ラクレイジ->ほう…(「何だ…これは…
JD->(白いドレスが、赤く、染まる
JD->(一言で発現しているのは、一見同じ系統の魔術……
JD->(しかし、それらは幻惑であり、変化であり、攻勢魔法である
JD-> … (ゆらり
JD->(両足が地につく しかし顔は上がらない
ラクレイジ->気でも、狂ったか?
JD->(トン、と 上から糸で吊るされてるかのような挙動で
JD->(ラクレイジの上を飛び越え、鎌の元に降り立つ
ラクレイジ->馬鹿な―(振り向く
JD->(流れ出た血が、鎌に触れると、鎌が独りでに手に吸い付く
JD->──(そして、赤い少女が、振り向く
ラクレイジ->感覚―(「いや、違う、コレは既に人間の感覚などでは無い
ラクレイジ->―移植(まるで人形…
JD->(なんの予備動作もなく、鎌を構え…疾風の如くラクレイジに駆ける
ラクレイジ->(JDの両足の感覚を無に、両脚の感覚を背中と共有
JD->(──踏み込みに淀みはなく
JD->(──向けられた瞳は、虚ろで
JD->(──振り上げられた鎌には、殺意が無い
ラクレイジ->この"名無し"がッ(槍を発現し、鎌と打ち合う
JD->(ガッ…と跳ね上げられた鎌が、縦横無尽にラクレイジへと飛来
JD->(右腕がひっきりなしに動き、両足はラクレイジを追い詰めんと踏み込む
ラクレイジ->(―鋭感の境地―
ラクレイジ->―(「鎌は上部、右腕は問題ない、足は…攻撃、いや移動?
ラクレイジ->クッ(槍を振り上げ、鎌を弾き
ラクレイジ->(二歩下がる
JD->(二歩下がったところに、一歩…二歩目は、軽く跳び上がり
JD->(槍の防御を回り込むように…鎌の刃が、踊り狂う
ラクレイジ->(―鋭感の―いや、地に重さを感じないッ
ラクレイジ->(槍に右腕を裂かれる
ラクレイジ->交感の、境地!(裂かれた部位の痛覚をJDの右目に移植
JD->(──)……(──意識が、少し、戻る)
JD->──(するりと距離を取ると)──まだ、死んで、ないか
ラクレイジ->、(後ろに飛んで離れる
JD->(“ち”──“<血>”──降りかかった血が、浅く明滅する
JD->(その血が体を操り、術者を殺戮ドールへと変貌させる…呪術
JD->ひひ…さっさと…堕ちな(カク…と、首が前に倒れ
ラクレイジ->…(「人形だと…感覚が無きゃ移植―
JD->(踊るような足取り 舞台の上に立った役者
ラクレイジ->…(「いや、うろたえるな、動揺は敵だ…
JD->(演じるのは、殺戮という演目 さぁ、舞おう
JD->(『
華やか、に、ダンス、マカブル』
ラクレイジ->…(「確かに正体を知られ、感覚移植を半分封じられ、鋭感の境地でも予測できない敵…
JD->──(再び、空を裂く連撃がラクレイジに放たれる
ラクレイジ->…(「それでも私はまだ、負けてはいないのだッ
ラクレイジ->フッ(合わせて飛び
ラクレイジ->堕ち果てろッ!(体を狙い槍を振り下ろす
JD->(鎌の刃で防ぎ…パキ、と乾いた音と共に折れる
JD->(くの字に折れる体
ラクレイジ->感覚移植、(―槍の衝撃を背中中央に―
JD->(嫌な音と共に、何かが折れる音 ──しかし、踏みとどまり
ラクレイジ->(着地し
JD->(柄だけになったそれを、ラクレイジの肩に叩きつける
ラクレイジ->遂せ果てろッ!(一歩踏み込み、横薙ぎ
ラクレイジ->(肩に叩きつけらるが、無理やり薙ぐ
JD->(吹き飛び ──その際に、肩をゴリッと“柄が”切り裂いていく
ラクレイジ->(削げ落ちる肉片にも表情を変えず
JD->(遠くまで玉のように飛び、仰向けに落ちる
JD->(──呪術効力終了 再起
ラクレイジ->…(「そっちが人形なら、こちらも痛みを必要としないでいい…
ラクレイジ->(―無感の境地―
JD->…… そ (<蘇> 覚めると同時に、傷だけ塞ぐ
JD->……これは、まずい、ねぇ……(上半身を起こし、ラクレイジを見遣る
ラクレイジ->(槍を消し、JDを睨む
JD->(……呪術での攻撃を防ぎ切った……手強い
JD->……、…(血を大量に消費した呪術は、その後の戦闘を困難とさせる
ラクレイジ->(足元には削げた肉片が転がり、肩から流れる血が池のように溜まっていく
JD->──(ダメージは与えた…しかし、呪術以外では、攻撃が困難……
JD->(──もう一度か?馬鹿だね、もう一度やったら発動前に死んでしまう
ラクレイジ->フッ、(槍を左手に具現化し
ラクレイジ->どうした人形? ぜんまいが切れたか?(具現の光を見た後、槍を再び消す
JD->──……ひひ、だったら、巻き…なおして、くれる…かい?
ラクレイジ->あぁ…私にはソレが可能だ…(笑みを浮かべてJDを見る
JD->……撤回。あんたに…は、頼まな…い(震える足で立ち上がり、右手をラクレイジへ
JD->あんたの、力は、よく…わかった。
ラクレイジ->光栄だな、
JD->呪術で…倒せ、ないとは、ね。あたいの、倍を、生きてる…だけ、ある。
JD->(──賞金がかかっていること、こいつが外道であること
JD->(それよりも何よりも、──こいつを倒して、次へ進む
JD->まだまだ、あたいも、弱い…ねぇ。
ラクレイジ->自分の限界を知るもまた良し…
ラクレイジ->力に年は関係ない…運命に導かれるか、引きずられるか…それだけの事…
JD->へぇ、まともな、ことを、言うねぇ……
ラクレイジ->私は常にマトモだが?(笑い、右手に槍を具現化
JD->──(乾いた血で赤黒くなったドレスの裾を摘み、お辞儀
JD->ひひ、──ま、面白…かった。次は、あんたを、超えて、くる。
ラクレイジ->なに―…
JD-> ご (<痺> ひ →<疲>
JD->(毒の効果時間分…急激に体力を奪う
JD->(それは、逃げのための一手
ラクレイジ->ッぬ(体がぐらつき、槍を落とす
JD->じゃあ、ね。“人売り”、さん(赤い少女はスカートを翻し、喫茶の広場を歩いていく
ラクレイジ->次はその身を奪うぞ…(ぐらつきながら
JD->ひひ、やって…みな(──その呟きを最後に、JDは夜に消えた
JD->(──── 戦闘 終了 ────