に現れた、破滅的なドッペルゲンガー。
調査ボードを自虐的な情報で埋めつくそうとし、プロファイリングではひたすら自虐的なことを述べる。
調査ボードを自虐的な情報で埋めつくそうとし、プロファイリングではひたすら自虐的なことを述べる。
しかし心を照らすライトによって自分を見つめ直し勇気を貰ったサーガは弱い自分を受け入れた上でそれでも娘とケイシーのために戦う決意をする。
最後にはサーガに説得され、出口の扉を開いた。
なお、類似した存在としてインセイン・アランがいる。
【余談】
- サーガは北欧神話の女神の一体である。
- なお、『Quantum Break』の作中作『リターン』ではサーガを白人女性が演じていたが『Alan Wake Ⅱ』では黒人になっている。しかしこれは父親の正体を示唆するほか、父親が物語に介入する動機にもなっており、真っ当に意味のある人種変更となっている。